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俺の妹が優秀過ぎる件  作者: たけたけ
第3話 妹は兄を女装させてバスケの試合に出したいそうです
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2回目の、よし絶対勝つぞ。良い思い出にしてやろうぜ【よしボッコボコにするぞ。最悪なトラウマ植つけてやろうぜ】

2回目の、よし絶対勝つぞ。良い思い出にしてやろうぜ【よしボッコボコにするぞ。最悪なトラウマ植つけてやろうぜ】




 色々あって、6月中旬。卒部式試合当日、体育館前。

  「お待たせ~~」

  「お、来たね」

 体育館前に集合と決めていたが、先に光美、奈那、美春が着いていたようだ。こっちは美春、竹田、咲、翔流……ゆめで先に合流して、今集合場所に着いた。

  「はいこちら、翔流改め、ゆめちゃんです」

  「どっどうも」

  「「……だれ?」」

  「翔流だよ! 美春の兄!」

 裏声で挨拶したゆめに、桃谷姉妹は、「だれ?」となった。無理も無い、何も知らなければ普通の女の子にしか見えないのだから。

  「わーー、本当に女の子にしか見えないわね」

  「美春ちゃんにも似てるし」

 あいからわず奈那はふわふわして、光美はロリだった。本当に姉妹?

  「にしてもゆめちゃん、今日はショートカットなんだね」

  「私が今回のために買ってきました」

 前回(2話)は、ロングのかつらだったが、今回は運動をするので、邪魔にならないために、わざわざ美春がショートカットのかつらを買ってきたのだ。……ロングで髪を結べば良くね? お団子ヘアとかにすればいいじゃんと思ったが、買ってきてしまった物は仕方ないので付けることにした。

  「しかも今回は運動しても、まったくはずれない仕様になっています」

  「そこはありがたい」

 今回は仕組みは分からないが、かつらが外れない仕様になってるらしい。どうゆう仕様なんどろう。

  「暑いから体育館入ろうよ」

  「まじで声と口調まで女子じゃん」

 竹田が驚いて、関心? していると同時に見事な演技に桃谷兄妹は感心した。

  「おに……ゆめちゃんの言うとおり、暑いから体育館入ろうよ」

  「「「さんせーい」」」

 美春の意見に、他の女子3人は賛成した。流石俺の妹、リーダーシップがある。

  「その前に……その、円陣組まない?」

  「……何言ってんの竹田?」

  「「「?」」」

 竹田の申し出に、咲が「何言ってんの?」と言って、女性陣(1人男)4人が疑問符を浮かべる。

  「……あぁ、竹田? お前まさか」

  「? ゆめちゃん、分かったの?」

  「ただのオタクの宿命だ、早く行こうぜ」

 若干翔流が出ていたゆめだが、竹田がやりたがっているのが分かった。この前竹田と咲が呼んでいたバスケのスポーツ系ラノベで、春の市大会予選で、会場の体育館前にて部員が円陣を組むと言うまあまあの名シーンだ。それを今竹田はやりたいのだろう。まあ現実でも円陣を組むが、普通は試合前だ。それに外で円陣を組むと人目着くし、名シーンにもならない、けど夢と希望を抱いてやろうとする。これがオタクの宿命だ。

  「まあ円陣だけなら良いんじゃない?」

 成美がそう言って、他の3人も同意。そして女子5人(1人男)が肩を組む。もちろん野郎二人は蚊帳の外だ。

  「よし。私達は今まで練習をしてきた」

  「……お兄ノリノリじゃん」

  「オタクとして降られたイベントは回収しないといけないんだ」

 ノリノリのゆめに、ジト目を向ける美春。それでもゆめは言葉を続ける。

  「そして……えーーと、まあ……絶対勝つぞ!」

  「「おーー!!!」」

  「お~~」

  「……お兄」

 すげえグダグダなかけ声に笑顔で「おーー!!!」と言ってくれた桃谷姉妹。ちょっと遅れて成美が言う。そして美春はグダグダな兄にジト目を向けた。

  「ゆめ、あれ言えば良かったのに」

  「あれって?」

  「よし絶対勝つぞ。良い思い出にしてやろうぜ【よしボッコボコにするぞ。最悪なトラウマ植つけてやろうぜ】」

  「なにそれ? なんか副音声が聞こえた気がする」

 竹田の謎のセリフにゆめは疑問符を浮かべた。

  「まあいいや、それ言おう…よし絶対勝つぞ。良い思い出にしてやろうぜ【よしボッコボコにするぞ。最悪なトラウマ植つけてやろうぜ】」

  「……竹田先輩に言われなかったらかっこよかったのにな~~」

  「うるさいぞ妹」

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