第51話 争奪戦の果てと、明かされる特大ギフトの真実
海斗は男気ありますね
ミサキ作・小説ドラマ化記念出演者
オーディション権争奪戦が開幕された。
ミサキは仲良しのライバーたちが出ているが
主催側なため誰の応援もしないと決めていた。
関係のないイベントに出ている枠や
イベントに出ていない枠を覗いたりしていた。
ミサキが配信を始めると
ドラマイベントに出ているライバーたちが覗きにくる。
クリスタルがももかのマネージャーをしているのも噂で聞いた。
誰もあえてクリスタルには聞かないが
海斗が頼みに行ったのは聞いているから
ミサキも山本勇次も連も「なるほどー」って感じだった。
勇次枠に遊びに来るクリスタル枠の他枠応援部隊が
ももか枠に応援に行っているのも噂で聞いた。
ももかは誰が来ても可愛らしくにこやかに迎え
応援部隊じゃないクリスタル枠のリスナーも
共演させようと応援に行ったりしてるとも聞いた。
連の枠に遊びに行ったら
昔のももかを知っているリスナーが
「ももか別人」ってコメントしてた。
ランキング見ると
男性部門1位クリスタル
女性部門10位前後にももかがいた。
『今のももかとなら仲良く出来るのかな』と
ミサキはぼんやりと思うのだった。
ドラマイベント最終日。
勇次の配信で直也とバトル中
直也が別端末でランキングを見た。
勇次は「クリスタルは1位通過決定やろ。ももかは?」と聞く。
直也が「お、ももか8位。流石クリスタル枠応援部隊や」と笑う。
「オーディション、何やらせるの?」
と直也に聞かれるミサキ。
『とりあえず、演技はあるねー』とコメントをする。
勇次が別端末で貢献者を見る。
「え、まじ? 海斗くん、ももかにめちゃ投げてる!
ミュージックサバイバルの時に
連がミサキに投げたくらいじゃね」
連が『海斗、どうしたんだろ?』とコメントした。
連はずっと海斗を心配していたのだ。
結果が出た。
男性部門1位クリスタル
女性部門7位白百合ももか。
リスナーたちが
「そりゃあのクリスタルがマネージャーで
応援部隊が動いてるなら
そのくらい行かなきゃ
クリスタルの名前に傷がついちゃうよね」と騒ぎ出す。
ミサキは話題の人気俳優たちも起用するが
芸能事務所に移行した
ダブルスターに戻ってきた役者たちも
起用する予定でいた。
連はイベントランキングを見て
7位にアイコンがあるももかのLIVE中表示が消えたのを
確認した後、海斗に電話した。
「どしたの?」
「ももか、おめでとうやな」
「ん?」ととぼける海斗に
「クリスタルから聞いてる。
ももかを助けて欲しいって
特大投げたんだってな」と連が言うと、海斗は笑った。
「聞いてんのかよ」
「ももか、好きなの?」と聞く連に
「ほっとけなかったんだよ……」と呟いた。
続けて
「クリスタルすげーな。流石王者だわ。
男性リスナーが惚れ込むのわかる」と言った。
「クリスタルを王者にして支えてるリスナーたちが
後悔しないよう必死なんだとよ。
それに応えるように
クリスタルを立てて動き回るリスナーたちもカッケーよな。
それを聞いたももかは
『ももかの為にクリスタルに頭下げた俺を
後悔させないよう頑張る』ってさ。
可愛いやつだなって思ったんだよ」
と、照れたように言った。
「まっ、クリスタルから
『ももかのマネージャーをして教育する』と言われた時は
青ざめたけどな」と笑った。
連が「ももか、受かったらいいな」と言うと
「女帝ティアラ役とかハマりそう」と海斗がいい
連は「似合いそうだな」笑った。
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