第28話 急展開!連のバラエティ進出と、交差する思惑
海斗の危険な行動と、連のバラエティ進出
連(勝利)の配信枠に
不思議な変化が起き始めていた。
ミサキ(凛夏)のリスナーや
勇次の優しさに触れたリスナーたちが、
連の枠を訪れるようになったのだ。
さらには離れていった元リスナーも戻り始め、
ついにはクリスタルまでもが顔を出し始めた。
これには「ユリ」として潜入していた
ももかも驚愕する。
「連、話オモロいな。
イベントの『バラエティ番組出演オーディション権争奪戦』に
出えへんか?」
クリスタルから直接スカウトを受けた連は目を見開く。
上位10名がオーディション権を獲得できるという。
「みんなで応援したら10位以内行けるだろ!」
勇次がコメントし、そこへ大西直也まで巻き込んで、
連のバラエティ進出プロジェクトが動き出した。
ミサキは山本勇次に相談した。
「連くんのイベント応援
どうしたらいいかな……?」
推して貰っているのに応援しないのは
リスナーに違和感を与えかねないが
勇次としてはミサキに金を出させたくない。
「……よし。連のイベント応援用に
俺がコインを渡すわ」
「えっ、でも!」
「その代わり、少しだけ凛夏のコインも用意して。
それでいいだろ?」
二人の間で、奇妙な資金援助の形がまとまった。
一方、海斗はももかに対して
ついに賭けに出た。
「……あ、海斗くん!」
海斗がももかの配信で、
一気に高額な「推しギフト」を投げ出したのだ。
海斗に意識を向けさせようとする
海斗なりの作戦だった。
ももかは驚きつつも、かなり喜んだ。
ももかのリスナーたちにも
「海斗はももか推し」というイメージが定着する。
この状況を聞いた連は
海斗の意図を瞬時に悟った。
(……海斗は、俺の存在をももかから消すために……)
海斗の自分への心配と行動に
連は胸を痛めた。
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