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なかみが男でも百合は成立するのだろうか 連載版  作者: 三毛猫みゃー
7章 冬から春へ

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第02話 久しぶりの二人でデート

 さて秋休みになった、土日を利用しての5連休だ。去年は何をしたのかなと思い出しつつ予定を立てた。去年は咲夜さんとショッピングデートをしたくらいだったけど、今のところ予定としては一日は咲夜さんとの二人きりデートで、それとは別に明海ちゃんと桜さんに楓との四人で出かけることになっている。


 いつものルーティンをすませて、夏休み中に買ったおしゃれ着をしていざ咲夜さんとのデートだ、といっても同じ部屋なので待ち合わせとかもなく、お互いがお互いの服の感想を言い合ったりしてしばらく過ごす。


 なんかその、お腹の辺りがソワソワというかゾワゾワというかなんかもうそんな感覚がずっとしていて早く時間が来てほしい。普段一緒の部屋で暮らしているのに今更って思うかもしれないがどうもこういうお出かけまでの待ち時間というのはなれないんだよね。


「怜どうしたの? トイレなら我慢しないで行ってきなさい」


「や、ちが、その、はい……」


 とりあえず別に催していないけど気分を落ち着かせるためにトイレに入った。すこしたってソワソワゾワゾワが落ち着いた所でトイレから出て洗面所で身だしなみチェック。今日はタータンチェックの切替シャツワンピースで色は黒がメインになっていた、腰は大きめのリボンで結んでいる。


 ちなみに咲夜さんも同じ服の色違いを着ている、夏休みのデートで一緒に買ったものだ。ここ最近は並んで同じ服を着ていると本当に姉妹に見えるくらいそっくりだとたまに言われるようになったんだよね。


「お姉様そろそろ行きましょうか」


「そうね、ちょうどいい時間かもしれないわね」


 読んでいた本を閉じると部屋の時計をちらりと見て立ち上がる咲夜さん。出会った頃はあまり手入れされていなかった髪も随分変わってきれいになっている、まあ今でも手入れしてるのは俺なんだけどね、自然と触れ合える約得だな。


「そうですね行きましょうか」


 二人揃って寮から外に出ると、俺たちと同じようにデートや友達との買い物の待ち合わせしているようだ。そんな中おそろいの服を着た俺と咲夜さんに視線が集中する。後輩や先輩や同級生の「おはようございます」の声に挨拶を返したりして歩き出す。


 生徒会役員ということも相まって、声をかけられる事が普通になり内緒話的に「尊い」やら「てぇてぇ」やら「今日も素敵」やら「眼福」やら聞こえてくるがもう慣れたのでスルーしている。新入生が来た頃は「キャーキャー」言われていたけど今はもう色々落ち着いたようだ。


 そんな感じの中、俺と咲夜さんは腕を組み秋晴れの遊歩道を歩いてショッピングモールへ向かう。周りにも同じようにショッピングモール方面へ向かう生徒が目につく。


「怜、今日の予定はどんな感じなの?」


「その今日は特に何も考えてないんですよ、ただ二人で遊びに行きたいなと思ってだけなんです、お姉様は行きたいところとかありますか?」


「そうなのね、なら少し下着を見たいのだけどいいかしら、最近少し胸元がね」


「あーそうですね、確かにお姉様のブラサイズ少し合ってないような気がしてました」


「えっとそういうのって見てわかるものなのかしら?」


「そりゃあもう、お姉様の事ですからわかりますよ」


「そう? それより怜の方はどうなの、成長期なんだしサイズ変わったりしてないのかしら」


「私ですか? 私は特に変わってないですね、ええ全くこれっぽっちも何事もなく変わっていませんよ」


「そ、そう? でもたまには新しいのを買うのもいいのではない」


「あー、確かにそろそろ新しいのを買うのも良いかもしれませんね、サイズは変わってないですけど」


 そんなわけでまずはランジェリーショップめぐりをする事になった、前買ったのっていつだったかな、確か春頃に一度買い替えた気がするし寿命的にもちょうどいい感じな気がする。


 流石にランジェリーショップに入るのも、そして女性用下着を買うのも慣れたというか、お風呂のたびに色々な物を見ているわけで気にならなくなったという方が正解かもしれない。今回は特に奇抜なものを選ぶこと無く普通のをスポブラなども合わせて4セットほど購入しておいた、咲夜さんも同じ感じのようだ。慣れたと言っても自分でひらひらやらついたのを買う気は置きないのだよ。


 その後は本屋さんに行って明美ちゃんに頼まれていた漫画本を買って、お昼を食べた後に少し服などを見てデートを堪能した。なんだか久しぶりにゆっくり出来た気がする一日だった。


 翌日は生徒会の仕事として校舎へ行き目安箱をチェックと、学院内の見回りをして半日を過ごし、昼からは屋上の神楽殿で舞の練習などをして過ごした。授業がある時はなかなか練習もままならないので土日や休日の時にちゃんと練習しておかないとね、秋とはいえ晴れの昼間という事で一通り終る頃には俺も咲夜さんも汗だくになっていたのは言うまでもないだろう。


 いつもより早めにお風呂場に行くと、今日は修練をしていた桜さんと楓と一緒になった。


「咲夜さまに怜さまも今の時間にお風呂ですか」


「桜さんに楓もお疲れ様、まあね今日は舞の練習をしててご飯の前にお風呂済ますことにしたんだよ」


「そうなのですね、私と楓も先程まで修練をしていて汗をかいたのでご飯の前に入ろうと思いまして」


「秋とはいえ今日は暑かったからね」


 俺は桜さんを会話しつつ下着姿になった所で楓が話しかけてきた。


「あー怜さま、下着新しくしましたか? 初めて見る下着ですね」


「楓はなんで私の持っている下着を知っているのかな?」


「えっそんなの常識じゃないですか」


「そんな常識はないからね、まあ下着は昨日お姉様とお買い物に行って新調したんだよ」


「えぇーいいなー、怜さま私の下着も選んで下さいよ」


 そんな事をのたまう楓の頭に桜さんがチョップをした。


「はいはい、楓は少し前に新しいの買ったばかりでしょ、アホな事言ってないでお風呂はいるよ、風邪引いて明日怜さんと明海さんとのお買い物いけなくなっても知らないよ」


「もう痛いよ桜ちゃん、分かったから」


 急いで衣服を脱ぐ桜さんと楓のじゃれ合いを見て俺と咲夜さんは先に洗い場へ行くのだった。

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