第45話:三崎凛夏のドラマ化計画と、新たな戦場
ちょっとお久しぶりです
ミサキは本格的なボイトレに通い出した。
流石に有名音楽家二人の演奏に素人の歌では
二人のファンが許さないだろうと思ったのだ。
もうプロなんだから。
そんなミサキの姿勢を
大西直也とソラは褒めてくれる。
ボイトレの帰り道
出版社の担当から電話が来た。
今書いている小説の件かと思って出てみると
なんとライブ配信をネタにした小説の
ドラマ化の話だった。
売上がいいのは知っているが、
まさかドラマ化とは。
しかもキャスティングまで
選んでいいとまで言われた。
「他に何すれば?」と聞くと
企画書は出したから原作に忠実にいかせるし
脚本が出来たら確認してほしいと言われた。
ミサキは閃いた。
「……ゼロQ LIVEがモデルだから
ゼロQライバーからメインキャスト選びません?」
「ミサキ作・小説ドラマ化決定お祝い企画
メインキャストオーディション権争奪戦」
みたいなのはどうでしょう、と聞いた。
担当者はノリノリで
「テレビ局に提案します!」と言った。
まふたふや彩美
表舞台から消えた役者や
役者希望のライバーなんかも
出してあげたいとミサキは思った。
テレビ局もノリノリだったらしく
すぐアプリ運営に話が行ったようだ。
運営もノリノリで受けたらしい。
運営からミサキにアプリ内で連絡が来た。
「詳細を決めたい」と。
結局、男性部門・女性部門に分けて
それぞれ10位までにオーディション権という話になった。
主役の女性ライバー役は人気女優にした。
早い話がミサキ役だ(登場人物名は違うが)。
連役、山本勇次役、ももか役、クリスタル役。
「王者がいるんだから女帝がいてもいいよね」と
小説には女帝役も出していたし
連枠のももかみたいなキャラを
山本勇次枠にも入れていた。
イベントでオーディション権を獲得した中から
サブメイン6名を
男女3名ずつ選ぶ形にした。
その他のライバー役やダブルスターの社長役などは
サブメインが決まってから
とテレビ局には伝えてもらった。
アプリ内がざわついた。
バナーに新イベント開催が告知されたからだ。
ミサキがスマイリングのボーカルで
デビューしたのはみんなが知っていたが
「三崎凛夏」として小説家だったのは
一部しか知らなかったからだ。
色々な似たようなアプリの機能を
参考にしていたから
まさかZERO Q LIVEがモデルだとは
アプリユーザー内の読者たちは
気づいていなかったようだ。
ミサキは、まふたふと彩美に
「イベントに出なくても芸人ライバー役で
キャスティングしてあげるよ。
サブメイン狙いたいなら止めないけど」と
メッセージを送った。
二人からは『本人役で出してくれますか!?』と来た。
ミサキは内容を見て笑ったが了承した。
その頃、クリスタルは告知を見てニヤついていた。
「……あの小説書いたん、ミサキかぁ。
なんか話には女帝も出とったけど
王者役は俺の事やんなぁ?
王者役、やりてぇなぁ!」
そして、ももかもバナーを見ていた。
「これに出たら
海斗くんは応援してくれるだろうか……?」
ももかは新たな作戦に思いを馳せていた。
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ま次回もお楽しみに♡




