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第26話:歪な均衡と、潜む蛇

優しい世界の裏側に潜む者


駅前での感動的な抱擁から数日後。


山本勇次とミサキ(凛夏)は、付き合い始めていた。

その事実を知っているのは大西直也だけだが、

ミサキがモデルイベント以外で

勇次にギフトを投げなくなったため、

なんとなく気づいているトップ層もいた。


しかし、誰もあえて口にはしなかった。


クリスタルの配慮により、

連が完全に軌道に乗るまで、

ミサキのファンクラブVIP会員は

継続されることになった。


会費はクリスタル持ち、

そして勇次も特に反対はしなかった。


それどころか、勇次までもが

たまに連の応援に行くようになるという、

かつての殺伐とした空気からは考えられない

優しい世界が展開されていた。




一方、本垢もサブ垢もブロックされ、

完全に閉め出された白百合ももかは、

なんと端末を買い替えて

新たなアカウントを作成した。


彼女は「ユリ」と名乗り

連の配信の常連になっていった。


(……あんなにギフト煽りが凄かったのに、

何よ今の配信!

誰も来ないのにニコニコしてて気持ち悪い!)


以前のようなギフト煽りを全くしなくなった連を見て

ももかは驚きと苛立ちを隠せない。


ももかはおとなしい新規リスナーを演じ続けていたが、

海斗はなんとなく『ユリ』がももかではないかと感じていた。

しかし、確証はないため静観を決め込んでいた。



そんな中、

連がミサキの枠に普通に通うようになり、

みんなが驚いた。


しかも連は、ミサキに対して

『推しに対して贈るのが暗黙のルール』という

かなり高額なギフトを投げたりするようになった。


リスナーたちは『連くん、どうしたの!?』と驚くが、

山本勇次や大西直也は『面白いじゃん』と、

この状況を面白がっていた。

クリスタルはその光景を見て苦笑いしていた。




(……なんで、なんでミサキなんかに!!)

「ユリ」で入っていたももかは

内心では怒りが爆発寸前だった。




お読み下さりありがとうございます

次回もお楽しみに♡

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