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元軍人の異世界活動  作者: 多御中 劍二
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三十八話

 みなさま、あけましておめでとうございます(おそくない?)。と、いうわけで、年は令和三年となりました。みなさまは如何お過ごしでしょうか?コロナやらであまり満足できないと思いますが、頑張りましょう。いぇい。さんじゅうはちわめです。

 屋敷に戻ったのはいいものの、何だろう、なんかみんな怯えたままだから、居心地がとても素晴らしいとは言えないんだよなぁ。ちょっと話しただけでビクビクするし、俺を目を合わせようとしないし。なんか、悲しい。

 

 そんなことを、執事さんに聞いてみた。


 「執事さん、どうすればいいと思う?俺としてはもうちょっと打ち砕いてもいいんだけど」


 「そうですね、それでしたら、常に笑ってみてはいかがでしょうか?」


 「常に笑う?」


 「えぇ、笑顔というのは、普通は好意の証ですから」


 なるほど、常に笑顔か。


 「ありがとう、執事さん。早速試してみるよ」


 そういって俺は屋敷の中を散策してみた。勿論、笑顔を保ったまま。


 散策を始めて三十分。なぜだか知らないが、メイドの誰一人とも俺に近寄らない。むしろ逃げている。あれ?これを求めたわけじゃないんだけど。


 結局俺は直接メイドさんに話しかけることにした。


 「そこのメイドさん」


 「ひっ!」


 近くのメイドさんに話かけたのだが、帰ってきたのは怯えて震える声でのひっ!だった。


 「い、如何なさいましたか…」


 わお。すっごいガタガタと震えている。震えているのが一目散にわかるくらい震えている。


 「俺の部屋に、ウィスキーとグラスを用意してくれるかな?」


 「ひゃ、ひゃい!今すぐ準備します!!!」


 そういって、メイドさんは逃げるように俺を離れていった。


 …ねぇ、もう泣いていい?メイドさんにもこんなに引かれるとか、この人生でも結婚はできないのかな…


 部屋に戻ると、ウィスキーと、氷の入ったグラスが用意されている。俺はグラスにウィスキーを注ぎ、一口、又一口を口に含んで、ゆっくり流し込んだ。ウィスキーが喉を燃やしながら通るたびに、目元が潤う。別にこのウィスキーがきついから潤うわけではない。ただ、前世今世の俺に、目元を潤わせる。

 この世界に高須さんがいたら、お世話になろうかな…いや、流石にそれはないや。ただ、もう少し、そう、もう少しだけ、顔に暖かさを籠らせることができるのであれば、そうしたい。


 「はぁ…」


 なんだか今日は、ため息を多く吐く日だな。ため息を吐くと、幸せが逃げるらしいが、今日だけでどれだけ逃げたのかな。気にはなるが、知りたくはないな。

 ウィスキーを二グラス飲み、残りを怯えたメイドに片付けさせ、寝巻きに着替えて、寝床についた。


誤字脱字、間違い等ございましたら、よろしくお願いします。あと、感想とか、評価とか、下されば、ちょっとは更新速度が早くなる…かも。え?誰もこんな小説もどきに期待なんてしてないって?書くだけ無駄?そんなこと言わずに、ね?うん

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