再開
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「スリープ状態解除。01起動確認。カプセル内を開放。おはようございます。貴方の体に異常はありません。行動を開始してください」
カプセル内から目覚めの設定時間に音声が流れ、アダムは起動開始する。
単にスリープ状態に入るわけではなく、エネルギー充電と共にシステムエラーの確認を同時に行っていた。
エラーは確認されず。04と同じ結果。アインズは異分子と判断出来ないという事だ。
「おはようございます」
深夜、早朝帯。エヴァが殺害されたであろう時間。
アダムが朝の挨拶をしたのは、目覚ましの機械音声相手ではない。
『おはよう。エラーがないという事は、研究室内では何も起きてないな』
返事をしたのはアインズ。彼の目覚めと共に、彼女は擬似的世界に入る事が出来る。
「はい。侵入者がいた場合、スリープ状態は解除されるように設定されてます」
アダムがスリープ状態から解除されるのは時間指定だけでなく、エヴァの声にも反応する。
侵入者がいた場合、強制的に目覚めるようになっていてもおかしくはない。
「今から中央塔に向かうのですか? 他の博士達に連絡しますか?」
アダムがスリープ状態になる前、アーメン達に連絡するのは後で決めるとアインズは告げていた。
「全員に連絡を入れておこう。その前に……アーメンが殺された……遺体を発見したのは何時になる?」
エヴァの次に殺されるのはアーメンだが、何時殺されるかまでは聞いていない。
「……今日です。マスターのように深夜帯に殺害されたと判断されました。見つけたのは朝。研究室が開いた状態でした」
『……この時間か。余計に連絡を入れるべきだな。前回と展開は変化しているとしても、全員に連絡すれば、犯人だけでなく、博士達も警戒するはずだ。怪しむ対象が君だったとしてもだ』
アダムが昨日と同じ時間帯に行動する事を連絡したとして、博士達も少しは警戒はするはず。
もしくは、一緒に行動する可能性もゼロではない。とはいえ、限りなく低いだろう。この時間は自身の研究に使うはずだ。
『それに中央塔へ行く事で、監視カメラの映像を見る事も可能だろう。アイの監視も完璧じゃないからこそ、博士達が補助しているのだろ?』
アダムにとって、中央塔に行く目的が増えた。部屋の修理道具だけでなく、博士達の安否を確かめる。
部屋、研究室を見るのは無理だが、何かしら違ったところがあるかもしれない。
『すでに殺害されていた場合は最悪だが』
エヴァと同じ時間に殺害されているのだとしたら、アダムが目を覚ました時には殺されているのかもしれないが……
『それも返事が来れば、安心は出来る』




