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4月9日 選択肢「凜ちゃんと食堂に行く」

 夕食の時間。


 寄宿舎の食堂には、煮込みハンバーグの匂いと、生徒たちの賑やかな声が満ちていた。


 今夜の献立は、煮込みハンバーグ、マッシュポテト、温野菜、それからコーンスープ。


 私は配膳台からトレーを受け取り、凜ちゃんたちの待つテーブルへ向かおうとした。


 そのとき、入口の近くで小さな歓声が上がった。


「ありがとう、ペンギンさん!」


「礼はいらねえ。困っている女を助けるのは男の仕事だ」


 ダイナマイトペンギンが、胸を張って立っていた。


 どうやら、一年生が落とした財布を拾い、追いかけて届けたらしい。


 腹には、いつもの赤いダイナマイト。


 嘴には太い葉巻。


 財布を受け取った一年生は何度も頭を下げてから、友達と一緒に食堂の奥へ向かった。


「いいことしたねえ」


 私が声をかけると、ダイナマイトペンギンは鼻を鳴らした。


「当然のことをしたまでだ」


「偉い、偉い」


「子ども扱いするな」


 やり取りを聞いていた寮母のおばちゃんが、エプロンのポケットから十円玉を取り出した。


「はい。いいことをしたペンギンちゃんに、お駄賃」


「子ども扱いするなと言ってるだろうが」


「いらないの?」


「もらう」


 ダイナマイトペンギンは、両翼で十円玉を受け取った。


 照明へかざし、表と裏を念入りに確認する。


「偽物じゃないよね?」


「金の世界では、他人を簡単に信用するな」


「おばちゃんを疑わないの」


「勝負師の習性だ」


 ダイナマイトペンギンは、十円玉を腹巻きの奥へ大切そうにしまった。


 赤い筒は雑に巻かれているのに、硬貨の位置だけは何度も確認している。


「これで二十円だ」


「綾乃ちゃんからもらった十円と合わせて?」


「ああ。元手が倍になった」


「何に使うの?」


「勝負だ」


「せっかく、いいことをしてもらったお金なのに?」


「いい金だからこそ、大きく増やすんだ」


「どうやって?」


「今夜、最初に売り切れる自販機の飲み物を当てる」


「誰と賭けるの?」


「今から参加者を募る」


「校内で賭場を開かないでください!」


 食堂の奥から、凜ちゃんの声が飛んできた。


 四人掛けのテーブルには、凜ちゃん、美羽、綾乃ちゃんが座っていた。


 凜ちゃんは私の分の水を用意し、美羽は桃色の水筒を椅子の脇へ置いている。


 綾乃ちゃんは、ナプキンを膝の上へきれいに広げていた。


「先輩、早く座ってください。冷めますよ」


「はあい」


 私は凜ちゃんの隣へ腰を下ろした。


 向かいには、美羽と綾乃ちゃん。


「みんな一緒なんて珍しいねえ」


「美羽先輩が、夕食の時間になっても部屋から出ていらっしゃらなかったので、連れてまいりましたの」


 綾乃ちゃんが答えた。


「出てこなかったんじゃなくて、考え事をしてただけ」


 美羽は、ハンバーグへナイフを入れながら言った。


「それを、出てこなかったと申します」


「夕食は忘れてなかったよ」


「昨夜はプリンで済ませようとなさったでしょう」


「プリンは卵と牛乳でできてるから」


「完全食ではありません!」


 いつもの二人だった。


 けれど、美羽の足元にはスクールバッグが置かれている。


 中には、昼間ダイナマイトペンギンから受け取った、薄いアルバムが入っているはずだ。


 美羽はまだ、中を見ていないらしい。


 ハンバーグを切る手を止めては、何度も足元へ目を向けていた。


「美羽」


「何?」


「また同じところを切ってるよ」


 美羽の皿では、ハンバーグの左端だけが細かく刻まれていた。


「食べやすくしてるの」


「離乳食みたいになってる」


「ひよりが食べる?」


「いただきます」


「本当に食べようとしないで」


 美羽は素早く皿を手元へ引き寄せた。


 そこへ、ダイナマイトペンギンが歩いてきた。


 近くの空いている椅子へ飛び乗ろうとする。


「ふんっ」


 届かなかった。


 身体が椅子の側面にぶつかり、そのままずるずると床へ戻っていく。


 寮母のおばちゃんが、背後からひょいと持ち上げた。


「はい、どうぞ」


「……恩に着る」


「素直で偉いねえ」


「言うな!」


 綾乃ちゃんが、その様子を眺めていた。


「かわいいですわね」


 凜ちゃんがスープを飲む手を止める。


「誰がですか」


「ダイナマイトペンギンですわ」


「危険で、品がなくて、言葉遣いも悪いですよ」


「それでも、善い行いでもらった十円玉を大事にしまうところは、可愛らしいではありませんか」


「俺はかわいさで生きてるんじゃねえ」


