第二章幕間 成果そして……
前回同様今回も部位ごとに分けて持ち帰る戦利品
今回の戦利品は、魔法の焼け戦闘のせいで抉られしてるので、部位的には使い物にならないところが多くなりそうだ。背中の毛は剥いでも使い物にならず、内臓などは損傷し、目玉もどこかに紛失。
使えるとこと言ったら、爪や牙、骨他は損傷の少ない毛や皮を寄せ集めというくらいだ。
かといって戦利品のことまで考えて狩ってたら負けてしまう、ゲームみたくドロップしてくれれば戦利品も十分なのだが、リアルじゃ無理だ
「戦利品の回収、死者の弔い身支度、することは終わった、帰るか」
エンジャがそう声をかけてくる
選択肢はないが一様二人の方に顔を向けると二人とも頷く
「あぁ帰ろう」
そう言って戦場を後にする帰り道
「なぁヴァインズ話があるんだが」そうヴァインズに話を持ち掛け
「俺たちと一緒に旅をしてくれないか?」
そう切り出す
「あぁ別に構わないが」
そうだよな、そうだ分かってる。金も力もない俺たちに付いて来ても……
「今なんて言った?」
聞き間違えじゃ無かったらこいつは。
「構わないといったんだが?」
聞き間違え出はなかったようだ、でもなぜだ? なぜ俺たちに?
「自分で頼んでてこんなこと聞くのはおかしなことだは何故だ? 何故俺たちに付いて来てくれようと思った?」
「簡単な話だ、私は義の部族。だから君たち二人の義は十分見させてもらっただからだよ」
こいつの事は正直嫌いだ、だが仲間になってくれるとなると心強い。それに、力があるのとないのでは恩の売り具合も変わって来る、
「これからよろしく頼む」そう言った俺に
「あぁいつまで一緒に居るか分からないが、よろしく頼むよ」
いま……なんて居ったいつまで一緒に来るか分からない?
「いつまでってどういうことだ? 一緒に居てくれるのじゃないのか?」
「当たり前だろ? 僕は義の義の部族、君たちの中に義が薄れなくなれば、一緒に居る意味はなくなる」
そうだこいつは俺たちに良くしてくれるから、忘れがちだが義の部族。考えないようにしてたが、義がなくなれば離れるのは当たり前か。
「そうか、残念だが一緒に入れる期間を増やせるよう頑張るよ」
そう話を打ち切り、帰り道に話すことがなく静かに町に付く
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「取りあえず今日は帰って話は明日でいいか?」
俺はそうエンジャに切り出す、何かと考えることがあったり、動き回ってくたくただ。
内容は戦場で考える様な事じゃないがそれでも、考え良かったと思ってるし考えた結果掴み取ったものは良いものだったと思えてるから後悔はしていない
「あぁ今日はお開きにするから帰っていいぞ、また明日来てくれその時に話をしよう」
「わるいな」
そう断りを入れて、宿に向かうとローリェもついてくる。当たり前といえば当たり前だが
「お前も帰るのか?」
その問いかけに答えたのは
「ええ話は明日になったし、居ても出来ることないもの」
「あぁ居てもしょうがない」
二人だ、そうローリェがついてくるのは分かる、俺が帰るなら話は俺と二人で居る時の方が手間が減るからついてくるだろうと、思えたからだ。ヴァインズまでついてくるとは思わなかった
「帰るのはいいとして何故ついてくる?」
「だって宿一緒じゃない」
「宿がこっちにあるからだよ」
またしても二人が答える、なぜか律義に答えてくるローリェ
「ヴァインズもしかして宿って俺たちと同じか?」
ここまで一緒ならなんとなくそう思えてくる
「どこに泊まってるか知らないが一緒かもしれないね」
そんな軽口で返してくる彼、もうすぐ宿に付くが道を変える気配はない。てことは
「やっぱお前もここか……」
ここ数日止まってる宿に、嫌っていたヴァインズも一緒に泊まってたという事実に今気づく。
彼と会わなかったことは凄い偶然だと思えるが、だからと言って嬉しさなんて微塵も感じない。前ほど嫌ってないだけあって嫌悪感も抱かないのだが
「ケレティ族として野営でも張ってるのかと思ってた」
修行に来てるって聞いてただけに、なんとなく野営してる気がした、始めてあったのも森だし。
「修行に来ていても野営なんかしないし、まずケレティ族は固まって動かない各々行きたいとこに行き、したいことをする。ただ義の事だけは忘れてはいけないそんな部族なんだ」
思ってたのと違う、部族って聞くと野蛮で、出るのも戻るのも面倒なことになりそうな気がしてたが、違うのか
「そっか宿は同じでも部屋は違うならここでお別れだな」
そう言って二人に別れを告げ部屋に入る
「ええそれじゃまた明日」
「またギルドで」
二人の返事を聞き扉を閉める。
今日は色々あった、考えたり自分で死地に飛び込んでいって彼女を助けたり、戻ったはずなのにまた死地に向かったり、考えて走り回って、向こうに居る時はしなかっただけに疲れが出たのかすぐに床にふす。
あぁ俺って案外淡泊なのかなぁ夢に死んだやつらやケルベロスのことが出てこない、それとも恐怖もなかったのか? あれだけ怖く死にたくないと思いながら走って考えてしたのに?
