↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヴォイニッチ紀行  作者: 志尾 結尾
第一巻第壱章 褪せた時代
8/18

第一章 異節 「芽吹き」

もし、耳がまだ聞こえていたなら……

もし、目がまだ見えるなら……………

もし、肌でまだ感じられるなら………

もし、口がまだ動くなら………………

もし、鼻でまだ嗅げるなら……………



ありったけの■をキミに…………




────────────────────────




ホープには10つ離れた姉がいた。

頭脳明晰で秀才であった。


ホープは8歳の誕生日の時に、親に捨てられた。


誕生日前日までは普通に愛されて育てられていたのに

誕生日の早朝、途端に「穢れ」呼ばわりをされて穢土に捨てられたのだ。


だが、姉だけはホープを穢れと呼ばなかった。


しかし、その姉の記憶は、捨てられてからホープの記憶は捨てられたこと以外思い出せなくなっている。


一般的な教養や知識はあるが、過去に関する記憶だけ思い出せないのだ。




死後、ホープは夢を見ていた。

一見、死後の世界だと思っていたがどうやら違う。

その夢はまるで誰かが経験したかのように鮮明な記憶のようなものだった。




────────────────────────




瞼を開くとそこは見たことのないような、あるいは以前住んでいたような気がする村の広場。


「■■■!今日こそは負けないぞ!」


ホープのことを■■■と呼ぶのはどこか見たことあるような黒髪の少年。


自分以外で黒髪の他人を見たことがなかったため、とても新鮮な気持ちだった。


なにより■■■というワード。


どこか懐かしく、どこか涙をこぼしたくなるような響き。


聞き取れたなら、その真相がわかるような気がするのに。


「あのでっけぇ木までかけっこだ!

負けたら勝った人の言うことを何でも聞く!!はいはいよーいどん!」


自分と身長が然程変わらない少年。

その言葉の隅々に負けを認めたくないという焦りがあるように、自分勝手なスタートを決めた。

そしてホープ、もとい■■■も負けられないと思い、走り出す。


自身の両脚を巧みに扱い、大地を蹴り地面を駆け抜ける様は大人顔負けである。



やがて少年を追い抜き、ゴール目前のところまで行くが、

足元に違和感を感じる。


落とし穴だ。


落とし穴に気がついた■■■は驚異的な身体能力を使い、腕の力だけで這い上がる。


そんなこんなで大木に辿り着いた■■■に対し、あとからやってきた少年は


「あああ!!!!■■■速ぇな!!

負けたくなかったのに。

でも次こそは必ず勝つ!!」


と告げた。


■■■は、ホープはどうしても気になることがあった。

勝利した自分は敗者へと何でもできるとのことで、

どうしても聞きたい言葉があった。


「君の名前を教えてくれない?」


この言葉を出したホープは己の意思に反し、

■■■が言わせないようにしている抵抗を感じた。


少年は不思議そうに応える。


「おかしくなったか?俺はラフラ・ヴァージャー。

もっと面白い命令を頼めよ!

でも今ので命令つかったから次の勝負までお預けな!」


ラフラと名乗った少年に、ホープは生前の、死の間際に出会した壮年の姿を重ねる。


そこにいる少年の顔つき、それが驚くほど似ている。

目頭が鋭く、奥二重であり、

高い鼻と引き締まった輪郭。

唯一違うのは目に希望が満ち溢れていることだ。


「そんな泣きそうな面でジロジロ見るなよ。」


声の高さはまるで違うが発音方法までもが一致している。

ただその対象が憎悪、性的な対象としてではなく、

憧れや競争相手に向ける、友に向けるものであった。


「本格的におかしいぞ?■■■。

今のお前なら勝てそうだ。

よし!次はさっきの広場までな!」


先ほどとは違い、急に走り出すラフラ。

不意打ちでも負けるものか!と追いかける■■■。


結果は■■■が勝ち、遅れて到達するラフラは息を切らしていた。


「くっそぉ!今なら勝てると思ったのに!

もう一回だ!■■■!もう一回大木まで走るぞ!」


体が息を切らしても、決して負けたままでは終われない。

ラフラという少年の負けず嫌いさは年相応であった。

 


