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第十四話 このトキメキ
「ごめん、待った?」
少し慌ててきたこの人はイケメン…そう、タカハシユキである!
そして待っていたのはそうこの世界観の主人公の高橋由紀、19歳!
「ううん、全く!」
この日はバッチリメイクして、お洒落もした。まさに完璧で究極の私。
まさかあっちから乗り気だとは思わなかったので、ラインの返信を見た時は変な声が出た。
「じゃあ、行こうか。」
「う、うん!」
店の中に入る。ファーストレディもされた。
中身もイケメンだとは、将来有望だ。
こんな素敵な人を好きになっていいのかとすら思ってしまう。
ここは先輩にお薦めされたクッソ洒落た店。
インスタ映えしそうな店はあまり来たことなかったので変に緊張している。
この人と一緒にいればどこでも緊張するとは思うけど。
「あんまり、こういう店は来たことないな。」
「私も先輩にお薦めされて来て…あんまり慣れないかな…私にはちょっとキラキラし過ぎてるかも?」
彼は笑う。
「そんな事無いよ。さあ、何食べるか決めよう。」
二人で一つのメニュー表を見て、沢山話し、美味しい料理を堪能し、あっさりと解散した。
「今日は楽しかった。じゃあ…またね。」
次はもう少し長く居たい。
つづく




