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第46話:王者と女帝の思惑、そして歪み


山本勇次の配信で遊んでいる最中

大西直也からバトル申請が届いた。


勇次が時間を見ると20分という長丁場。


「なんだこいつ……!」

笑いを堪えながら

「直也とバトル行くよー!」と申請を受ける。


繋がった瞬間

勇次が「めちゃなげーな!」と言った。


大西直也は笑いながら

「最新イベント告知見たか?」と聞く。


「ミサキの小説のドラマ化の

キャスティングのやつやろ?」


「俺出たーい! あの小説読んだけど

俺、蓮役で出たーい!」


大西直也が言い出し

山本勇次は大笑いした。


連は「恥ずかしいなぁ……」とコメントし

ミサキは画面を見ながら笑った。


勇次は

「多分直也は、スマイリングとして曲を

担当になるんじゃね?」と言うと

大西直也は「ご名答! 新曲もうすぐ出来上がりまーす!」

と返した。

ミサキは思わず『えー!』とコメントした。


大西直也は続けた。


「ミサキは優しいから今

表舞台から消えた役者ライバーや

役者の卵ライバーにチャンスをやろうとしたんやろ?

日の目を浴びてる俺は出る気ねーよ。

大体俺音楽家だし!」


勇次は会話を楽しみながら

「イベントに出て勝ち抜けなかった奴らが

ミサキに媚び売りそうやな……」と

少し心配になった。





ももかは配信で言った。

「ミサキの小説ドラマ化のイベント、出たいな……」と。


ももかがイベントに出たことはない。

そんなももかが出たいと言い出したので

リスナーたちは悩む。


なにしろ

役者ライバーがかなりエントリーしているのだ。


海斗がコメントした。

『出るなら応援するよ。

ただ、みんな着いてこれる?』


リスナーたちはコメントをしない。

ももかが泣きそうな顔をした。


「……何位までに入ればいい?」

海斗がまたコメントした。


「女性部門で10位まで……」

小さく答えるももか。


海斗は『とりあえずエントリーしな。

俺が何とか応援してくれる人当たる。

俺一人じゃ無理だから』とコメントした。


「泣くなって。笑ってるももかが見たいんだから」


海斗の言葉に

後戻り出来なくなっている自分がいた。






クリスタルが配信開始通知を飛ばすと

雪崩ごとくリスナーが入ってくる。


前よりコメントが拾えなくなっていた。


「あー、はいはい、いらっしゃーい!」

みんなまとめて挨拶をする。


「今日はお知らせがありまーす!」


その言葉で、少しコメントとギフトが落ち着いた。


「あの最新イベント告知、見たか?

俺な、あれ出たいねん!」


コメント欄がまた流れ出す。

「小説読んだことある人ー?」


クリスタルが言うと

結構な人数が読んだとコメントした。


『作者の三崎凛夏って

あのスマイリングのボーカルのミサキやで?』


「知ってるー!」ってコメントが少し混じっていた。


クリスタルは続ける。


「あれに出てくる『王者・スターダスト』って

絶対俺がモデルや思わんか?」


『うんうん』とコメントが流れ出す。


「スターダスト役、やりてぇんだわ!

みんな応援してくれるか?」


『おけまるー!』

『当たり前やん!』

『クリスタルのためなら!』


などとコメントが流れ出す。


クリスタルは凄い笑顔で

「みんなええやつや! 愛してんで!」と言った。


海斗はその様子を見ながら

『ももかの先輩だよな……頼んだらダメかな』と考えていた。





お読み頂きありがとうございます

次回も楽しみに♡

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