「全く、走り回って元気なこと。

ほら、■■■。水持ってきたよ」


知らない声が聞こえ、後ろを振り向くと少女が立っていた。

容姿は肩甲骨ほどまでの長い艶のある黒髪をしていた。


「負けず嫌いも甚だしいこと。

かけっこで一番の■■■には勝てるわけないのに。」


かけっこで一番、やけに足が思った以上に動くわけだ。


「あ!アニカ!!俺にも水をくれよ!」


アニカという名の少女はその声が来ることを知っていたかのようにもう一つの水筒を渡す。


「ラフラも分からず屋ね。

何度やっても勝てた試しがないのに」


「阿呆!俺は勝ち負けじゃなくて勝ちてぇから■■■と闘ってんだ!!!!ブチのめすぞ貴様!!!」


2秒ほどで矛盾するラフラに対し、アニカは呆れて笑う。


「その馬鹿さで挑み続けたらいいのよ。

そう思わない?■■■」


問いかけられた■■■は「僕も競い合いたいし暴れ足りないよ。」

と答え、アニカは鼻で笑う。


そんな中、年の割には大柄な少年が近寄ってくる。


「げ!アナトじゃねぇか!!」


「げ!ってなによ人に向かってソレはないんじゃない?ま、そんなところもかわいいんだけどさ」


可愛がられたラフラは「うげ!」っと答える。


「仲が良いこと、フフッ」


仲が良い二人をアニカは嘲笑う。


「アニカちゃん、アナタも早く混じりなさいよ。」


こっち側に来れば楽しめるのに、という風にアナトは言うが「俺はそっち側じゃねぇよ!!!」とラフラは突っ込む。


何故だろう。とても懐かしく感じるこの光景に幸福を感じる自分がいて、

とても悲しく感じる自分もいる。

こんな平和がずっと続けばいいと思う自分がいると、

ホープは思っていた。


「あらあら、君達、揃っていたのね」


知らない大人の声が耳に響く。



「あ!!ババア先生!!」



先生と呼ぶラフラ

 


