第四章8話 作戦内容
「でじいさんたちは今後どうすんだ?」
彼らは積み荷現金ありとあらゆる所持品を取り上げられたらしく唯一取られなかった服だけの無一文らしい。異世界転移した頃の俺に似ている状況ってわけだ。
「そうさのぉ、足はかろうじてここに有るものを使えるから良いとして、食料などの心配はあるが金銭は取られたものがどこかにあるだろうから、それを探せば何とか」
「そうか……後月お前金持ってるか?」
「あ? あぁ兄者持ってるぞ、俺たちの食費くらいはな、だがなぜそんなことを?」
「ローリェ、ヴァインズいいよな?」
「うん」
「はぁ」
流石にここは付き合いの差とでもいうべきか彼と彼女は俺の言わんとしてることをもう読み取ってるらしい。
「じいさん仲間の許可も下りたし全額と言うわけにはいかねぇが多少はたしになるだろう受け取ってくれ」
そう言って差し出すのは、俺たち三人分の食費宿代と少しの商業するための金をのけたありがね全部。悪いなキャメロ、お前にもらった金ほとんどやっちまうことになるけどお前なら喜んでくれるよな?
死人につぶやくような語り口調で晴天の空を見上げるが彼は生きている。
「そんな助けてもらった上にお金をもらうなど」
「構いませんよ」
「どうせこいつは言っても聞かない、さっさと受け取った方が身のためだと思うがな」
何やらとげのある言い方をされるが
「良く分かってるじゃないかヴァインズ、流石わが友」
こういった皮肉には基本無視が良い、結果は
「はぁ」
御覧のとおり
「兄者良いのか?」
「何が?」
「その金をやるなど言ってしまって」
流石にあって数時間で俺の感情を理解しろってのは無理な話か
「構わないよ、どうせあれは貰いもんだ。それに次の町に行ったらどうせしようと思ってた事もあるしな」
「しようと思ってたこと?」
「あぁ俺たちは元々商いで生計を立ててるけど前の町もその前の町も分け合って買い物できなかったから次こそはと思ってたんだ」
嘘も混ぜてるが気にしない。
「流石兄者商いの才能が!?」
「特にない。ただゲーム知識として持っていた特産品の転売をしてるだけだ」
「それなら」
先程の憧憬と打って変わって止めにかかる後月だが
「俺らの金だし仲間も文句を言ってない、お前たちにも迷惑かけない、お前たちも自分の生活費は持ってるなら誰も困らないし誰にも迷惑をかけていない。なら文句を言われる筋合いは俺にはない」
まくしたてるように言うと
「し……仕方ないでござるか……」
折れてくれたらしい。自分のことを心配して言ってくれてる人にこう言ったことを言うのは、気が引けるが仕方ない。
「あんたたちも納得してくれ」
こちらが片付いてもあちらが納得するかは別の話。
「いただくのは申し訳ないのですがありがたく、ただこの恩はいずれかならず」
拍子抜けするほど簡単依受け取ってくれる。少し驚いてると
「よかったね」
そう声を掛けてくる存在のおかげで何故なのか即理解できた。後月と言い争っている間に彼と彼女が説得してくれていたのだろう。
「ありがとなローリェ、ヴァインズ」
感謝を伝えても
「何の事か分からないな」
「気にしないで、私がしたかったことでもあるから」
分かっていた反応が帰って来るだけ。
「これでさいならだ。元気でなじいさんたちもコロネも」
そう言って道草を食ってしまったが元の予定道理次の町を目指して出発と思いきや
「雄也!」
呼び止める声が
「どうしたコロネ?」
「私が払うと言った物、覚えてるか!」
呼び止める声に振り向くと顔を赤くしつつそんなことを言いだす少女が目に映る。
「うん? あぁあれだろ覚えてるぜそれがどうした? 俺は報酬など要らぬとそう」
「その報酬を……私の体をまだ払っていない。だから私も連れていけ」
今この場で、見んあが居る前で何を言いだすんだーー!
