表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元軍人の異世界活動  作者: 多御中 劍二
33/40

三十三話

夏ですねぇ。自分は夏が嫌いです。暑いのはまだ良いんですが、何せ、汗っかきな体質なもんですから。もう嫌で仕方ない。三十三話目です。

 小皿の中身も気になるところだが、俺は先にエールを飲むことにした。エールを一口飲んでみたところ、俺はその味に驚いた。なにせ、地球にいた頃のビールよりも苦味が少なく、いい香りがするのだ。多少苦い味がするのがビールというものとばかり考えていた最中、こういうビールがきた。驚く。スイスイ飲めちゃうぞ、このエール。気のせいかもしれないが、何かの果物の匂いもするようにも感じる。流石に冷蔵庫とかがないためか、さほど冷たいわけではないが、それがいいのかもしれない。


 あっというまにエールの入ったコップを空にしたあと、俺は小皿の中身を見た。中には、腸詰のようなものが湯気を出していた。俺が考えているものであるかもしれない、そう思いながら腸詰を手で取り、一口食べる。


 「おぉ、ソーセージじゃぁないか。こりゃあいい」


 案の定、これはソーセージである。少なくとも、味がそうであると訴えている。外観は、ドイツから輸入した高めのソーセージ、全体的に白っぽいピンク色で、至る所に点があるやつ。


 エールを飲み干してしまった俺は、すぐに大将にエールを頼んだ。


 「大将、エールもういっぱい」


 「はいよ」


 大将はすぐにエールを出してくれた。俺はまず先にソーセージを口の中に入れ、噛みしめた。湯通しされているため、食感は弾力のある皮のおかげで張りを保ちつつも、中は熱したためにでるうまい脂でジューシー。ある程度噛むと、口の中に脂が広がる。その脂をエールで洗い流した。


 「っはぁー!」


 至福だ。なんたる至福。美味い酒に、美味いおつまみ。特に、ここ最近仕事の山に囲まれて、疲れ切った精神がいい調味料になっている。勿論、こんな調味料はあんまりなくてほしいが。とにかく至福だ。今ならどんな願い事でも聞いてあげられそうだ。


 俺はソーセージを食べたらエールを流し、エールを流したらソーセージを口に入れるを何度も繰り返した。足りなくなれば大将に頼んだ。金ならある。少なくとも、この店の中では一番までではないが、それでも上位に入ると思う。


 そうやって満足するまで飲み食いをした俺は、そろそろ帰った方がいいと思い、カウンターに代金を出した。


 「毎度あり」


 毎度じゃないけどね。そう突っ込むことなく、俺は席を立った。


 席を立ち、帰ろうとすると、俺に軍服を着崩した男がぶつかってきた。


 「いってぇなぁ。なにしてくれるんだよ」


 酔っ払っているのか、顔が赤く、酒臭い。ちなみに薄く笑っている。


 「テメェ、どこの所属だ?この階級章が見えないのか?え?中尉にぶつかるなんて、とんだやつだ」


 おっと、こいつはなんだ?


オミン:やめましょう。あなたは酔っ払ってる。

???:舐めてんのか!


オミンはアームロックを試みた

効果は抜群だ!


店主:それ以上いけない


…みたいな展開にはなりませんよ?…多分。


誤字脱字、間違い等ございましたら、教えてくだされば幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