入学式編②
【オルフェンス魔法学院】は全国に展開する。有名な魔法学院だがエリート校という訳では無くある程度の魔法の素質があれば入学は難しくはない。
シエルがノエルに起こされた後、急いで準備を整え時雨荘の近くにある学院直通の魔力を動力にしたバスに乗り込んだ。魔力が存在するこの世界は本とかで見る様なファンタジックな世界観ではなく都市に行けばビルがあり逆に都市を一歩出ればこのボロアパート時雨荘があったりする。
「…おぉ…すげぇな……」
シエルは、バスが魔力で走行している為、車体と地面が接着していなからか振動が一切なく思わずうとうとしつつも都市に近づいて行くたびに、窓から見える街並みがどんどん変わっていき自分の住んでいる時雨荘を思い出して、表情には出さないが内心は少し不安を感じていた。
そうこうしていると、バスが次のバス停に着くと一人の女性が乗車して来る。
シエル(見た感じノエルと同じ制服だからオルフェンス学院の生徒だな…んっ?右腕の赤い腕章…なんだあれはノエルは付けてなかったな…)
シエルがそんな事を考えていると女性がしえるの視線に気づき近づいて来る。
「隣よろしですか?。」
「あっ…あぁ」
特に断る理由が無かったので少し横にずれる恭介。
すると女性はシエルのすぐ横に座り静かに喋り始めた。
「私の名前はユーナ・オルフェンス貴方、入学生なのかしら?あの…お名前をお聞きしてもよろいでしょうか?」
「シエル・ローナンド、今年から一年です。」
「やはりそうでしたのね。ネクタイが青色だったからすぐ分かりましたわ。」
両手でパチっとて合わせて嬉しそうに笑っているユーナに質問を投げかける。
「俺の勘違いだったら悪いんだかユーナ・オルフェンス……て事はもしかして」
「はい!オルフェンス魔法学院の創設者ジル・オルフェンスは私の曽祖父になります。」
【ジル・オルフェンス】
オルフェンス魔法学院の創設者にして現在の魔法学に大きく貢献された人物。
「へぇ…そうなんだ〜。」
「余り驚かないのですね?。」
「まぁ、少し驚いたけど同じオルフェンスでもお前はお前だろ?」
「ふふっ!貴方…変わってますわね。オルフェンスの名を聞いて態度が変わらないなんて」
「何だ?急に…」
「いえ、失礼しました。それにどうやら変わっているのはそれだけじゃなさうですわね!」
「それは…どういう意味…」
とシエルが言いかけた所でバスが止まり他に乗車していた生徒達が、バスを次々と降りていくどうやら学院に着いた様だ。
「その話は、また今度にね〜!」
ユーナは話の途中だというのにバスから去っていった。
シエルもバスから降りるとそこにはーーーー
一瞬一つな山を見上げている感覚になりそうだった
そんな大きな学院の校舎を見たシエルはバスの中で感じた不安とは別にワクワクしていると自分を感じていた。そんな自分を抑えつつ学院の門を跨ごうとした
その時、ー!!
シエルの身体に刻まれた五つのルーン(魔法陣)が一瞬ドクンッ!!と光を放ち脈動した。何が起きたのかシエルには理解出来なかった。全身に力が入らなくなりその場に倒れるシエル辺りがざわめく…そして気がつけばいつの間にかシエルを、取り囲む人物がいて………