「コロネ! お前何言いだしてやがる!? そんなの要らねぇって言っただろうが!」
後月達だけならまだなんとかなったかもしれないが、彼女の連れが居るこの場では完全俺はロリコン認定される。それだけはそれだけは
「おぬしは呼び方を決める時に、報酬を払わぬのに呼び捨ては失礼だとわらわが言ったら、何言ってる報酬は身体だろ? って言っただではないか!」
目にうっすら涙を携えながらそんなことを言われると、俺が本当に無理やり求めてるかのようじゃないか
「あれは冗談だと言っただろ? それに俺には心に決めた好きな人が」
あッ……マズったな。
「ぬしは好きな人が居るのにわらわの身体を求めたというのか?」
この流れはマズい恐ろしくて彼女の後ろそれどころか自分の後ろにすら視線を向けれない。助けを求めたくとも反応の無い周囲が恐ろしく顔を向けれない。
「だからあれは冗談だと」
これは連れて行ってほしいがための口実なのか?
「ならわらわには欠片もよ、よよ、よく」
「分かったそれ以上は言うな。連れて行くよ、ただ身体は要らん」
「それはわらわに魅力が無いという事か?」
「違うよお前は魅力的だ、今の薄汚れた体でも笑うと花のようなカワイイ顔を嫌いなどと言う人は居ないだろう」
だが俺にはローリェが居る
「なら」
「それでもお前の気持ちは愛ではなく使命感とかそう言った気持ちだ、だから本当に愛した人ができるまでそう言った軽はずみな行動言動は慎め」
これど取りあえず収まったそう思ったが
「うぇーん」
何故か突然泣き出す幼女。意味が分からず見るのも怖かった周りに視線を向ける
「どういう……」
向けた先には思っていた視線とは別の感情呆れが宿っている。侮蔑軽蔑そう言った目で見られるのだと思ってたがなぜか、分からん呆れ何故?
困惑に絡めとられ、答えを求めて視線をさまよわせるがどこを向いても同じ視線。助けたはずの彼等ですら呆れているどうなってる?
困惑と鳴き声が占める今空間は彼女が泣き止むまで誰も一言も発さず鳴き声だけが遠く空まで響き渡る。
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泣きやみ落ち着きを取り戻した彼女を連れて行く前に
「じいさん一様確認だが良いのか? 身体は要らんが先の発言的に疑われても仕方ないと思うんだが?」
「あなたの事は信用してるし。コロネがあそこまで言ったのじゃ大丈夫。身体を求めてもコロネが許すならわしらが口出しすることじゃないしな」
このくそ爺……他の連中も同じような感情なのだろ反論が無いところを見るに。「はぁ」何を言っても意味がないか……
「なら行くよ元気でな」
別れを告げ俺たちは行く。
「コロネゆっくり話してもいいんだぞ?」
「話すことはないそれより、置いて行かれたら困る」
心配していったのだが、信用されてない事で
「さいですか」
にしても次の町に着いたら、まず衣装の調達だな……美し体をしていても着るもの次第だ。せっかく持って物を輝かせないのは勿体無い。
「そう言えば金はどのくらい余ってる?」
彼女がついてくることを考えていなかったのでその分お金はおいていない。
「お金は一文無しかな?」
……なんて言った?
「えっと俺は三人分の生活費は置いておいてくれって言ったよな? なのに何で一文無し?」
「雄也はもう忘れたの? 前の町で油かったじゃない、あれを売れば三人分の生活費なんて余裕で稼げるでしょ?」
確かに忘れてはいたあの時買うか買わないか話していて結果的に商いをするという事で話が落ち着いたことを、それでも少しは置いといてほしかった。内心で愚痴るくらいしか出来ないが。
「もう終わったことだし仕方ないか。じゃぁ売った金で余裕があればになるが、コロネお前の服買わないとな」
「ぷ、プレゼント?」
何やらつぶやいたような気がするが、はっきり言わないのなら独り言だろう独り言に口を挟まれるのはあまり好まないので、口を挟まない。
決して面倒だからではない。
「そう言えば兄者結局作戦はどのようなものだったのだ?」
……はぁ
「お前事情を何も聴かずに助けに来たのか?」
今の発言で証明されたととっても差し支えない
「あぁ」
だが念のために来たのだがやはり、間違えてはいなかった。
「なぜ?」
「……なぜとは?」
「何で理由も聞かずに助けに来たんだと聞いてるんだよ」
普通に考えておかしい、どのような状況でどのような説明を受け助けに来たのか詳しくは時間が無く。聞いてはいないが、それでも普通は少しくらい疑うものだ。裏を取るのはむつかしくとも、それでも事情くらいは聞くべきだなのになんで信じられる
