三十六話
もうすっかり秋の季節がやってきましたなぁ。涼しい。暑いのが苦手な自分としては幸いです。さぁ、三十五話目です。
メイドと二人で外出…なんて言葉だけだったら、いろんな想像が浮かぶだろうし、ロマンチックな想像も浮かぶだろうが、一つ確かなことは、想像よりも空気がよろしくない事だ。
いや、前提文にもう少し加えたらわかる。
一見凶漢にも見える男と、ガチガチに固まっているメイドが二人で王都を歩いている。さぁ、今度はどんな想像が浮かぶだろうか。少なくともロマンチックな想像はなくなるだろう。
通りすがる通行人らがこそこそとなにやら言っているが、明るい話ではないと思う。目がそういている。
流石に此の状態が長引くと、よかないため、話でもかけよう。
「あの…」
「な、なんでしょう…?」
やめて、そんな目でこっち見ないで?生んでもない誤解がより深まるから。
「呼びづらいし、名前を、ちょっと、教えてくれないかな?よかったらでいいけど…」
あぁ、ストーカー見るような目やめて、名前聞いただけじゃん。ね?
「エ、エリースです…」
「そうか、エリースか。貴族ではないのだな?」
「ひっ?!」
ああああ!やめてぇ!周りの視線がぁ!更に鋭く、痛くなるぅ!
「気になっただけだからね?!それだけの話だよ?!」
「は、はひっ!」
はひっていう人初めて見たのはともかく、頼む。その視線はやめてくれ。これ以上ここにいることは、あまり得意策ではないと思うんだよな。うん。帰ろう。結局俺らは屋敷に戻った。次は副官か執事と一緒に出かける方がいいと思う。まず女性を選んだのがよくなかった。
短いって?俺も思った。
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