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俺みたいなダメ人間でもやればできると信じたい  作者: 富田雄也
第四章 巻き込まれるイベント
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第四章4話 苦労の無い道中

「することも決まったことだし、出発するとするか」


 場所も聞いたし作戦も立てた、成功するか失敗するかは時の運……などと言っていられない自分と仲間の命がかかってるのだから当たり前だが正直、こればっかりは現状運頼みなのが情けない。


「何を落ち込んでるのか知らないが、さっさと移動しよう。時間が勿体無い」


「そうよ雄也心配があるのは分かるけど、心配ばっかりしてもしょうがないわ。戦いなんて時の運……なんか適当なこと言ってるみたいで申し訳ないけど」


 友に歩んできた時間こそ短くとも濃度の濃い時を過ごしたからなのか。よっぽど分かりやすい顔をしているのか分からないが、どうやら俺の内心はバレバレらしい。


 ローリェとあった時に正直な顔とか言った気がするからもしかしたら後者なのかもしれないが……前者だと思おうその方が嬉しい。


「そんなことないよ。元気が出てきたし。助かったよありがとう二人とも」


「別に礼を言われるようなことはしていないのだが……」


「礼には及ばないわ、それに雄也一人で背負うことも無いもの」


 この二人は前から思っていらが俺には勿体無いくらい優しく、良い人たちだ。


「勇気も出てきて、落ち着きも少し取り戻し、俺には勿体無いくらい最高の仲間がいることを再確認したうえで、時間んもないことだしさっさと行くか」


 時間が無いのにうだうだ考えて貴重な時間をなお削ってしまった張本人である俺が言う事でもないのだが……自嘲気味にそんなんことを思ってると


「気持ち切り替わったならさっさと行こう、本当ぬ時間はあまりないのだから」


「自分にハ勿体無いなんて……そんなことないわ」


 ローリェの方は何を言っていたのか声が小さく聞こえなかったが、ヴァインズも言ってるしさっさと行くとするか。といっても


「場所は聞いて分かっては居るが誰か道分かるのか?」


 御者が居ない時点で全部この犬(?)のバッシュ任せなのだが。それでも一様聞いておくべきことだと思い質問したが


「私は知らない」

「ごめんなさい私も分からないわ」


 誰も道を知らないという何とも言えない状態に陥ったのだが


「だが、さして問題は無いだろう」


 何やら楽観的ではなく自信があるらしい口ぶりに


「どういうことだ?」


 もちろん質問をする。彼は質問されないと説明しな説が俺の中で上がってるからだが。別に嘘をつくような人物でないのは分かってるので、彼がこう言ったからには信頼して大丈夫だと思うがやはり、疑問を抱えてると内心むかむかする


「簡単なことだよ、バッシュは優秀だ。話を聞いていて、その上彼女が身に纏っていた匂いなどを頼って行けばたどり着けるということだ」


 少し心配な気もする説明だがかの犬は退化に優秀なのだろう別にペット自慢をしているのではなく事実を述べただけだろう。


「それなら頼んだぞバッシュ」


「ふん」


 手を出すとまた噛まれかねないので子t場だけで頼んだのが言葉だけでもやはり嫌なのか態度が露骨だ。


「お願いねバッシュちゃん」

「頼むぞバッシュ」


「ワン」


 ……!? 鳴いたのはまだいい。主人であるヴァインズの意見を聞くのも分かるだがローリェにまで尻尾を振るのは流石に俺との態度が……言っても仕方ないか。


「この犬っころの頭と鼻に期待しつつさっさと行くか」


 何かと喋っていたのは自分のせいでもあるのにすべて無かったかのように先を急かす。もちろん犬っころなどというから


「ガブ」


「イッテェ」


 当たり前のように噛まれる。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「何もないな」


 コロネに会ってた場所からもうすでに数時間は経っているはずだが、まだ何もおこらないし森も見えない。何も起こらないのはただ単にスライムなどの弱小の敵だとバッシュが轢いておしまいなのかもしれないのだ。確認の仕様は無い訳だが。


