気づかなかった
色んなことが積み重なり、どんどん病気も重くなる。
ここ数年離婚の文字が頭をめぐり続けている、離れたいのか離れたくないのかと言われれば、間違いなく離れたいだろう。
けれど私にはやはり帰る場所がない、帰る場所ってとても大事なんだなと思う。
一から立て直すには、もう精神が擦り切れてしまってどうしようもない、何度か別れると伝えたが相手にもして貰えない、私は今幸せなんだろうか?
私達の出会いは、あるオンラインゲームが始まりだった。
そこで出会った男女関係なく顔を合わせたことはないが、やメールでやり取りが続いている。
■■は会いに来ると言っていたがとても遠方に住んでいたので、本気で来ることなどないだろうと悠長に構えていたところに現れた。
見た目はちゃらちゃらしているという言葉がぴったりなほど、ちゃらちゃらしていたが中身はゲームの世界の通りで、とても話しやすかった。
私達はそれまでいたオンラインの世界にいるように接した。
帰っていった後、私は正式に■■と交際をすることになった。
それから一年経ったか経たないか、その頃に私は母を亡くした、喪主だったので泣きたくても泣けなかった、心が壊れそうなその日■■は言った。
一ヶ月ほどこっちに遊びに来ないかと。
私は二つ返事で航空券を手にし、■■の元に行った。
なぜあの時気づけなかったんだろう、母の葬式に来なかった■■を。