「椅子にも一人で上がれませんでしたけれど」


「高さが俺に合わせて設計されてねえんだ!」


 綾乃ちゃんは満足そうに笑った。


「やはり、人気が出るだけのことはありますわ」


 私はハンバーグを食べる手を止めた。


「人気?」


 綾乃ちゃんの笑顔が、一瞬だけ固まった。


「……もしも、このペンギンを主人公にした漫画があれば、という話ですわ」


「漫画?」


「ええ。仮定のお話です」


 綾乃ちゃんは、何事もなかったようにスープをすくった。


「身体にダイナマイトを巻き、毎回それへ火をつけようとして失敗する。粗暴に見えて、十円玉や仲間を大切にする一面もある。少年向けの漫画なら、人気が出るでしょうね」


「すごく具体的だねえ」


「容易に想像できますでしょう?」


「単行本は何巻くらい出そう?」


「二十七巻ほどではなくて?」


 綾乃ちゃんは即答した。


「そこまで想像できるの?」


「長期連載なら、その程度でしょう」


「アニメは?」


「夕方の時間帯に、三年ほど」


「凜ちゃんはどう思う?」


 凜ちゃんは、綾乃ちゃんを警戒するように見た。


「私は、そこまで流行るとは思いません」


「面白くない?」


「多少は人気が出るかもしれませんが、子どもが安心して見られる内容ではありません」


「ダイナマイトだから?」


「葉巻もです。言葉遣いも悪いですし、賭博ばかりしています」


「俺の生き方に口を出すな」


「あなたの話ではなく、仮に漫画だった場合の話です」


 凜ちゃんも、自然に仮定の話へ乗っている。


「子ども向けなら、もっと穏やかで、優しい作品がいいと思います」


「例えば?」


 私が尋ねる。


 凜ちゃんは少しだけ迷ってから答えた。


「……『カエルのお姫様』のような作品です」


「カエルのお姫様?」


 初めて聞く名前だった。


 綾乃ちゃんが、小さく吹き出す。


「それは、もしもそのような題名の漫画があれば、という意味ですわよね?」


「当然です」


 凜ちゃんは少し早口で答えた。


「緑色のカエルのお姫様が、池の王国で起きる問題を解決していく物語です。失敗することも多いですが、最後には周囲の人を笑顔にするんです」


「面白そう」


「でしょう?」


 凜ちゃんの顔が、少し明るくなった。


「お姫様は、緑色の身体に桃色のドレスを着ていて、王冠が少し曲がっています。でも、とても勇敢で――」


「ずいぶん詳しいねえ」


 凜ちゃんの声が止まった。


「もし、そのような作品があったなら、という想像です」


「服まで想像してるんだ」


「設定を考えるなら、それくらいは普通です」


 綾乃ちゃんが肩を揺らして笑っている。


「何がおかしいんですか」


「いえ。水城さんらしいと思いまして」


「どういう意味ですか」


「仮にそのような漫画が存在したとしても、まったく流行らなかったでしょうね」


 凜ちゃんの眉が動いた。


「なぜですか」


「主人公が地味ですもの」


「地味ではありません」


「緑色のカエルに、桃色のドレスでしょう?」


「そこがかわいいんです」


「毎回、泥まみれになって池へ落ちるのでしょう?」


「毎回ではありません。二話に一回くらいです」


「もっと詳しくなったねえ」


「設定の整合性です!」


「王子様はオタマジャクシなのでは?」


「将来性があります」


「足も生えていないのに?」


「途中で生えます!」


 私は二人を見比べた。


「二人とも、すごく詳しいねえ」


 凜ちゃんと綾乃ちゃんが、同時に黙る。


「もし漫画だったら、という話だよね?」


「そうです」


「もちろんですわ」


 返事まで重なった。


「同じ作者だったりするの?」


 何気なく尋ねると、綾乃ちゃんが答えた。


「ええ。同じ作者が――」


 そこまで言って、口を閉じた。


「同じ作者?」


「もし、同じ作者が描いたとすれば、です」


「なるほど」


 綾乃ちゃんは、少し早口で続ける。


「ダイナマイトペンギンのような大ヒット作品を生み出したあとで、あえて『カエルのお姫様』のような作品を描こうとする作者は、理解できませんわね」


「どうして?」


「読者が求めているものを、まるで分かっていないからです。人気作品を持っているのに、売れそうもない趣味の漫画へ何年も執着するなんて」


「何年も?」


「……長く構想していると仮定しただけですわ」


「もし連載されたら、人気は出ないの?」


「掲載順は後ろから二番目か三番目。単行本も三巻で打ち切られる程度でしょう」


「ものすごく具体的だねえ」


「出版の仕組みを考えれば、予測できます」


 凜ちゃんの表情が険しくなった。


「売れたかどうかだけで、作品の価値は決まりません」


