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幕間 ー6ー

「次は……君が気になっているAI……アイに関してだな。私はまだ直接会う……というよりも、話を……声も聞いてないわけだが。聞いた話によると、主に島の管理、監視をしているのだろ?」


「そうです。僕達はアイの協力を得て、監視カメラの映像を見せてもらってます。彼がエヴァの部屋に移動する映像は僕も見ました」


 アイは島の管理をしている存在。集会所のRも彼が操作している。


「とはいえ、万全……完璧な存在ではないみたいです。僕の状態を最初はエラーなしと答え、体にコードを繋げて、ようやく気付けたようです」


「モリー達もAI……アイの補助に付いているわけだが、逆も然り。アイを進化される役割が博士達にはあるわけだからな」


 博士達が島にいるのも、ロボット研究のためでもあり、AI進化の協力関係でもある。


「アイは君にコードを繋げる事で、記録が消えている事に気付いた。原因が不明なのは」


「僕が05の体に入ったからだと思います。それをアイは認識出来ないかと。そのせいで、この島での記録が消えてます。辛うじて、博士達の事が分かるぐらいで」


「だが、アイが君を疑ったのは」


「ドナテルロも僕を様子見しているようでした。言動にも違和感があったと思いますが……」


「過去の映像……昨日よりも前、一週間前の映像を確認しようとした時だな」


「はい。僕が……05が何かを忘れているような感じでした。05はレオのパートナーのはずなんですが」


 アイは島の監視だけでなく、博士達の言動も記録しているのか。それによって、レオに指示されている事を忘れていた……というのもあるか。


「結局、過去の映像は見せて貰えませんでした。見るだけでは復元は不可能らしいです。それだけが理由だとは思えなくて……」


「しかも……ドナテルロも追従しなかった。彼が後押しすれば、アイも別の判断をしたかもしれない」


 アイがドナテルロの命令を聞くところもあった。だとすれば、ドナテルロが許可すれば、アイも見せたのではないだろうか。


 つまり、ドナテルロも過去の映像で見せたくない場面があった事になる。


「とはいえ、エラーがある状態で見せられないという判断は間違ってないとも取れるか」


 アイからしても、エラーがある状態では何が起きるかは不明。過去の映像を見せる事で悪化する事も考えられる。


 あの場にマスターのレオがいないのだ。ドナテルロがいたとしても、そこまでの許可する権限はないだろう。


「……はい。僕もそれ以上無理は言えませんでしたから。だから、今度はアインズ様……アダムがアイに頼んでみてください」


 アインズ……アダムは目覚めた後、中央塔に向かうつもりでいる。


 マスターであるエヴァが殺害された事で、エラーが発見されても止める理由にはならない。


 止められた場合、誰の指示なのかを聞く事で、注意すべき人物が分かる可能性もある。

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