「こらこら、ババアではなくてバーアですよ。」



バーアといえ先生は諭すように答えた。



「すみません、ババア」



ラフラは懲りもせずにババア呼びを続ける。



「はぁ、まあそれはいいとして、君たち、あの大木に近付いたりしてませんよね?」



先生と呼ばれる彼女は再び、繰り返すように注意喚起をする。


「あっ」とラフラは答えてしまうと、



「あの大木には神が宿るとされます。

そんな気高き地に近づくと魅入られてしまい、

人間ごときでは正気を保てません。

次からは気をつけるように。」



呆れたかのように注意する彼女に対し、ラフラは「はぁい」と生返事をする。



「すみません、先生。

バカとバカの世話をできなかった自分の責任です」



と、年に似合わず責任を負わんとする少女の声に

「いえいえ、私の監督責任よ」と答える先生。



「そんなことはありません。

子供に責任なんてとても負わせれません。

私の責任です。アナタたちはあそこに気をつければいいだけです。」







△▼△▼





翌日



飽きもせずに「走ろうぜ!」と勧めてきたラフラに■■■は了承をする。



場所は昨日のことがあったにも関わらず、

大木であった。



結果、■■■は勝ったが、そこで見(まみ)えてしまう。




〇



大木に一足先に辿り着いた彼は太く根付くそれに見惚れていた。


幹は半径10mはあるだろう。


昨日、よく見ていなかったが根本付近の一部分が不自然に蔦で覆われていた。


気になり、その蔦に触れてみると不自然だった部分が消えて、中に空洞があった。





恐る恐る、その空洞に入った■■■は

時と世から隔絶された神域に囚われる。






「なんだろうここ、迷路みたいだけど、心が満たされていくような…」

中は迷路のように複数の道があったが、

思ったことをつい口から溢してしまう■■■。


誘われるように、本能が察知してるかのように、その道を進み続ける。


奥へ、奥へ進んでいくごとに様々な感情が押し寄せてくる。





「先生に怒られたらどうしよう」不安。

「このまま親に会えなくなったら」悲哀

「見たことない場所で心躍る」楽しさ・歓喜

「なんでここを進んでるんだ?」疑問

「なんで僕がこんな事してるんだ?」怒り

「この先にある宝があったら」期待





上記の感情が、分岐ごとに押し寄せてくる。

更には






「□□□が□□して□□□□」虚焉

「□であり□□の□」癒怒心

「自分は□□□の□だったはず」矇覚

「□がある場所」宿愾

「□と□をあわせた□□□」盧朧

「□って□□だったよな」而疑

「方角は6つ」六發

「深淵にある2つの羊飼い」獅虎心

「海など無い」瞞悦

「個を個とした場合の隣人」鄰隣

「鳴く骸の鎮め方」戊嗇

「真実」







という存在しない、知覚できない感情までもが押し寄せてくる。



■■■がここまで、めげずに来れたのは謎の、強烈な好奇心ゆえだった。



冷静に考えるとこれまでの道は全て平坦だった。

もう何十分と歩いているはずだ。


しかし、木はそんなに大きくなかった。



明らかな異変に気付こうとも、足を止めない。



この先にあるものを知りたい。

ただその好奇心のみで歩み続けた■■■はついに行き止まりに辿り着く。



そこには何もなかった。



だが、またもや本能、誘われるようにその壁を触れると、



〇



真っ白な世界が広がっていた。



否、真っ白でもあり、真っ黒でもある、

何もない空間のようだった。



呆然と立ち尽くす■■■



知りたい、ここがどういう場所なのか、

知りたい、ここが何をする場所なのか、

知りたい、ここには何者がいるのか、



あいも変わらず好奇心で満たされていた。


まっすぐ歩く■■■。


まっすぐに、直進し、

真っ直ぐに、歩き、

前に、この止まらぬ好奇心の答えがあるはずだと。



何分、何十分、何時間、何十時間と歩き続ける。


不思議と身体は疲れないし腹も減らず、喉も渇かない。



夢のような場所だった。



夢を見ているはずなのに、そのなかでまた夢を見る不思議さに、■■■は思う。



しばらくすると、目の前に点が見える。



少し歩き、その点は塊であるとわかり、



近づくとそれが異形だとわかった。





とても大きな、直径5mほどある人の眼球。


そこを中心に外周には人の指を幾つも幾つも重ねて作ったような巨大な翼が生えており、

その翼の付け根には耳のような部位が目立ち、

巨木の如き視神経は家屋かのように著大な手の手首に繋がっている。


よく見ると中指に該当する部位、爪と指の間には口のようなものがついている。



ソレの第一印象はまさに異形そのもの。



■■■がソレに気付き尻餅をつく。



しかし、蜘蛛のように巧妙に中指以外の指を動かし近づくソレ。


ソレを意識するたびになぜか、崇高な感情が芽生える。




遥か上位な存在は、普段使わない人間如きの言語を拙いながらにも伝え、さらには畏まったかのように告げる。



「和多志(わたし)は□▼〇※☓*と申島す(もうします)、度ゥ化(どうか)、アの子ヲ、助けて揚げて下犀(あげてください)。」





────────────────────────




重く、軽い目蓋を開けるとあの大木に居た。


意識を戻し、そのすぐにラフラが駆け寄ってくる。


「相変わらず速ぇなぁ!」


ラフラの声を聞き、安心したのと同時に、

アレから時が動いていないことに驚愕する■■■。



『彼処は時と世から隔絶された時空。

和多志が住む神域です。』



その声が脳裏に届いた瞬間、■■■は自身のなかの異物感に戸惑う。



まさか、さっき居たアレなのでは?と考えた途端に、もう一度その声が響く。



『はい。ホープさん。和多志は、亜名多が居た時代のヴァティです。

亜名多の霊魂、其の一部分に和多志の御魂を取り付けたので意思疎通が亜名多の脳内で可能です。』



色々な疑問が浮かぶが、最初に沈黙を砕いたのは唯一神(ヴァティ)であった。



『彼女には気をつけたほうが良いデス。』



世界の意志(ヴァティ)がそう呟いた途端に姿を現したのはバーラ・バーアであった。



『彼女は元々、この世界の住民では無かった。

突然、この世界に現れ、彼に魅入られた。』



姿なき意志(ヴァティ)の口からは驚愕の情報が飛び出す。




〇



「げっ!先生!!」



怒りに満ちているような笑顔を浮かべる先生に思わずラフラは驚く。



「二人とも、昨日言いましたよね。

