三十九話
久しいです。ここ最近、論文に埋もれて生活しています。故にこのことも忘れ、更新を怠っていたと…お許しください!三十九話目です。
今日は休日だ。週に一回の休日だ、とは言っても、休暇とは違い、課業がないだけで、部隊内で過ごすしかないのだが。
よく考えると、この世界の軍人は、休日をどのようにして過ごすのだろうか。母国ではサッカーをしたり、PC室でネットサーフィンをしたりで過ごしていたが、この世界にはパソコンがないのは確実だし、まぁ、サッカーに似ている遊びの球蹴りというのがあるため、なんどかしているのを見かけたことがある。
よし、ここは俺が将棋やら囲碁やらチェスやらリバシーやらを考案して一儲け…するとでも思ったか!このタコが!この世界にも似てるやつはあるんだよ!トランプも、麻雀も、花札だってある!娯楽品で異世界転生で一儲けしようってんじゃ、生っちょろいぞぉッ!
しかし、それらをしている兵士も見たことがない。というのも、チェスや将棋、囲碁などは高学歴だったり、金持ちじゃなければやり方は知らないし、花札、麻雀は地域が違うし、リバシーは幼児用の遊びとして売られているわけだから、兵士たちじゃ、あんまやる気にならんし、トランプは博になり得るとして軍内じゃ禁止されている。
ちょうど隣にリュースもいることだし、聞いてみるか。
圧倒的暇をどのようにして過ごしているのか、気になるため隣のリュースに聞いて見ることにした。
「リュース」
「なんでしょうか」
「兵士たちは、課業がない日をどうやって過ごすのかね?」
「そうですね…図書室で本を読んだり、雑談をしたり、球蹴りをして過ごしますかね」
この世界では本というのは大変、までとは言わないが、そこそこ貴重だ。いくら印刷機や魔法があったとしても、その紙やインクなどの生産は限られている。庶民の家には本が十冊程度あるのが普通らしい。そのため、軍の図書室で本を読む兵士も少なくない。
「君はどうやって過ごすのかね?」
「自分、ですか」
興味本位でリュースに聞いてみる。
「そうですね、自分も図書室で本を読むのが殆どですかね」
ほう、やはり高級将校といったところか。勤勉だ。
「そんじゃ、俺も図書室にでも行くか」
そう言いながら席を立つ。
図書室についたのはいいが、どんな本を読むべきか迷う。学問書から自己開発書まで、大体のジャンルの本が揃っている図書室で、自分が読みたい本訴探すのは難しい。どうしようかなと思いながら、俺は図書室の中をうろちょろして見る。兵士たちが俺を見るたびに慌てながら敬礼するのはちょっとすまなかった。流石に休日に隊長をみて緊張するのは嫌だからな。
評価とか、ブクマとか、欲しいっすけど、まぁ、いいっす。




