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第一章6話 モンスター退治

今回今までと違ってちょっと長いです

 それにしても魔法って使いようによってはホント便利なのな、純水作るのもあまり苦労しなかったし薄い膜で覆って貰ってるのにちょっと冷たいが体は濡れない。


 イメージ雨がっぱでも想像してもらえればいいだろうただ顔も完全に覆ってるからかっぱとちょっと違うが


「これがあったら雨に濡れないんじゃ?」


「まあそうなるねただ雨しのぎのために使うにしては少々コストが高いけどね」


 今回は雷予防にと言う事で作って貰ったのだ、それに探す間ずっと濡れてる訳にもいかない、探知系の魔法で探せるのは大雑把だこれは隠密は使っていても探知系は使う機会があまりなかったから練度が上がって無いせいだろう。

「お!? アレじゃね?」


 大雑把でも位置が分かってるからか探すのにはそれ程苦労しなかった


「見つけたことだし移動する前にちゃっちゃと準備の確認して奇襲しましょうか」


 決戦前に準備確認怠って敗北なんて洒落にならんしな


「準備も終わったし行こうか基本俺たちは遠距離組でいいんだろ?」


「それはね、近距離組に行っても邪魔にしかならないだろうしね」


 それいったら戦場に赴く意味すらなくなってる気がするが


「近距離隊の司令官ビッツ君に、副司令官をギャロ君にお願いするよ。遠距離隊は私が指示する副指令はエンヴァ君にお願いしよう」


「了解です」


「うっすちゃんと遂行して見せます」


「かしこまりぃ」


 流石にこれだけいると個性豊かだなで、今さらな疑問だが俺たち何しに行くんだ?


「なぁ俺たちって行く必要あんのか? 何しに行くか良く分かんねんだが」

「肉壁?」


「いやいや壁にすらなんねえぞ」


 防御力があれ場まだしも俺なんか一発で終わると思うぞ


「冗談だけどもね、立案者なんだしいいんじゃ?」


 はぐらかすつもりなのか?


「答える気がねぇのな」


「今のも理由の一つだよ立案者が高みの見物なんて兵の士気が下がってしまう、後二つ雄也の方は機転が利きそうだと思ったから、もう一つローリェさんの方は来るなと言っても来そうな雰囲気だったんでね、無暗に突っ込まれるより目の届くところに居てもらった方が安心も出来るしこちらの連携が崩れる危険も少なくなる」


 確かに今のは一理あるいつものローリェらしからぬ反応が多い何かローリェの過去を知ってるのか?話し合いが終わった時にも何かつぶやいてた気がするし、いや気になることはあるがそれはこの戦いが終わってからでいい。


「あんまりのんびりもしてられないね、奇襲がばれたら勿体無いしねじゃそろそろ行くよ」


 キャメロの号令でみんな方々に散らばっていった後は所定の位置に付くのを見計らってこちらが先制攻撃、魔法部隊が先制は良くないって? ヘイトが集まると面倒になると、だが初めの奇襲は大技決めて後は近接に任せヘイト管理をするこれならうまく決まれば嵌めれるかも


「生命の源母なる大地、あなた様のお力をほんの少しでもお借り出来るこの身に余る光栄。あなたのお力で敵を砕け、大地の鉄槌」


 呪文みたいなの唱えてる途中に大地がめくれ上がって土の金づちみたいなのができたが、デカさの桁が違うこの金づちみたいなのが当たる直前、風を切るような音か聞こえたかと思うと土の金づちが当たった場所には……


「なにも居ない?」


 先ほどまで居たはずのモンスターが見る影もない


「ま、まさか今の一発で終わったのか?」


「ハイ、フラグ回収」


 誰かが完全フラグ言った瞬間そいつは姿を現した


「何だこりゃ」


 雷を扱うで俺が真っ先に思ったのは幻獣の麒麟だゲームに出てくるフルフルも思い浮かぶが両方ゲームって事だろう、頭は蝙蝠胴体はチーターに翼が片翼しか無い尻尾は蛇戦うのがバカらしくなるような怪物まさにモンスターあの速さはチーターの足か? ……ただ救いなのは思ったほど大きくないことくらいだ全長でも馬くらいしかない