死んで行った奴の名前も顔も分からないだから出ないと? そうかそれなら納得がいく。がゾンビとして顔が潰れ抉れ腐りそんな姿で出て来られたら、名前や顔なんて関係ないというのに、それすらない。
自分の勝手で策を蹴り、死ななくてよかったやつに死なせたかもしれないなのに? それでも夢で出ない俺は一体何を感じ何に怯え何に詫びればいい?
そう考えながらも何か暖かい感触がある気がする。この温かみは何か分からない、疑問が増えるばかりだ……
夢か思考か分からない、はざまで疑問を抱き考え結局答えが出なくまた考える。どれほどの時間が過ぎただろう。俺は「雄也? 雄也?」という呼びかけによって覚醒する
「あぁローリェか? どうした?」
何やら外で呼びかけてくる彼女その声に返事し起き上がりドアを開ける。
「おはようローリェ」
「おはよう雄也どうしたの? 朝になっても起きてこないから心配して呼びに来て見たけど」
あぁもう朝か、俺は寝れてたのだろうか? 夢を見た記憶も、起きてた記憶もない。夢は見たこと自体忘れることが多いだから寝てたのだろう。深く考えることなく、準備を済ませに部屋に戻る
「そうか俺寝てたのか……」
そう呟き準備に取り掛かる。
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「待たせたな準備終わったぞ」
そう言って扉を開けると彼女が居ない
「……ローリェ? どこ行ったんだ?」
疑問に思い辺りを捜索、が隠れられるとこなどない。それどころかそんなことすような子じゃない
「て事は準備してる間にローリェがさらわれたか?」
声も出さずに? さらわれそうになったら、声を上げるだろう。ここにはヴァインズも居るなのにされるがままに、さらわれたとは考えにくい。
「相手も隠密に長けそれで気付かずって可能性もある」
その場合相手はやりて、希少な隠密に催眠薬なんかも使った可能性がある、毒は……さらうならないだろう。
「まずはヴァインズを呼びに行ってギルドで相談、悠長なことは言ってられないが、俺一人じゃ探すにしても知恵を出すにしても限界がある」
そう思いまずは同じ宿に居るヴァインズを探しに外に出る
「ヴァインズ! ヴァインズ居るか?」
声を張り上げ宿の中で叫びまわるが返事はない。それどころか
「宿の主も他の客も出てこない何故だ?」
これだけ大声を出して騒いでたら、店員が止めに来てもおかしくない、客が怒鳴って出てきてもいいなのに、両方ない何故だ?
「疑問は残るがヴァインズは後回しだ、ギルドに行けば人が居るだろう」
急ぎ宿をでギルド目指し走って行くが
「おかしい」
宿でもそうだったが人が居なすぎる、宿を出走っているが町は変わらずあるのに、人の気配だけが無い店も、露店もあっても人が居ない。
「きな臭くなってきたな、これはやばいぞ」
この町に人が居ない……いや探せばいるかもしれなが宿とこの通りで人に会って無い、町でそんなことがあるとは思えない、村なら有るかもしれないが町ではありえないだろう。
走りながら考えてると、
「ギルドに付いちまった」
とうとう宿からギルドまで一人も合わないまま、来てしまった
「エンジャ! 居るか? 居るなら返事してくれ!」
ヴァインズの時同様、いやそれ以上に声を張り上げエンジャを探すが、答えは宿の時と同じ。
エンジャはもちろん、他のメンバーすら出てこない、隣の建物からも苦情が無ければ野次も集まらない。
「どうなってんだよ!」
ケルベロス討伐が終わり、エンジャと話をしまた旅出る。それをするはずだったのに意味が分から、これは何だ? 皆でグルになって俺を驚かせる? 街の住人まで? そんなバカなことはない。
「また違うモンスターのせいか? それとも街の住人までも誘拐したってのか?」
今考えられるはこの二つ、これ以外は考えられないというより頭が回らない
「となるとこのイベントの勝利条件はモンスター討伐か、誘拐犯の撃退ってとこか?」
どちらも俺一人では不可能。俺の力で、町の住人までさらったやつらを撃退しかも、エンジャやヴァインズが同じ状況なら、さいていでも俺の実力では勝てない。これはモンスターでも同じことだがt。
「てことは、キーアイテムが町のどこかにある、よそに救助を求めに行く、通りすがりのお助けキャラに助けてもらうか、ギミック解除ってとこか?」
どれにしても難易度が高いな、可能性として俺で出来そうなのは
「救助以外か? お助けキャラに関しては運が絡んでくるから、除外かな。ギミック解除ってのがモンスター討伐で解除じゃなければ出来るかもだが、キーアイテム探しが一番現実的か?」
そう辺りをつけまずアイテム探しにもう一度町に繰り出す雄也、この先に何が待ってるかそれは……