「もちろん、売れない作品にも価値があると考える方はいらっしゃるでしょうね」


「馬鹿にしていますか」


「作者を少し」


「どうしてですか!」


「ダイナマイトペンギンがこれほど流行っているのに、同じ作者がカエルのお姫様へこだわるなんて、愚かではありませんこと?」


「仮に流行っているなら、でしょう?」


 凜ちゃんが念を押す。


「ええ。仮に」


「その作者は、売れるものだけを描きたいわけではないのかもしれません」


「商業漫画家なのに?」


「描きたいものを描くのが、そんなにおかしいですか」


「好きなものだけを描いて生きていけるほど、世の中は甘くありませんわ」


「だからといって、好きなものを笑う必要はないでしょう!」


 凜ちゃんの声が強くなった。


 近くの席にいた生徒たちが、ちらりとこちらを見る。


「凜ちゃん、本当にカエルのお姫様が好きなんだねえ」


「仮に存在したなら、です!」


「存在しない作品を、本気でかばうんだ」


「作品に対する姿勢の話です!」


 綾乃ちゃんが口元を隠して笑った。


「水城さんにも、随分と子どもらしい趣味がおありなのですね」


「神楽坂さんに言われたくありません」


「わたくしの趣味の、どこが子どもらしいのです?」


「部屋に七歳のころの写真を飾っているところとか」


 綾乃ちゃんの笑顔が消えた。


「なぜ、それを知っていますの」


「美羽先輩が話していました」


「美羽先輩!」


「私?」


 美羽はハンバーグを食べながら、悪びれずに答えた。


「だって、白いドレスを着て、ものすごく不機嫌そうな綾乃、かわいいから」


「勝手に言いふらさないでください!」


「今度、凜ちゃんにも見せたら?」


「結構です」


「こちらもお断りですわ!」


 二人の声が重なった。


 いつもなら、ここで笑いが起きる。


 けれど、今日の綾乃ちゃんは少し違った。


 口元には笑みがある。


 それでも、相手を軽くからかうときの柔らかさはなかった。


「まあ、平民の方はお好きに生きられて、羨ましいですわね」


 食卓の空気が止まった。


「……何ですか、それ」


 凜ちゃんが静かに尋ねた。


「好きな作品を好きだと言い、売れないものへ執着する作者を立派だと思えるのでしょう?」


「それと平民に、何の関係があるんですか」


「責任がない方は自由でよろしい、と申し上げただけです」


「馬鹿にしていますよね」


「そう聞こえたのなら、ご自由に」


 凜ちゃんの手が、膝の上で強く握られた。


「神楽坂さんは、何でも恵まれているから、好きなものを諦める人の気持ちなんて分からないんでしょうね」


 綾乃ちゃんの目が細くなる。


「わたくしが何に恵まれているか、水城さんに何が分かりますの?」


「少なくとも、人を家柄で見下せる程度には」


「見下してなど――」


「今、平民と言ったでしょう!」


 凜ちゃんの声が、食堂に響いた。


 美羽がナイフとフォークを置く。


 笑顔は消えていた。


 綾乃ちゃんも、顔を強張らせている。


 言いすぎたことには気づいているのだろう。


 けれど、今さら自分から引くこともできない。


「凜ちゃん」


「何ですか」


「カエル姫って、毎回池に落ちるの?」


 凜ちゃんが目を瞬いた。


「……毎回ではありません。二話に一回くらいです」


「泳げるの?」


「泳げます」


「じゃあ、落ちても大丈夫だねえ」


「そういう問題ではありません」


「綾乃ちゃん」


「何でしょう」


「七歳の写真、そんなに不機嫌なの?」


「今は、その話では――」


「見てみたいなあ」


「見せませんわ」


「二人とも、かわいいものを大事にしてるんだね」


 二人が同時に私を見る。


「凜ちゃんは、もし存在したならカエルのお姫様」


「作品として評価しているだけです」


「綾乃ちゃんは、七歳の自分」


「大事にしているのは家族です。写真は母が飾ったものですわ」


「でも、捨ててない」


「当然でしょう!」


「じゃあ、似てるねえ」


「似ていません!」


「似ておりませんわ!」


 また、声が重なった。


 私は笑った。


「二人とも、好きなものを馬鹿にされたら怒るんだね」


 綾乃ちゃんの視線が少し下がる。


 凜ちゃんも、何も言わなかった。


「分からないものを、すぐに悪く言うと喧嘩になるねえ」


 私はスープを一口飲んだ。


 少し冷めていた。


「せっかくハンバーグがおいしいのに、もったいない」


「先輩」


 凜ちゃんが困ったように言う。


「怒っているんです」


「うん。怒っていいよ」


「なら――」


「でも、怒ったまま食べると、味が分からなくなるよ」


「食事の問題ですか」


