接続
「……分かりました。ただし、シャットダウンはなしで。データの消去、上書きを実行しようとした場合、コードを抜きます。可能ですか?」
05はアイの提案を受ける代わりに、自己防衛のための条件を付ける。先程、アイは彼の体からエラー発生を見つけらなかったが、今回は念入りにという事だ。
過去の映像を見るだけで、そこまでする必要があるのか。アイにとって、見られてはならない物が映っていた。それを博士達は気付かなかった……ロボットが再度確認すれば、万が一の事があるのか。
「可能です。そのような事が起きた場合、ドナテルロに助けを求めても構いません」
「俺も構わないぞ。レオに文句を言われたくないからな」
「……それでお願いします」
ドナテルロもそれを了承。彼はアイに関しての違和感を持たなかったようだ。
エヴァ殺害に対して、そこまで重要視してないのか。自身が殺される事がないと高を括っているのか。
05にすれば、過去の映像を見るためにはドナテルロとアイを信用するしかない。
アイはコードがある箇所を開け、ドナテルロがそれを伸ばし、05に渡した。
彼自身がそれを装着する。ドナテルロもレオのロボットに無闇に触れないようにするためだろう。
コードを刺す箇所やその開き方等、ロボットによっては違っていてもおかしくはない。
無理矢理、02が刺す事もないのがわ05にとっての救いだろう。ドナテルロの補助として、02が動く可能性も十分あった。
05は耳元ではなく、首元にコードを突き刺した。
「05との接続確認。シャットダウンなし。エラーないし、記録の確認作業に入ります」
「……こちらも確認しました。アイが僕を確認するように、僕がアイを見る事は可能でしょうか?」
05の意識はある。そして、逆に05がアイのデータを確認出来るかを尋ねた。
アイが05のエラーを怪しむように、アイ自身にエラーが発生していないかどうか。
博士達はアイの補助だけでなく、エラー確認もしているはず。ただし、一人ではなく多数。
一人が操作し、他が気付かない事もある。
今回、それがあれば、疑うべきなのはレオ。昨日の担当は彼であり、エラー確認を怠った事になる。もしくは、何かを仕組んだのか。
確認すべきなのはドナテルロであり、05がマスターを疑うべきではないのだが……
「不可能です。情報過多により、05の容量では壊れてしまうでしょう」
「俺からも無理だと言っておく。アイの情報量は膨大だ。一部だけを引き出すにしても、その線引きも難しい。アーメン達がいる間に終わらせているからな」




