【物乞姫連載版】ルヴァラン皇国物語

９歳の皇女アルティリアが、兄皇子共にフェルマーレ国を訪れ、親善のための夜会が催される。その夜、アルティリアが見たものは、大の大人の女性が下位の令嬢から髪飾りをねだっている姿。

けれど……

「わたくしの年齢の2倍もある方が小さな子供のように“おねだり”なんてなさるのでしょうか？」

ならば、あれは

「物乞い？」

宗主国ルヴァラン皇国の姫君アルティリアが「奪う妹」と「毒親」を社会的に潰します。

これは物語の始まり。

大陸の中央に位置するルヴァラン皇国。
巨大にして、強大なルヴァラン。
大陸の覇者ーー

皇帝アレクサンドロスは夜な夜な市井に遊びに繰り出す不良中年。※孫もいる。
黒き獅子と恐れられる長男皇太子ジークフリードは実は子煩悩（？）
次男の第二皇子はアルティリア限定でシスコンが全開。
そんな彼等をピシャリとシメる皇后フローリィーゼ。

そして末姫アルティリア。

シスコン兄皇子と一緒に出向いた国で、外交のついでにザマアしたり。カフェでお茶をしていたら、浮気男が浮気相手を連れて、元婚約者へ復縁を迫る現場に遭遇したりと、忙しい毎日を送る日々。

１０歳になると、熱烈忠誠を誓うイケメン護衛騎士もできました。本人曰く「ロリコンじゃない、忠誠心だ」らしいけど、とにかく実力はトップレベル。

奪う妹や、自己中な浮気男に、頭がお花畑の浮気相手、婚約破棄王子、などなど。お話ごとにざまあされる相手は様々。

短編「物乞姫」のアルティリアをメインとした物語です。一話目は物乞姫となっています。

※他作品の国が登場する可能性がありますが、読んでなくても分かるようになっています。
※気楽に楽しんで欲しい。