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なかみが男でも百合は成立するのだろうか 連載版  作者: 三毛猫みゃー
7章 冬から春へ

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第03話 秋休みも終わり冬季休暇へ

 さて、秋休みは終わった、特に特別なこともなく終わった。


「何を言ってるんですか怜様、私とデートしたじゃないですか!」


「してないしてない、みんなとお買い物はしたけどデートじゃないからね」


「酷いあんなにめくるめく熱い一日を過ごしたというのに、忘れてしまうなんて、痛っ」


 楓が桜さんにチョップをされてしゃがみこんでいる。桜さんがこちらを向いて頭を下げてくる。


「すみません怜さん、楓が馬鹿なこと言って」


「桜さんが謝ることないよ」


「もう痛いよ桜ちゃん」


 楓が涙目で頭を擦りながら立ち上がる。


「楓は馬鹿なこと言ってないで早く変える準備しなさい」


「はーい」


 最近なぜだか楓がぐいぐいくるのはなんだろうな。まあそれは良いか、秋休み最終日には予定通り明海ちゃんと桜さんに楓と4人で商店街の方に出かけた、実は商店街に行くの初めてだったりする。


 商店街はショッピングモールと違って八百屋とか惣菜屋とかがあり、自炊などする生徒がよく利用するみたいだ。あとはゲームセンターなどがあったといってもビデオゲームみたいなものはなく、プリクラとかUFOキャッチャーとメダルゲームがメインのゲームセンターだった。


 お昼はその辺りの惣菜屋で揚げ物を食べたりクレープを食べたりして済ませ、ゲームセンターでUFOキャッチャーやメダルゲームをした後に甘味屋でわらび餅を食べたり、帰り際にみんなでプリクラを撮った。


 プリクラとか小学生の頃見かけたけど撮った事はなかったし特に興味はなかったのだけど、色々加工できるのには驚いた。あとは今回は寄らなかったけど音ゲー専門のゲームセンターがあったので今度行ってみたいなとは思った。


 他にも商店街の方にはボーリング場やカラオケとかもあって学生が遊び目的に来るならショッピングモールよりこっちのほうが良いかもしれない、というより学院の敷地内なのに一つの街みたいな規模だなと。


 そんな感じで秋休みも終わり忙しくも充実した日常を過ごした、各寮で行われたハロウィンも終わり11月末の後期中間テストも終わった。ハロウィンでは明海ちゃんと楓に捕まり3人でコスプレさせられたけど咲夜さん含めて寮生が楽しそうにしていたのでまあ良いだろう。


 そして12月中旬になり、生徒を送り出した後に俺たちも学院を出る、桜さんと楓は年末年始と東の実家に戻るようなので次に会うのは年が明けてからになる。相変わらず俺に構ってオーラ全開でいるのを適当にあしらいつつ挨拶を済ませ別れをすました。


 学院を出て咲夜さんたちと別れ実家に戻ると久しぶりに望姉さんがいた。


「望姉さん久しぶり、なんだか忙しそうにしてるって聞いたけど元気にしてた?」


「怜ちゃんお帰り、そうだね少し前までは忙しかったけどここ最近は落ち着いたかな、朱天さんも久しぶりですね怜はちゃんとやれてますか?」


「久しぶりというほどでもないが、人にとってはそうかもしれぬの望殿、主殿は十分やれておると思うの、修練も舞も学びやでもちゃんとやっておるしの」


「別に朱天に確認しなくてもちゃんとやってるって」


「なら良いのだけどねちょっと色々とね、怜はもしもの時公開しないように覚悟だけは持っておきなさいよ」


「急に何? なにかあるの? なにか見えた?」


「少しだけね、すぐどうにかってのはないと思うのだけど、色々と早まりそうな気がするのよね、それじゃ私はちょっと出かけてるから話はまたね」


 何だったのだろうか、何が早まるのかよくわからないけど望姉さんの感って予知レベルだから近々なにか起こるのかな。ちなみに望姉さんには柘榴の実を効能を言って一粒渡したのだけど、躊躇いなく食べてしまった。結果は位階が一つ上がったようだけど「これが限界かな」と言っていた。


 実家では何日か過ごして去年同様に咲夜さんとクリスマスを過ごすつもり、去年と違って朱天に保護者としてついてきてもらって夜中のイルミネーションを見る予定も立てているので今から楽しみだ。その前に本家に行ってお婆ちゃんと年末年始についての話し合いが待っているけど多分去年とやることは変わらないんじゃないかな。


 そんなわけで本家で話を聞き去年同様比売神神社でお手伝いと神気の奉納をするのは決定のようだ、お婆ちゃんには石榴の実の事を相談したけど結局好きにしたら良いとしか言われなかった。俺としては半神になるとか躊躇いしか無いので保留のままでズルズルと来ている。まあまだ大丈夫という予感めいたものもあるから現状維持でいいのだろうね。


 さてさて、咲夜さんと一緒に比売神神社に行き平宮清華《ひらみやきよか》さんに挨拶を済ませて咲夜さんにはそのまま家にお泊りしてもらう。明日はもうクリスマスだ去年同様に両親は家を空けて望姉さんもお出かけするようなので夜は二人きりになる。


 家に戻る途中にケーキ屋さんで予約しておいたケーキを受け取り家の冷蔵庫に入れておく、今年は去年と違い予定通り朱天に保護者としてついてきてもらい夜中まで駅前で過ごす予定だ、去年見逃したクリスマスツリーのライトアップが今から楽しみだ。

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