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Chapter 6: Mr. Teacher

ブルーの最初の授業が、この朝から始まった。かつて教室の後ろで響いていた話し声は、若い教師が黒板に最初の言葉を書き始めると、少しずつ小さくなっていった。


何人かの生徒は身を乗り出し、黒板から目を離さなかった。


もともと、多くの生徒は映画の授業など、難しくて理解しにくい選択科目の一つにすぎないと思っていた。けれど、彼の分かりやすく飾らない教え方によって、ノートをめくる音が次第に整然と響き始め、何本もの鉛筆が黒板に書かれた文章を追うように動き出した。


女校長は廊下をゆっくり歩いてきた。そして教室の前で足を止めると、窓ガラス越しにブルーと生徒たちを見つめた。


彼女の口元が、ほんのわずかに上がった。 まるで、心の中にあった何かが、ようやくほどけたかのように。


だが、そのとき――前方から足音が近づいてきた。 彼女が顔を上げると、その表情がわずかに変わった。


「あら……スキンじゃないの」


スキンが姿を現した。 今日は茶色を基調とした服装で、波打つようなくせ毛は少し乱れている。いつになく気楽な雰囲気を漂わせながら、Year 7Bの教室の前へ、不機嫌そうな顔でまっすぐ歩いてきた。


「こんなところで、どうしたの?」 校長が尋ねる。


スキンは眼鏡をかけていない目で、なおも教室の中をまっすぐ見つめていた。 その眼差しは険しく、呼吸も知らず知らずのうちに深く、重くなっていた……。


「ジョアンのやつが、ここにいるからですよ」 彼は苛立ったような声で言った。


校長は、呆れたような、困ったような目でスキンを見た。 けれど、彼女自身がジョアンの面倒を完全にスキンへ任せている以上、口を挟むこともできなかった。


しかし、教室の中央に座っているジョアンへ目を向けてみると――少年は分厚い本を持ち上げ、頬の横に立てていた。 教室の外にいる者たちの視線を避けるため、いかにも真面目に授業を受けているかのように、顔を伏せている。


校長は少し驚いた。 そして、疲れたように、もう一度スキンへ視線を戻した……。


そのとき、教室の扉が開いた。 ブルーが姿を現す。


「こんにちは、校長先生……スキン先生」


スキンは頷いて応えた。 その表情は、いつもよりもさらに無表情だった。


「こんにちは」 校長は、かすかに微笑んだ。


「どうやら、授業は順調みたいね」


「ありがとうございます」


「それなら、もしよかったら、この子たち――小学校を卒業して、これから中学校へ上がったばかりの子たちに、少し挨拶してあげてくれないかしら」


ブルーは、わずかに頭を下げた。


「ああ……どうぞ」


教室の中の話し声が、少しずつ静かになっていった。 茶色を基調とした服装の男が、扉の前に姿を現したからだ。


何人もの生徒が顔を上げる。 そして、その目がわずかに見開かれた。


「スキン先生……!」


教室の隅から、一つの声が上がった。 それに続くように、いくつもの声が重なる。


「スキン先生が来た」


「先生!」


「先生、久しぶりです!」


何人かの生徒は、思わず席から立ち上がっていた。 その顔には、笑みが浮かんでいる。


それは、先生に会った生徒の笑顔ではなかった。


家族の一人が帰ってきたのを見つけた――


そんな子どもの笑顔だった。

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