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06

「アーメン博士は良かったのですか?」


「良いんだよ。02は監視役だ。アイも万能じゃないからな。お前等が何かする可能性もある。逆の場合もな」


「その方がドナテルロ博士も安心はしたと思います。僕達の命令で余計な事はしないはずですから」


 更に後方。アーメンとレオが会話をしている。パートナーについての会話のようだが、その中にドナテルロの名前が出てきている。


 02と05はドナテルロと共に中央塔にいるようだ。


 ドナテルロは中央塔でアイの手助け、監視カメラを見る役目がある。それはパートナーであるロボットも協力するはずが、05が代わりを務めているのだろう。


 そして、05を……ドナテルロを監視するため、アーメンが02を中央塔に置く事にした。


「それはコイツも同じだな。だからこそ、俺達も納得したわけだ。06、マスターであるドナテルロの命令はなんだ?」


 アダム達に同行するロボットは06。


 ドナテルロの代わりに……というわけではない。


 代わりに同行するとなれば、エヴァの研究室内部を記録する事になる。


 アダムがそれを禁止した以上、他の博士達も許すはずがない。


「マスターからの指示。貴方達を危険から守る事」


 06は博士達を危険から守る。言うなれば、アダムが博士達に何かを仕掛けてきた場合、それに対処するのが06の役目。


 ドナテルロにそう指示される事で、他の行動をさせないようにした。とはいえ、共に行動する以上、最低限の映像は記録されるだろうが、それは許される事に。


「そうだ。何かあれば、01を止めればいい」


 アーメンはアダムが自分達を襲うと冗談まじりに嘘の情報を教える。だが、ロボットがそれを嘘だと見分けられるのか。


「馬鹿な事を言ってるんじゃないわよ。01達は人間に手を出せない。アンタが余計な事をして、06に01を破壊させるつもりじゃないでしょうね」


 キャメロンがアーメンとレオの会話内容が耳に入り、口出しをする。


「01が犯人だと確定したわけじゃないですよ。エヴァ博士の研究室に入れたとして、彼なしで調べるのは難しいはずです」


 レオもアーメンを窘める。


 エヴァの研究室に入ったところで、アダムなしで研究室内の装置が動くかどうか。


 下手にエヴァとアダム以外が動かせば、装置が壊れる可能性もある。


『アーメンが最初に殺された理由はこれか? モリー以外は君を疑うが、逆にエヴァ殺害が彼等と思わせる。一番なのは……』


 アーメンは博士達をライバル視し、一番になりたがっている。動機としては分かりやすく、標的になりやすい。


『だが、どうやって? 彼こそ毒殺するのが良いはずだぞ』


 本来、アーメンがエヴァの次に殺害されるわけだが、どうやって02を掻い潜る事が出来たのか。


 今のように別行動時か。02は巨体であり、ロボットの中で一番避けたいはず。モリーではなく、アーメンこそ毒殺するのが一番安全ではないのか。

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