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第21話 動揺と策略、そして迫る狂気

直也と勇次の友情と火の粉を被ってしまうダブルスター社長の悲劇


「……ごめんなさい、私……」


ミサキ(凛夏)は、場を凍らせた挙句、

勇次に謝らせてしまったことに動揺し、

慌てて高額ギフトを投下した。


しかし、勇次は「ごめん、違うんだ」と、

まるで犯罪者かのようにギフトを拒否し、

謝罪を繰り返した。


凍りつくコメント欄。

そこへ、救世主のように大西直也が入室した。


『どしたの?w』

明るいコメントに、ミサキが即座に反応する。


『同時視聴してたら勇次くんに怒られて、

お詫びにギフト投げたら謝られたの』

『どこと同時視聴してたの?』


少しの沈黙の後、

ミサキが打った文字は『……連くんの枠』だった。


全てを察した直也は、

『はいはい。気まずいから謝るのやめよか』と

場を収めようとするが、勇次の動揺は収まらない。


痺れを切らした直也は、特大ギフトを投げつけた。


『よし、今日こんだけコイン稼げたら十分やろ! 終わろ!』

有無を言わさず配信を終了させ、無理やり幕を閉じた。



自分の部屋で項垂れる勇次のスマホが鳴った。

大西直也からだ。


「……連に嫉妬でもしたんだろ?」

電話に出るなり直球を投げ込まれ、

勇次は「はあ!? 違うわ!」と叫ぶが、声が裏返った。


「ギフト投げさせるために怒ったわけじゃないのに……」

呟く勇次。


直也はため息をつくと

「あんなの、お詫びで投げなきゃって空気になるだろ」

と吐き捨てる。


「ミサキが好きなんだろ?」爆弾を落とした。

沈黙。直也がニヤリと笑う。


「……嫉妬したのは、そうなのかもしれない」

勇次の細い声に、直也はさらに衝撃の一言を放った。


「じゃあ、俺が頑張って貢献度1位狙うわ」

「はぁ!? なんだよそれ!」


「連が貢献度1位で総合1位取ったら、

今よりミサキは連の配信に行くぞ?

配信でも本業でも稼いでる俺が、

1位を奪いに行くのが一番安全だろ」

最高すぎる論理に、勇次は思わず笑った。


「友達の幸せ願わん奴はおらんやろ?」と直也は笑う。

「……ミサキちゃん、連とオフ会で会ったことあるんだぜ。

羨ましいわ」


勇次の愚痴に、直也は答えた。


「イベント終わったら、俺らもオフ会しよーぜ。

ミサキも誘って」




一方、社長は腹を括ってDMの返信をした。

『ミサキがトップ層と繋がった経緯とももかちゃんがブロックされた理由は、正直分かりません』


ももかはスマホを握りしめ、目を血走らせていた。

(……クリスタルって、事務所の先輩のあの王者!?

こいつに手を出したら首が飛ぶ!)


理屈では分かっても、

連からブロックされた現実が受け入れられない。

しかも、連はミサキに投げまくっている。


『……社長! 私は最古参です! ずっと支えてきたのに酷い!!』

怒りに任せて社長に返信したももか。


そのDMを見た社長は、この上ない深い溜息を吐いた。

(……やべぇ。絶対、面倒な騒動に巻き込まれた……)




お読み下さりありがとうございます

次回もお楽しみに♡

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