「初見殺しとはまさにこの事か?」


「なにやってる!惚けてる暇はないぞ!」


 叱責してくるのはキャメロだのそ後に、「全軍攻撃ー」と掛け声をかけてる流石ギルド長と言うべきか


「遠距離隊第二は準備」こちらではキャメロが指示を出し前衛はビッツが「ひるむなー」と突貫してる。


 このギルドは指揮官自ら先頭に立ち兵を鼓舞する良いギルドだ、だが一歩間違えれば大将がとられて終わってしますそれをわかってるだろうに何故?そんなことを考えてるうちにも戦闘は続き


「回復兵は負傷者の治癒を」「詠終わったものから撃てー」「単独で突っ込むな!」「このしっぽ噛んできやがる!?」「こいつ足早いぞ」「視界悪いはずなのに何故躱せる」などと言う指示や情報交換? などが飛び交ってる中雄也とローリェはと言うと


「クッ」


 ローリェは歯がゆそうに唇をかみ

「……」


 雄也は唖然としているだけじゃない、いやあいつら何であんな化け物に向かえるという憧憬、逆にバカだろという侮蔑、俺も何かせねばと自尊心、いろんなものが無い混ぜになりながらちゃんと見ようと戦闘を目に焼き付けんばかりに、瞬きも惜しいといわんばかりに見ていたそんな時ふと気になったことがある、こちらの被害だ。


「後衛の被害はなしと言っていいほど前衛は余裕はないが持ちこたえてる」


 なんだかんだ言いながら持ちこたえてるのだ、相手の被害は


「今現状膠着状態かこのままいくとこっちが押されそうだな」


 そう何か打開策ちょっとは助けになってくれる何かを考えないとこのままだとじり貧になる、が今から魔法の種類を変えるにしても何が聞くか分からないのは変わらないなら雷や嵐を呼ぶということで、雷に対抗して地で攻撃して見る方がいくらかいい、


「後衛の攻撃手段の変更もあまり意味がないというか、逆効果になりかねない」


 なら、前衛か? 前衛で替えれるとこなんてない元々前衛は殴ったり斬ったりといった物理攻撃メイン、何かないかゲーム知識は、嫌俺が小説書くときにこうしたら何かでもいい何か、


「ゲームなら罠に嵌める」


 だが今は罠を張る時間が無いから用意すらしてないなら他に何をする


「あんまゲームしてないからどんなことしたらいいか分からん」


したとしてもぼっちプレイじゃ無ければ殴ってたら大体勝てたかな、無駄な事考えずに何か策


「あの尻尾って勝手に動いてるように見えるけど規則性あるのかな?」


 ふと横からの声に反応するとローリェが


「今も規則性があるように動いてるけど実際は意識があるとか?」


 そんなローリェの呟きに耳を傾け目は尻尾を睨んでみる


「……確かに妙に規則正しく動いてる気がするな」


 言われてみないときずかないが、気づいていたらはっきりと分かるあれは規則正しすぎる。ゲームなら規則性を割り出して次の攻撃え繋げるがこれは現実だ……あれこれって夢じゃなかったけ?それはあとだ。


「ならあいつは意識して攻撃にパターンを作ってるのか何故? いやそんなの決まってるパターンがあると気づけば次が読みやすいならそこを攻撃すればいい」


 そう結論至ったとき「次の尻尾攻撃の後隙が生まれるぞ」と掛け声が上がるのは同時だった


 「ダメだそいつは罠だ」掛け声を聞いてからとっさに叫んだが遅かった。


 がぶッ尻尾に攻撃しに行った奴が噛まれた、この攻撃は最初の情報の投げ合いの時に誰かが叫んでたものだ、向こうは戦いに集中して聞こえてなかったのか忘れていたのか分からないが


「何のために俺はここでぼぉーっと見てんだこういうときに為じゃないのか?」


 いやこれは自意識過剰かもしれないが、ここでのんびり見てるより自分に出来る何かをした方が良いと思ってみていたなのに、気づけたはずのそれに気づけずに仲間を負傷させた


「クソックソッ」


 今自分をせめて楽になっても仕方がないたしかに自分を責めたら今は楽になれるが後悔はあとだそうしないとまた傷を負う仲間が増える


「尻尾の噛み付きこれは気づけた攻撃だ他にも何かないか?」


 今までの情報で何か役立つもの、あいつが初撃を躱せたのは何故だ? 足が速かったと仮定した実際、足が速いというやつも居たなら部位の能力を引き継いでる可能性があるんじゃ?


 足が速いだけで奇襲に気づけるか?


