第33話 王者の降臨と、狂気の資金力
サラは頭ん中パニック起こしてます
姫宮サラは
疑念を抱いていたミサキの配信を覗いてみようと
彼女をフォローした。
配信開始通知が来て5分後に入室。
そこには
山本勇次の枠よりはるかに多い
コメントとギフトが画面を埋め尽くしていた。
そこへ『山本勇次が入室しました』のエフェクト。
サラは月額制ファンクラブの存在と
入室エフェクトについて他のライバーから聞いていたが
山本勇次がミサキの会員になっていたことに驚く。
続いて大西直也
クリスタルまでもがエフェクトを出して入室。
アプリ内での王者であると聞いていた
クリスタルの入室に
サラはさらに驚愕した。
入室エフェクトを出して入ってくる
高レベルリスナーの多さ。
飛び交う特大ギフト。
サラがミサキのプロフィールを見ると
初配信日は勇次よりはるかに後だった。
(……なによこの子!?)
山本勇次がエントリーした
男性ライバー限定のモデルイベント初日。
目的は、総合1位のみに確約される
「有名メンズファッション雑誌のメインモデル」の座。
メインモデルは3名だが
2名はすでに決定しており
残る1枠を「ゼロQライバー」の中から出すという
過酷な内容だ。
今までミサキが投げるのを見たことがないサラは
ミサキが先陣を切って特大ギフトを投げ出したことに驚く。
さらに、連や他のリスナーも
サラから見て驚くほどのギフトを連投していく。
勇次のモデルファンも彼を輝かせようと
ガンガン投げ出す。
サラが引くほど
ミサキは必死にギフトを投げまくっていた。
その頃、ももかの配信は穏やかに続いていた。
海斗が入室すると
ももかは嬉しそうに声を弾ませる。
ももかが、ふと連の話題を出す。
『連なんかどうでもいい。今は俺がいる』
海斗のコメントに
ももかは少しだけ表情を緩めた。
他のリスナーに
『海斗くん、ももかちゃんにガチ恋なの?』と
茶化されても、海斗は否定しない。
その海斗の態度に
ももかの連への執着は少しだけ薄れていた——が、
ももか本人は気づいていない。
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次回もお楽しみに♡




