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学年のマドンナの彼氏になったら大学生活も共に過ごすことになった  作者: 136君
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広くなった部屋①

 最近は随分日が長くなってきて、バイトが終わって帰るこの時間も、まだ空に赤みが残っている。


「ただいまぁ」


部屋に帰ってきて、靴を脱ぐ。そしてダイニングに置いてあるクッションに横になった。


 ここに1人で住むようになってから1ヵ月と少し。少しずつこの生活にも慣れてきて、それなりに満喫もしている。けど、バイトから帰って来た時の「おかえり」がないのは少し辛い。


「こんな感じなら、一昨日頼んどいたらよかったかな。」


久しぶりに会った一昨日も、結局いつもの感じになってしまって、満たされたところはあったけれど、その反動がきている。


 そんな感じでも動かないといけない。帰ってきてご飯が作られてるなんてこともなくなったし、働いた私の身体を癒すためにも風呂に入らないと。


「よいしょっと……」


立ち上がって、風呂を入れる。その間に今日の服とかを洗濯機の中に入れて、鏡の前に立つ。前までは久志にしょっちゅう見せていたけど、今は誰にも見せなくなった体。きっと今度、久志が映画を見に来るときに見せることになる。


「太って……ないよね?うん。大丈夫。あとで体重計にも乗っとこ。」


見た目は問題ない。数字にするのは少し怖いけど、久志の前では少しくらいいい格好をしたい。そういうもんだ。


 湯船にお湯が溜まって、かけ湯をしてから浸かる。


「あああ~っ」


気持ちいい。誰もいないからこんな声も出せる。


 風呂から上がって、スキンケアとか諸々をする。髪を乾かして、ケアも忘れない。でも、そうだな。晩ご飯作るの、めんどくさいな。


「こういう時、久志ってどうしてたっけ?」


そんなときに思い出すのは久志が作ってくれてた料理。私は手抜きも凝ったのも作っていたけど、久志はほとんど簡単なものしか作らない。簡単に作れて、そして美味しいのを作ってくれていた。


 そして思い出したのはパスタの簡単な手抜きの仕方。量もあって、カロリーは……いいや。疲れてるし。そして、簡単に作れる。そしてそのソースにしていたのは、あった。お茶漬け海苔だ。


 もともとは松茸のお吸い物を使って作っていた。けど、断然こっちの方が安いってことで、お茶漬け海苔にシフトしたって感じだ。


 鍋に水と塩を入れて、沸かす。パスタは100g。もうちょい食べたいところだけど、これは足掻きだ。そして沸いたらパスタを茹でる。その待ち時間、7分の間に洗い物とかを済ませて、茹で上がりを待つ。


 タイマーが鳴る。懐かしい、こっちに来て初日に2人で食べに行った天一で貰ったタイマーだ。パスタを皿に盛って、その上からお茶漬け海苔をかける。これで完成。久志がよく作っていたのも分かるな。

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