「食事は大事だよ」


 私は綾乃ちゃんを見る。


「綾乃ちゃんも」


「何ですの」


「平民って言うの、あんまりかわいくなかったよ」


 綾乃ちゃんの頬が、わずかに引きつった。


「かわいさの問題ではありません」


「かわいいほうがいいでしょう?」


「桜庭先輩は、何でもそれで済ませようとなさいますのね」


「うん。だいたいのことは、仲良くごはんを食べれば、少しよくなると思ってる」


「随分と単純ですこと」


「でも、今ちょっと静かになったよ」


 綾乃ちゃんは、言葉に詰まった。


 凜ちゃんも、握っていた手をゆっくり開く。


 完全に納得したわけではない。


 それでも、二人の間に張っていた糸は少しだけ緩んだ。


「……先ほどの言い方は」


 綾乃ちゃんが口を開く。


「適切ではありませんでしたわ」


 凜ちゃんは黙っている。


「水城さんを家柄で侮辱する意図はありませんでした」


「カエルのお姫様を馬鹿にする意図は?」


「ございました」


「そこも謝ってください」


「存在していない作品でしょう?」


「仮に存在したなら、です!」


「では、仮に存在した場合、一話だけ拝見して判断いたしますわ」


「三話は見てください。一話だけでは、池の王国の構造が分かりません」


「存在しない作品の王国構造まで決まっているんですの?」


 凜ちゃんは一瞬、言葉に詰まった。


「……作品を想像するなら、世界観は必要です」


「では、二話」


「最低でも三話です」


 二人の声に、いつもの調子が戻ってきた。


 私は安心してハンバーグを切る。


「ひより」


 美羽が呼んだ。


「なあに?」


「すごいね」


「何が?」


「今の」


 美羽は頬杖をつき、楽しそうに笑った。


「二人とも本気で怒ってたのに、いつの間にか、存在しない漫画を何話見るかって話になってる」


「カエル姫の力だねえ」


「ひよりの力でしょ」


「私、何もしてないよ」


「そういうところ」


 美羽は、指先で私を示した。


「相手を否定しないで、どうでもよさそうな話を挟んで、最後は自分でしゃべらせる」


「ごはんが冷めるから」


「ひより、ホストになれるよ」


「ほすと?」


「女の子の話を聞いて、気分よくさせる仕事」


「楽しそう」


「でも、ひよりの場合は全員に抱きつきそうだから、お店が壊れるね」


「人気が出るかも」


「出ると思う」


 美羽が声を上げて笑った。


「凜ちゃん、私がホストになったら来てくれる?」


「行きません」


「綾乃ちゃんは?」


「そのようなお店には参りませんわ」


「美羽は?」


「私は店側で働く」


「どうして?」


「ひより一人に任せたら、売上を全部お菓子に使いそうだから」


「凜ちゃんが管理してくれるよ」


「しません!」


 凜ちゃんが強く否定する。


 綾乃ちゃんが小さく笑った。


「水城さんは、結局何でも管理なさるでしょう」


「神楽坂さんに言われたくありません」


「わたくしは、美羽先輩の生活を整えているだけです」


「同じです」


「違いますわ」


「似てるねえ」


「似ていません!」


「似ておりませんわ!」


 また二人の声が重なった。


 今度は、食卓の全員が笑った。


 少し離れた場所では、ダイナマイトペンギンが腹巻きから二枚の十円玉を取り出している。


 一枚は、綾乃ちゃんの荷物を運んだ報酬。


 もう一枚は、財布を届けたお礼。


「自販機の一番人気はコーラだ。二十円、全額いく」


「賭ける相手がいないよ」


「俺自身との勝負だ」


「それは買い物では?」


「黙れ!」


 食堂には、明るい声が戻っていた。


 けれど私は、凜ちゃんと綾乃ちゃんが語った二つの漫画について、少しだけ考えていた。


 ダイナマイトペンギン。


 カエルのお姫様。


 どちらも私は知らない。


 二人も、存在しない漫画を想像しているだけだと言った。


 それなのに、巻数も、放送期間も、掲載順も、打ち切られた巻数も知っているようだった。


 同じ作者が描いたことまで。


「変なの」


 私が呟くと、凜ちゃんがこちらを見る。


「何がですか」


「ううん。二人とも、想像力が豊かだなあと思って」


「先輩ほどではありません」


 凜ちゃんはそう答え、私が皿の端へ避けていた温野菜を中央へ戻した。


「残さないでください」


「今、いい感じに締めようとしてたのに」


「何の話ですか」


「こっちの話」


 私は諦めて、ブロッコリーを口へ運んだ。


 今日の夕食は少しだけ苦くて、それでも、ちゃんと温かかった。


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