「いや普通に考えたら足が早くても気づくのが遅かったら躱せない」

 

となるとあいつの頭は蝙蝠だな?なら超音波の反動なんかで位置が分かるんじゃ?


「おそらくこっちの奇襲はばれてた」皆に動揺させない様かつキャメロに聞こえるように言うと


「少し任せる」と言い残してこちらにやって来る


「どういう意味か説明してもらっても?」


「おそらくあいつは蝙蝠の能力を使ってこっちの位置を把握してたんだと思うじゃないと、足が速いだけで奇襲を防げるとは思えない」


「……確かにそう考えた方が奇襲を避けた説明がつきやすいならあの尻尾はなんだい? 意志があるみたいに動くあれは?」


「おそらくあれは蛇が生えてると思ったらいいんじゃないかなだから頭胴体は意志が一つでも尻尾だけ別の意思によって動かされてるだからおそらく」


「うわー」「く苦し」「回復を!」苦しみはじめたのは初めに噛まれたと思われる兵士たち


「見てのとおり毒もあったってわけだ」


「なぜもっと早く!!」言って途中で逆切れ、八つ当たりだと自分で理解したのだろう

「すまない君のおかげで突破口が開けるかもしれないことに感謝こそすれ怒りをぶつけるなど」


「いやいいさそれは俺も思うもっと早くきずいてれば被害を減らせたのではと」


 そう実際気づけたおかげで今後の被害は減るだろう、だが現状出てしまってる被害を減らすことは出来ない


「やはり君を連れてきて正解だったよ」


 買い被られてたもんだローリェの呟きが無ければ気づかなかったかもしれないのに、


「今後の作戦としてはどうしたらいいと思う?」


「推測ばかりで悪いがおそらくあのモンスターは負傷していた、じゃ無ければ均衡を保つなんて無理だったと思う」


 そう実際手傷を負ってたと考えた方がつじつまが合う。


「でまずはその手傷を増やすか抉るどちらかを提案する増やすなら翼か尻尾」


 ……少しの間考えたキャメロは


「尻尾を切ろう毒があれば今後厄介だそれに意志が二つと一つではやりにくさも違う」


 この辺りは頭張ってるだけあって判断が早い俺の意見とも同じだし


「じゃ方針は決まったしその旨伝えてくれや、また気づいたことあればまた呼ぶよ」


「そうだね、被害を減らすためにも早く方針の変更を伝えてくるよ」


 そう言って持ち場に戻ったキャメロ戻るなり「方針の変更を伝える尻尾を切り落とすことを視野に入れ

て攻撃すべし」と大声で言ってのけ、それに異を唱えることなく「今の持ち場で尻尾に攻撃できるやつは

そっちに、無理な奴はそのまま現状維持」と言う返答で帰ってきた


「統率の取れた頭の意見に異を唱えない良いチームだな」


 異を唱えることは悪いことじゃない頭が間違ってたら周りが止めなければならないからだ、だが戦闘になれば頭の意見を聞けない様ではばらけてしまって各個撃破されてしまう。


「自軍の分析より敵の分析優先だな」


 尻尾の毒でやられて戦線復帰できない連中が出て、その上尻尾切りだこれは骨だろうと思ってたら


「一時攻撃魔法やめぇ、阻害魔法に変更!」


 !? 阻害? デバフがあるのか! と思い食い入るように見た感じデバフじゃ無く応用みたいだ、蔦や草を絡めて移動の阻害をしているだけのようだ、でもこれで幾分か楽になったはずだ。


「何で阻害なんて良いもん最初に使わなかったんだよ?」


 とびっくりのあまり叫んでしまい


「いや流石に最初から使ってたら相手も余力があるし効果が少なかっただろう」


 てな具合にキャメロを呼び寄せてしまった。確かに傷を負っててこの人数と接戦だったんだ、余力のある時に使うのは躊躇われると言うものか


「良し今だー尻尾付近のやつは尻尾に他のやつは注意を引きながら攻撃の手を緩めるな!」「うおー」「この尻尾できる!?」「こっちも忘れんじゃねー」など掛け声が上がり、阻害魔法が切れるその時。  元々尻尾に攻撃もしてたのもあり尻尾を切り落とす。


 「ぎょぇー」モンスターが鳴いて不快な声を上げたがこれでちょっとは楽になるはずだ


「尻尾切れたかならこれで毒の心配はなくなるな、後はあの速さと、超音波だな」


 尻尾が切れて攻撃の手も減り毒の心配もなくなったがまだ方が付いた訳ではない、後の二つをどうするか両方今のままでも良い気がするが弱ったこのチャンスに何かした方が効率が良い