「そんなの決まってるではないか兄者。俺は紳士だからだ」
この場合の紳士はロリコンと言う意味で間違っていないだろう。こいつの場合本当に紳士の可能性もあるがそれそれ
「頭がおかしいのか」
いやむしろロリコンとしては正常な判断かもしれん。
「それに、エンジャに助けを求めるなら悪いやつじゃないだろ」
!? なぜエンジャを知ってるんだ? まぁあいつもギルド長張ってるくらいだから多少は知れてるのだろうが
「エンジャを知ってるのか?」
「うんや」
続きを催促する
「本人を知らずともギルド長に救援要請しに行くくらいなら裏を取る必要はないだろう。直接本人に要請するからにアポなしでも取り合って貰える自信があったならエンジャと顔見知りの人物が居る。そこまで考えれば、この少女が嘘をついてることに見破れないバカじゃないと分かる。もしバカなら帰れば良い」
頭が良いのかバカなのか分からな態度だが。こいつにバカにされるのだけは嫌だな
「今さら作戦を説明せずともお前は賢い。だから自分で考えろ」
突き放すつもりで言ったが
「兄者にそこまで信頼されているとは」
と燃え始める、こちらの意を少しも汲まない相手だということを忘れていた。
「面倒になりそうだから説明する。何か意見がったなら今後の参考にもなるから遠慮なくいってくれ」
そう言って今回の作戦を説明しだす。
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「ならいっそ俺たちが時間を稼いで、その間にコロネにエンジャのとこまで走って貰って討伐するか?」
「な!?」
「……」
「うーん」
三者三様の反応皆想像道理の反応ではあるが
「そんなことしてはなりません」
「だがな、依頼主であるお前に矢面に立たれて万が一にでも死なれたらミ……助けに行く意味がなくなる」
「たとえそうだとしても」
「ダメだ。依頼主を死なせるなど有ってはならない事だこれは依頼された側としての矜持みたいなもんだ」
勿論そんな矜持捨ててしまいたいし、そんなものがあるなんていましった。
「それなら依頼主であるわらわにも矜持と言うものはある。助けを求めてる立場で言えたものではないが、それでもやはり助けを求めた以上死なせたくない矛盾してるが。こちらも譲れん」
矛盾してることに気づいてるのに何故強情張る?
「それにただ、おとりにになる訳なじゃないちゃんと策もある」
そう言って確認はしていないが彼なら確実に答えてくれるとそんな無責任な全幅の信頼をささげる人物に声を掛ける
「ヴァインズお前妖精とか呼び出せたりしないか?」
「!?」
「「?」」
聞かれた本人は驚愕に目を見開く。正直賭けではあったが、おそらくケルベロスの子であろうバッシュを連れてる時点でテイマーとしての素質があると思っていた、ならビーストだけではなくスピリッツなどもテイムで来てもいいと思ったのだが。賭けには勝ったようだ。
「その力で見た目をコロネそっくりの人形を作って欲しいんだ」
流石に声まで出す全自動の人形など不可能だろうが、ただの木を人に見せるくらいの力なら精霊が持っていてもおかしくない
「一つ質問をしても?」
「いくつでも良いぜ俺に答えれることならな」
「では遠慮なく。何故私が精霊を呼べると思った?」
「簡単だ、バッシュがそのカギを握ってる。俺からしたらこんな犬が居るとは思えなかった実際居るのかもしれないが、俺はこいつを見た時からケルベロスに見えて仕方がなかっただから、そんなモンスターをテイムするなら精霊を呼ぶことくらい可能だと思っただけだ。後はお前への信頼かな」
「そうか……一ついっておくとバッシュがケルベロスかどうかは私には分からない彼と出会ったのは言ったとうりの成り行きだ」
そこは疑っていないさっきも言ったが信頼はしてるから。
「他に質問は無いのか?」
「一ついと言って置いて悪いがもう一つ、精霊の能力を知っているのか?」
「質問の数なんていくつでも変わらないさ。で返答だが知らない」
ゲームや漫画などの知識賭しては知っているが大体精霊は力を持たないってのが俺の認識だ。
「精霊ならその程度で来ても不思議じゃないと思っただけだ」
「そうか」
「他に質問が無いな答えを来ても?」
答えは決まってる
「構わないとも」
「ありがと」
「ちょとってください、それのどこが策なんですか?」
こちらも想定どおり
