イチャイチャ月間です。
「本を読むだけだけど・・・知識がないとアリアに痛い思いをさせちゃうから」
爽やかに言ってますけど、全然爽やかじゃない内容ですが?!
「アリアが安心できるように頑張るね」
何を?!
私が唖然としていると、私の唇を指で撫でた。
「アリアも一緒に頑張ろう?」
えっ?何を言ってるの?
「ルドルフ様、乙女に教師は付きません。ルドルフ様の知識だけが頼りです」
「そうなんだ」
「大丈夫ですよ、図が付いていてわかりやすいらしいです。それに乙女とは身体の相性も良く・・・」
いやぁぁ!!
アンドリューさん、女子の前で言わないで!!
セクハラですからっ。
そんなに美しい顔をしてても私、許さないから!
「大丈夫ですよ、アリア様。ルドルフ様の手先は器用ですから」
私が真っ赤になって俯くとルドルフが私の頭にキスを降らした。
「・・・アリア可愛い。・・・好き」
視線を上げるとうっとりと私を見つめていた。
とても貴方の執事はヤバいですとは言えない。
「・・・・・・私もルドルフが大好きです」
乙女心に負けた!
だって、素敵なんですもん!
ルドルフ最強ですよ!
どんどん深みにハマっていく自分に気づきながらも止まらない。
これが運命なのだろうか。
恐ろしすぎる。
ルドルフの手が私の髪を撫でて顔が近づいてきたので自然とまぶたを閉じた。
「はぁ・・・」
明らかに甘い雰囲気に場違いなため息が後ろから聞こえて反応してしまう。
「アンドリュー?」
ルドルフが注意するように声をかけるとアンドリューがまたため息をついた。
「死んだ魚のような瞳をしてらしたルドルフ様が生き生きとしてらっしゃって嬉しいんですよ」
「・・・本音は?」
「5歳上の私にだって恋人なんていた事ないのに目の前でイチャイチャすんなコラ!です」
「えっ?!アンドリューってまだ14歳なんですか??」
確実に18歳は超えてると思ってましたよ!
「そこなの?アリアは本当に可愛いね」
ルドルフが動物を愛でるように私の頭を撫でる。
「アンドリューは老けて・・・大人びてるけど今年で15歳になるよ。しっかりしてるよね」
親戚のおじさんが褒めるような言い方をするルドルフ。
君の精神年齢もだいぶ上だよ。
おかしいなぁ。
私が一番長く生きてる(記憶的に)のになんでこんな負けた気がするんだろう。
「私も、ルドルフやアンドリューの様に大人になりますね」
「アリア様はそのままでいてください。変わらずに・・・」
今度はアンドリューが親戚のおじさんになってるよ!
一々脳内でツッコミを入れる事に疲れた私はルドルフにもたれかかった。
「ふふ・・可愛いなぁ」
頭を撫で撫でされて幸せな気分になる。
じとぉとアンドリューに見られている気がしたけれど気にしない事にした。
この1ヶ月はルドルフ月間なんだから楽しまきゃ損だもんね!