その木に近付くなって…

何も無くてよかった……」



しかし、その表情には安堵が表れていた。

彼女は涙を流しながら話をする。



「昔、私の元教え子がその木に近付き、アレに魅入られてしまって…

一命を取り留めたものの……」



ラフラは驚いていた。

怒られると思っていたのに、珍しく涙を流しながら安心している先生の姿に。



「君たちと同じ年齢の女の子でした…

彼女の名前はアーシャ。

私の家で保護しているので是非、君たちにも看てもらいたいです。」



そこから先生は■■■とラフラを連れて自宅へ招待する。



彼女との出逢いが種となり、芽になるとは知らずに。




────────────────────────





ラフラやアニカ、アナトが住むそこは楽園と呼ばれている。



孤児だった彼らを育てる小さな村であり、その責任者であるバーラバーアは謎が多い。



曰く、地図から国を消した邪な龍を斃し、

曰く、遥か高位の崇高な存在の言葉を預かり、

曰く、大火を退け、津波を止め、地震を鎮め、雷を斬った。



経歴は彼女が20歳以前は存在しないが、功績だけが残る。



と、ラフラが言っていたが、

先生の家に行く途中で唯一神が告げる。



『彼女はこことは次元が違う、異界から漂流しました。』



『この世の理、その外側から来た彼女が与える世界への影響は大きい。だから、どうか気をつけてください。』



告げられた言葉の意味を理解するのには時間がかかる内容であった。



『バーラ・バーアとアーシャさんは同じ存在に魅入られていますが、その経緯は全く違います。』



『アーシャと異なり、彼女は自分から魅入られました。』



頭の中に新しい情報が入れられ続け、

彼らはバーラの家へと辿り着く。



村で一番大きな家、

玄関を通り、真っ直ぐ行くと階段があり、

地下へと繋がるそれを降ると、見たことのない素材でできた頑丈な扉がある。



鉄のようなその扉は真ん中に大きな円形のドアノブが付けられており、先生が回して開けると、

そこに広がっていたのは見たことも聴いたこともないような物がたくさんあった。




まず目立っていたのは、

巨大な筒。

その筒の中には色のついた液体で満たされており、

人が入っていた。


その隣の筒には見たことのない生物が。


さらにその隣には火のような物が入っていた。


ラフラを見ると、彼の目は輝いていた。

きっと、興奮しているに違いない。




そして次に目立つのは人よりも大きな四角形の黒い物体。


その四角形の物体に紐が繋がっており、

紐の先には光を映している奇怪な板があった。


その光をよく見ると不思議なことに、この部屋の絵が僕たちが見る視界と変わらないものとして動いていた。



「こっちに来てください」



先生に誘われ、ついて行く二人はさらに奥の部屋に行く。


そこは先ほどの部屋と違い、

一つの筒しかない。


そこには見たこともないのに、見覚えのある少女がいた。



「彼女が、アレに魅入られてしまったアーシャ。

私が彼女を預かる前、彼女は穢れとして忌み嫌われていました。」



先生が何か喋っているが、■■■はずっとアーシャを見つめていた。


「世界の意志と対を成す魂を持つ存在、

世界の力とも言えるソレと唯一神はこの世界に顕現するだけで貧弱な生物たちは強大な力量差により腐ってしまう。」


なぜ、この子を見ているだけでこんなに心が癒されるのか。


「逆魂、それは全ての生物にあるもので、

生物の意志を表の魂とし、

逆魂は力を司る魂です。


彼女は唯一神の、悪とも言える逆魂に魅入られました。


そして、彼女を見る者すべてが彼女を忌み嫌い、彼女が触れるものは皆腐り、絶え間なく続く餓えに苦しみました。」



「先生は何で嫌ったりせずに平気だったの?」



「それは先生だからです。」



ラフラと先生の声が混じり合う。


そんな中でも■■■はずっとアーシャを見つめていた。



「彼女を預かった後、平和に過ごしていました。

しかし、彼女をあの大木に連れて行ってしまったばかりに、アレは…彼女を自身の器にしました。


そこから私はこの、故郷で培った技術である生命維持装置に入れ、彼女の体の時間を止めました。


そして、10年経ちました。」



■■■を除く二人の会話は、■■■により幕を閉じる。




「おい、■■■、なんで泣いてるんだ?」



少年の声が聞こえ、自分が泣いている事に気付いた■■■は手で涙を拭き取る。



直後、天井から赤い光が点滅する。



「そんな!!LSS(生命維持装置)に異変が!?

今までそんな事なかったのに!」



先生の驚く声が部屋中に響く。


先生が部屋を離れた瞬間、

少女を入れていた筒にヒビが入り、

中から水が漏れ出し、そのままその少女は外へ流れ出る。


ふと、ラフラを見ると彼は手前の部屋から出てきた火に顔を覆われていた。



「ラフラ!!大丈夫か!!?」


■■■がラフラの安否を確認するが、


力が抜けてるように直立する彼はどう見ても大丈夫ではなかった。


先生に助けを求めようとし、外に出ようとするが扉が開かない。


「先生!!!先生!!!!!」


助けを求める声は届かないままである。


すると、後ろから声が聞こえる。



「会いたかった……」



聴いたことがないはずなのに、聴き覚えのある声であった。


それも、凄く久しぶりに聴いた声。



「久しぶり……一万…年ぶりくらいかな…?」



あり得ないはずなのに、その言葉には納得した。


何もかも覚えていないが、絶対にこの子を知っている。



「………一応……聞くね……あなたの…名前……教えて?」



このやり取りも、知っている。


ならば、答えは一つしかない。



「……ホープ。君の名前は?」



その問の答えも知っている。


さっき先生が言ったからじゃない。


知っていたのだ。


「アーシャ。また…初めからだけど…よろしく」



それぞれ別の言語で、しかもこの世界ではない基底世界(君たちの世界)での希望を表す名前を持つ二人の少年少女たちは出逢う。


幾度も幾度も繰り返される一万年の思い出。

終わりに終わりを積み重ね、始まりを繰り返し、


やがて、二つの希望は潰える。



希望が死に、希望が殺され、希望が消える。


彼らはまた出逢う。



望みなどない世界であっても、彼らは出逢う。



出逢ってしまう。



種が芽吹きやがて花となり種を残すように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。