同調
「私にもそう言ってたわ。自身の体を調べられるのを拒否したわけなんだけど、その代わりに」
「お待ちください。僕達はマスター達を攻擊する事は禁止されています。01が何かをするのは不可能です」
05がモリーの発言に口を挟んだ。レオは一切驚いた表情を見せない。
レオの指示なのか。いや、05が彼の代弁をする理由がない。
「05に同調。我々に人間は殺せない」
「06?」
06も05の発言に同調し、声を上げた。それにマスターであるドナテルロは驚きの表情を見せる。
「ワタシも同調します」
「貴女もなの? 面白い現象が起きてるわね」
05と06の二体とリンクしたのか、03さえも意見を挟む。彼等はアダムを守ろうとしているのか。
「01はその時間の記録はなし。異常も見当たらない。エヴァ博士の研究室を調べるべきです。01を疑うのはその後です」
違う。アダムではなく、本来のロボットの性質を06と03は言葉にしただけ。04はアダムを守るのではなく、疑うべき場所を先に示した。
「04には次の行動を伝えていたから。01を疑うにしても、エヴァの研究室を調べた後。01もそれに拒否せず、協力してくれるそうよ」
ドナテルロやキャメロンとは違い、04の発言にモリーは驚かなかった。彼女が04に指示していたのだろう。
「それは興味があるな。マスターの研究を差し出すとはな。誰かに操作されているなんて事は」
アーメンはモリーを見る。アダムの情報を書き換える時間があるのは彼女しかいない。当然、モリーも疑われる事は分かっている。
「ないわね。あったとしても、その隙を作らせたのは貴方達よ」
「その通りだな。だが、エヴァのパートナーのロボットだ。短時間で弄くる事は無理な話だぞ。色々とロックされているはずだ」
ドナテルロは彼女の肩を持つ。……というよりも、パートナーであるロボットを操るのは至難の技なのだろう。
長い時間が必要であり、エヴァが死亡してからでは到底不可能という事だ。
「……冗談だ。アイツの情報を見るのは癪だが、何かある可能性はあるからな」
「当然、私も行かせて貰うわよ。情報の独り占めはさせないから」
アーメンもそうだが、キャメロンもエヴァの研究室に同行するつもりのようだ。
「それはすぐになのか? 俺は中央塔での仕事がある。この時間も無理に来ているわけだからな。抜ける事は出来ない」
中央塔の担当は日替わりてあり、今日はドナテルロが担当だ。夕方、夜以降までは抜ける事は出来ない。今もアイに無理に頼んだわけだ。