「お前と気づかれないようにするためのカモフラージュ」
「な!」
「おとりの内容だが、お前をつかめたから仲間に入れて欲しいとそう持ち掛けるそのためにお前には嘘の作戦を伝え騙したと言って信用を得る。お前は逃げてきた後寄る辺もなくさまよってた所に俺たちを頼った、そこで俺たちは話を聞き助けると約束。お前は安らかに寝た後俺たちに捕まえられたって感じだ。」
少し息継ぎの時間を作り
「ちなみお前は表の作戦として、数日かけて罠を張り奇襲を仕掛けすぐ撤退を繰り返し、精神的に追い詰めたところを攻め落とすとか言われて騙されたことにする」
「そこで裏の作戦が安らかに寝てるとこを捕まえて交渉材料にするって事か」
「そう」
一人で説明するとしんどくなるが誰かが継いでくれると楽だな
「同機はどうする? 動機が無いと怪しまれるぞ」
「そこもぬかりない。俺たちは仮にも商いをしているそこで盗賊に襲われ積み荷を盗まれただから、今後もそう言ったことがあればどれほど頑張ろうと意味がないと思って、身を落とすことに決めた。だが身を落とすにしても、どこでも良い訳じゃいけないそこで渡りに船とばかりに、今回の話は舞い込んできた」
「その話に乗った振りをして、逆にだましたそう言うシナリオか」
「あぁ」
「だがその程度の話を簡単に使用すると思うか?」
確かに簡単には信用しないだろうだが
「こいつを逃していれば救援を呼ばれ少なくない被害が出たことを強調しつつ、仲間を守れたことを手土産といえば流れに任せていけるもんだと思う」
人間ってのは簡単な生き物で自分の欲しいものをぶら下げられると簡単に思考能力が低下する、その上見方になりたいと強調すれば、少なからず心を開き、初めからは無理でも多少は痛いとこらけ出してくれる。だしてくれなければ、俺はお前に取ってその程度の人間なのかと強めに行けば落ちることが多い。
「一理くらいなら有るかもしれないな」
この用に流されてしまうような人物の方が多い
「因みにローリェはどうなんだ?」
「私は別に構わにわよ」
なら
「こんなのはどうだ?」
「その手は正直好むところではない」
「私は別に構わないわよ? 成功率が高いんでしょ?」
「そんな!?」
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「この後少しコロネと言い合うが作戦とは関係ないので割愛さしてもらった」
「なるほど戦力無いことを考えれば上々の作戦んだと思いますね」
新しく知恵袋となってくれそうな奴からも、賛同をもらえたので今回の策は良かったてことだろう
「ただ何日稼ぐつもりだったのかは知らぬが兄者よ流石に救援を呼びに行くまでの日数を稼ぐことは不可能だったのじゃないか? 前の町まで行く上に彼女は徒歩なら数日じゃ済まない最悪数週間から十数日くらいかかっただろう」
そこは暗黙の了解三人の秘密にすべきとこったが
「どういう意味雄也! 初めから!」
「そんな訳ないだろただ計算ミスしていただけだ。そんなにかかると思わなかったんだ」
悪くても一週間てとこだろうと思っていたし最悪スパイだとばらし数日稼ぐつもりだった。なんて言えないのだが
「嘘! 私を危険……か、ら遠ざけるためにそん……な」
「泣くんそれにそんな訳ないだろ? なんで俺があったばかりの幼女を助けるために自分たちを危険にさらさないといけないんだ?」
彼女が今は亡き妹に似ているなら分から無いでもないが妹などいないし、ヒロインより優先順位は低い
「だからバカな俺には考えられなかっただけだいちいち考えすぎだ、泣くなもう」
「でも……し、しっぱいしてた、らゆうやたち……が」
「今皆こうして生きているそれでいいじゃねぇか、たらればは今を生きる俺には分からない過去を変えても今より悪いことにしかならない可能性もあるから今を生きるがよし」
子供慰めるのも大変だそんな感想を抱きつつ、色々あった今回の戦い。散々迷った鬱陶しい森、数日だが敵として気を抜いたことはなくとも、出会いさえ違えば仲良くなれるかもと思えたやつ、色々複雑な感情を抱きながら森を抜けバッシュの待つ入り口まで歩いていく
これで取りあえず書きダメ終了です。
皆さんはのんびり読んでください。ここ数日は筆が乗ったので良くかけました。
ただ内容の保証は出来ません。ごめんなさい
ここまで読んでくださった方は楽しんでくれた、そう思っておきます。今度もお付き合いお願いします
指摘でもただ単に良かったなど。基本なんでも感想お待ちしてます。




