2部1章11話
お待たせしました!
翌日の放課後、依頼人の柴崎が帰るルートを確認するためコンビニに集まる海斗と奏
「お待たせしました!」
「うちも今来たところだから!」
「あれ?その制服…もしかして上方高校の制服じゃん!」
「え?どうしてわかったんですか?」
「うちも同じ高校だよ!」
「え?そうなんですか!?」
「でも不思議だよね〜同じ高校なのに会わないなんて」
「学年が違うからでしょうか?」
「でも全校集会とかで会っていてもおかしくないのにね」
「確かに…何故でしょうか」
「あ!ごめん!うちね普段学校では一応校則守ってバレない程度にメイクしてるんだだから普段と違うからわからないのかも」
「そうだったんですね!」
そんな会話が続き、ルート確認をしながら歩く
「普通の道だね…」
「はい、ひと通りも一応あるのでおかしいところは」
「お化けとか出るのかな?」
「今は夕方なのでわかりません。」
しばらく歩いて
「収穫なしだね」
「はい」
2人は事務所に戻ると報告する
「特におかしいところとかなかったよ?」
「隠れそうな電柱はいくつかありましたけど」
「そうなのね…わかったわありがとう」
「本当にありがとうね海斗君、奏ちゃん」
すると事務所に女性が入ってくる
「あの、依頼でしょうか?」
と聞く海斗
「お前の目は節穴か?海斗」
みんな目が点になる
「えぇ!響っち!完璧な女装!」
「こりゃわからないね」
「はい確かに」
「頑張ったのね」
「仕方ないだろ依頼受けちまったんだから」
完璧すぎる女装の響
黒髪ロングのウィッグと女性用スーツを着こなして、いかにも仕事帰りの女性にしか見えない
「そろそろ依頼人の柴崎さん迎えに行って送ってくるから」
事務所を出る響
待ち合わせの駅で、依頼人の柴崎に会った
最初はわからない顔をされたが、喋ったら驚かれてしまう。
「そんな緊張しないで、自然に帰るぞ?」
「あ、はい」
(男の人なのに綺麗な女性になってるすごい)
「あの…頑張って女性の声で喋ってくれませんか?」
「あ?はぁ?はぁー」
「これならいいかしら」
「完璧です!」
(すごおおおい…もう惚れちゃうよ)
(異常は…ないな)
緊張しながら帰り、家まで送り届けた
「また明日ね」
「はい!ありがとうございます!」
(もう無理!綺麗すぎるよ)
響は依頼人を家まで送り届けた後、女装したままコンビニに寄り、事務所に戻る
「ただいま〜未成年組は帰ってるのね」
「あの…響君だよね」
「あ、ゴホン…そうだよ俺だよ」
「声まで女性になりきったんですね」
「しょうがねぇだろ?依頼人のリクエストなんだから」
「これ奏ちゃんと海斗君が聞いたら笑いそうだね」
「鍵沼さん?今度覚悟してくださいね〜」
「何を覚悟すればいいのかな?」
「ヒ・ミ・ツ」
「ずるいよ!なんでそんな時に女性の声で言うの!」
何も気にしてないかのように洗面所に行き、着替えて戻ってくる響
何故かドヤ顔して
「疲れたんで帰るから〜」
「お疲れ様気をつけてね」
そしてこの日は無事終わった。
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