「足の方は今みたいに拘束とかできないのか?」


「もう一度となると時間もかかるし、相手にも警戒されてるだろうからさっきみたく綺麗には決まらないだろうね」


 足封じは簡単には出来ない超音波は今はいいがこちら絵の攻撃として使われると厄介になるだろう、この辺りで脳筋プレイの俺はゴリ押しの短期決戦を持ち掛けたい、逃げられるのも尺だしここでやっつけたい


「悪い俺はもう知恵をふり絞れない、後考えられるのは逃げられる前やれのゴリ押しくらいだ」


「いや雄也君は十分活躍してくれたよ、あまり時間をかけたくないのは私も一緒だ、逃げられるのも攻撃に転じられるのも厄介だからね」


 俺と同じような結論なのだろう


「何かあればまた呼んでくれ、これ以降は短期決戦になるだろうから話を聞く余裕があるかわ分からないが」そう言い残して離れて行ったキャメロ俺の役目も終わりかな?


「そう言えばローリェ全然しゃべってないけど、どうしたんだ?」


 そうさっきからローリェが全然しゃべって無い来る前は食い気味なほど話によってたのに


「いやちょっとね。冷静になったら私じゃ力になれないんだから敵討ちなんて出来ないのにね」


 自嘲気味でいいったことばは雄也には届かない、ローリェも反応を期待して言ったことではないのだが


「何思ってっか俺には分からねえが、何かあったにしろ話したくなるまでは聞かねえ、俺たちはまだあって数時間の関係だから突っ込んだ話はしないつもりだ。だがそんな顔するなお前は笑ってる時や赤面してる時のが可愛い」


 言って恥ずかしくなって顔を背けてれば世話が無い、おかげで

「……」


 自分で言ったローリェのカワイイ顔を見のがしてる始末


「ありがとでもこの戦いが終わったら話すわ」


「いやゆっくり俺たちの中を深めてから」


「いえ、話したいの聞いてくれる?」


 上目遣いでそんなこと言うなんて反則だろ!断れるわけねぇ


「今言ったとこだし話したい、話してもいいと思ったなら聞くよ」


 そうやって二人がラブコメしてる間にも、戦闘は進んでいき


 「もう片方の翼も取ったどー」「このまま畳みかけるぞ」「魔法隊詠唱開始」など司令官たちの声が続き、胴も傷だらけになったモンスターにとどめを刺しに行ってる、戦況を見るにもう勝ちは確定だろう、こちらの被害も尋常じゃないがようやくこの戦いが終わる雨がやみまた今までの日常に。


 「うおーとうとうモンスターを倒したぞー」「手負いだったとはいえ俺たちにこれだけの被害を出したんだ流石に手強かった」「このモンスターとやり合ったのは負けたのか?それとも取り逃がしたのか?」

「いいじゃねえかんなこと俺たちは勝った被害は軽いとは言えないが勝ったそれでいいじゃねえか」最後の誰が言ったのか知らんがいいこと言った確かに俺たちは小さくない被害を出しただが勝った、それだけを今はかみしめたい


「みな、よくやってくれた。が我々はもっと苦戦しても良かったいや苦戦するはずだった、あのモンスターに手傷を負わせたものがいなければもっと被害が出てたかもしれない、もしかしたら全滅してたかもしれないだからまずは生きてることに感謝をその幸運を授けてくれたまだ見ぬものに敬意を、それに少なからずでた死者に弔いを」


 この場に居たもの全員が聞き入る演説弔いの言葉を聞いて改めて実感した死んだものが少なからずいる、今回の恐怖に負けて戦えなくなったものも居るだろうそんな中俺は何も出来なかった


「雄也君はよくやってくれたよ自分の無力を責めるな、人には向き不向きがある出来ることをやってればいい出来ない事、出来なかったことまで自分の責任にして背負い込むことない、それにその罪は受けるなら私の方だ皆を従えて戦うと決断したのは私なのだから」


「キャメロお前だけかっこつけるな、いくらか気持ちが楽になったがこれは俺も背負うべき罪だ忘れちゃいけない忘れられない」


 町の人のために散って逝った誇り高き男たちの事を



取りあえず一区切りついたかな?楽しんでいただけたなら幸いです。

飽きずに次回も読もうと思ってくれる方いたらありがとうございます。また次回お会いしましょう

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