 何事もなく進むのは別に悪いことではない。それどころかいいことであるはずだが、なんだか道中になにもないと少し不安になる意味の分からない現象が今俺をむしばんでいる。


「何もないことはいいことだと思うが?」

「何もないことはいいことだと思うけど?」


 二人してハモリつつ言われるのは良い気はしない。ヒロインであるローリェがメインの登場人物だが主人公ではないヴァインズと意思疎通するようなことは、自称主人公としては良い気がしない。


———別に嫉妬とかしてる訳じゃ無いし


「いいことなんだが、道中が快適過ぎると何か落ち着かなくてな」


 自分で言ってても支離滅裂な発言に対し。


「確かにそれも道理、あまり何もなさすぎると不安にもなりえよう」


「雄也は心配性ね、問題がなく進むことは歓迎すべきことであって危惧することはないと思うけど?」


 今度は意見が割れてほっとしてる場合じゃない。


 確かに危惧すべきことではなく好転的に考える方が良いんだろうが……


「そうだよな……けどやっぱり少しな」


 頭では分かっていても同じはずの頭が楽観は良くないと喧嘩をする。楽観的に考えて悪いことをおこるな悲観的に考えて祖のとうりに行かないよう頑張る方が俺の性分的に合ってるそう思っていたが


「いくら考えてもなるようにしかんらないわ」


 正論をぶつけられ二の句が継げない


「こういうのを女々しいと言うのかな?」


 先程賛同していたはずの見方が裏切り敵に早変わり。


「そうこうしてる間に森も近づいて来てるし、もう考える時間もないし考えても仕方ない……か」


 道をはずれ目的地である森を目指しひた走っていた俺たちだが、予想以上に早く目的としていた森を眼前に収める。


 情報だと徒歩で1日程度とのことだったが、流石に乗り物に乗ってるだけあって早いのかそれとも、バッシュが想像以上に足としての性能が良いのかどっちか分からないが、半日くらいはかかるだろうそう思っていたが日が沈む前に目前まで迫ってきた。


「想像以上に早く付いたが、どうする? このまま行くのと、少しでも仕掛けをしてから行くか?」


 個人的にはどちらでも結果は分からないと思うのだが


「仕掛けをしてもいいと思うけど、仕掛けてる途中に見つかったりしたら目も当てられないわ」


「時間があるなら少しでもと思うが、少しの横着が後々の命取りにならないとも言い切れないなら初めに立てた計画どおりに遂行すべきじゃないかね?」


 二人の意見は最もだ、どちらでも変わらないとは思うけど最善を期すべき


「じゃ早く付いたことは計画と違うけどこのまま行くとするか」


 二人の意見は一致、俺はどちらでも可と適当な投票だったが結果的に問題なく、揉めることもなく多数決は終わったので良しとしよう



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「ここからは徒歩だな」


 元の作戦道理森の前に止めバッシュはお留守番。こんなデカい犬が来たら流石に目立って作戦を遂行することすらかなわない。


「バッシュ済まないね」

「いい子にしててね」


「くぅぅーん」


 カワイイ鳴き声を聞いていると可愛く見えるが俺にはなつかない態度を思い返せば、その感情も一時の気の迷いと切り捨てることなど造作もない


「さ行くか」


 バッシュに別れを告げてない人物が一人いるが気にしない。そのまま森に入って行く一行


「で……ここどこ?」


 入ってから数分とたたずに迷ってしまった


 先頭きって歩いたはいいが早速迷子。もちろん俺が悪い訳ではない、ここに居る人物全員この森に入るのは初めて迷って当然、森はまっすぐ歩いてると思っていても真っ直ぐ歩くのは簡単ではなく、道を間違え結果迷うなど物の数分でも出来ることだ。

