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2話-4
会長の思いつきに振り回されるであろう一年間を思って、私は自分の計画にくるいはないかどうかもう一度さらいなおした。……大丈夫、多分問題はない。
ないどころか、これはチャンスだ。ある部活が有利になる様な勝負は少なくなるはずである。へんてこな対戦方法なら、勝負は五分と五分。今回の「雪溶かし競争」では、肉体労働の分、こちらに分がある。
「舞咲さん、正々堂々戦いましょう」
「……はい、よろしくお願いします」少し目が据わっていた。彼女の人柄上、戦いたくはないのだろうな。
「お疲れー。真央ー、どうだった?」教室に戻って真っ先に絵茉から声をかけられる。大和と一緒にいて、どことなく楽しそうだった。
「うん。会長の真意を知ったよね」私は絵茉にカードを渡す。それを見た絵茉はどひゃーと云った。
「こりゃまた凄いね。チョコ、あんたも大変だね」
「私はまだいいんですよ。もう既に巻き込まれていますから。でも舞咲さんはとばっちりですよね」
──先月、私はチョコとの対戦を終えた後会長に会いに行き、本格的に「下克上」をしていくことに決めた事を伝えていた。




