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花束を持って、君と  作者: 雲雀ヶ丘高校文芸部
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2話-7

 私の通う高校では、家庭科の授業で奇数月に調理実習を行う事になっている。家庭科の先生は料理研究会の顧問を務めており、部員は調理実習の準備の手伝いに駆り出される。

 今回でいうと、三、四限の二コマを使い一年A組と一年B組が合同で実習する為、A組とB組の部員が、クラスメイトより少し早く実習室へ赴き、食材と調理器具の準備をする。また板はあるか、包丁は研いであるか。ガス栓が開いていて、火は問題なく使えるか。

 これらを先生一人で二クラス分するのは流石に大変なので、元々は有志で手伝っていた。けれど、基礎を学ぶ事は料理に役立つと、今では全ての部員が手伝いを申し出ている。そして、本来なら滞りなく準備ができているはずなのだが、

「先生、こっち終わりました」

「はーい。チェックしますので、次は隣の班をよろしくね」

 まさか一年生の部員がC〜F組に集中するとは。A組に私、B組にもう二人の計三人でお手伝いをしている。自分たちの支度もあったので、あまり時間がなかった。

「ちわ〜す。あたしらも手伝わさせて下さい」

 やってきたのはB組で私と同じ班の上原さんと春日野さんだ。クラスメイトであるB組の子たちと挨拶をし、手早く支度を済ませ、手を洗いながら指示を仰いでいる。

「上原さん、春日野さん、どうもありがとう」私。

「それはお互い様。ちゃっちゃと片付けよう」上原さん。

「そうです。今日も美味しい料理、期待してますよ」春日野さん。

 そして、先生と五人で準備を急ぎ、皆が席に着く頃には無事準備をする事ができた。先生が授業の開始を知らせ、挨拶の後に実習が始まる。


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