 こういったときに地図が無いのは不便でならない。位置情報が簡単に分かる文明の利器もないのだ迷っても当然。


 と自己弁護をいくら考え正当化しようとしても結果わからない。


「でどうする?」


 一様確認はするが


「迷ったからといて出口を探しても結果は同じ、ならこのまま進むことが最善じゃないか」


「私も進むしかないと思う」


 これは満場一致だからいいとして


「先頭を歩くのは誰にする? 正直言って俺だといくら進んでも同じ場所に帰って来るのがオチにしかかんいないんだが」


 自分のおこないんの責任は自分で取るべきだと思うけど、流石にこの状況で後始末を自分でしても結果は墓穴を掘る事にしかならないと思ううので提案したのだが


「私は雄也でいいわよ? 私もたどり着けるかと聞かれても自信ないし。別に雄也のせいだなんて思ってないもの」


「私も雄也で構わない」


 責任転嫁を刷る面子ではないことは承知してはいるが、罪悪感がなくなる訳ではなく。結果的に攻められた方が楽なのだが。


「迷ってもいいと言われたことだし取りあえず適当に歩いてみるか」


 迷ったのは森の形状があるのだろうが。この森は人が入った形跡が限りんなく少ないので、人の重みで崩れた草や、歩く妨げになると思われる木々も折られた形跡がない。ここまで情報が無いと手がかりをもとになど出来るはずもなく木々がどれも似たような形をしているのでどの木を支点に真っ直ぐに歩くか決めたところで数歩歩居たとこで見失ってしまう。


 そのくせ何故か他と違う木を見つけるとまたそこに戻ってきてしまっている。結果抜け出せないループに嵌った気がしてならない。


「これって抜け出せるよな?」


 思考を巡らせてる間にまさか魔法で結界を作られてるのでは? と思わせてくれるその場合抜け出せる方法など皆目見当もつかないのだが。


「それはどういう? 迷って抜け出せる自信が無いという事かな?」


「雄也?」


「それもないとは言わないが、魔法によって閉じ込められたとか」


「それは無いと結論が出たのではないかい?」


 それはそうなのだがこうも人が歩いた形跡がなく、同じ場所を回てるとそう確信できる以上魔法の可能性を考えて然るべきかとも思うのだが


「それは無いだろう。流石に森全体を覆うとなると普通は数人では済まないだろうし、よほどの実力者でも数人は必用だ。50人中実力者が数人もしくわ、10数人魔法使いが居るなど考えられない。もしこの場所だけにピンポイントで仕掛けてると言うなら、流石に非効率すぎる」


 それなら納得がいくがそれじゃぁ俺が


「だから単に君が迷ってるだけだ」


 分かっていても聞きたくない真実を端的に胸に突き刺しに来る辺り容赦がない。だがこれで同時に抜け出せると確証を得ることも出来たのだが。


「雄也、気にしないで。ヴァインズは容赦なく言ったけど、抜け出せるとも言ってくれたんだし。たぶんだけど勇気づけるって意味有ったんじゃないかな」


 苦笑気味に言うところを見るにローリェ自身自分でも思ってないのがまる分かりなのだが


「そうだな、確かに抜け出せないことはないと分かっただけでも良しとしよう」


 二人に勇気づけられつつ目的地を目指し歩を進めること数分。先ほどの会話から物の数分だ


「どこでどう間違ったのかループを抜け出せた?」


 間違ったとは語弊があるが、迷いに迷っていたところを抜け出せるのは嬉しいし。何の間違いかと目をこすりたくなるが抜けた事実は変わりはしない。


 なぜ抜けれたのか? 抜けたと言い切れるのか。前者に対しては分からないが、後者に対しては明確な答えを呈することが出来ようなぜなら。


「お前たちは誰だ?」


 こんな陰気な森に人が居るのだ、これ以上の答えは無いだろう。



森に入って数十分とかからずんたどり着けてしまった強運に驚くところはあるが、こうしてスタートラインに立つことになった3人と物言わぬ物体。

不定期更新と言う最高の言葉

筆がのったので更新します。ただ筆が乗らなくなると

更新速度また落ちますが……

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