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再確認

「01は……」


「ワタシはここで待機しています」


「その方が私も変な疑いを持たれずに済むわ」


 モリーはレオ、ドナテルロ、キャメロンがいるテーブルに向かう。当然、04も彼女に合わせて移動するわけだが、アダムは入口近くで待機するのを選んだ。


『04のように動けば、モリーが君に何かしたと他の博士達に疑われる事になるからな。それに……ここからの方が博士達が君の視界の中に入る』


 入口付近にいれば、情報交換により、博士達の表情の変化が見やすくなる。近寄れば、僅かな変化も見逃さないだろうが、ジッと見る事でアダムの方が逆に怪しまれる。


『それと……ここで試したい事があるからな。聞こえているなら、アダムの方を向いてから、頷いてくれ』


「カイトがこの場にいるのかを確認ですね」


 エヴァの部屋で博士達が集まった際、誰も反応を示さなかった。


 彼等の中にカイトはいない。バレないように演技をしていたのか。


 だが、今の状況ならアダムの方へ顔を向ける事は可能。勿論、視線だけを向けるなら、博士達がしてもおかしくはない。だから、頷く事を追加しておく。


 加えて、この場には博士達のパートナーであるロボットが揃っている。


 カイトが中にいるのは人間とは限らない。アインズもアダムの視点を借りている。同様にロボットの中にいる可能性は十分ある。


『……反応なしか。パートナーとして、怪しい行動を見せる事は無理と取るべきか』


 アインズはカイトが擬似的世界に吸い込まれるのを見ており、確実にこの世界の誰かにはなっているはずなのだ。


『怪しいのはキャメロンのロボットか? まさかのR……はないか』


 Rは返事も無理ではあり、頷けるような頭もない。AIが操作しているのであれば尚更だ。


『アダムから離れた時に試してみるしかないか』


 アインズはアダムの視線を借りて、擬似的世界を見ている。それを切り離す事で、カイトの方へ意識を向ける方法。


 彼が意識を失う……エネルギーの充電時にカイトに声を掛ける。彼自身が意識を失ってた場合はどうなるか。


 エヴァ以外の誰かが死ぬ前に接触しておきたいところだろう。その人物がカイトであれば、目も当てられない。


「ふぅ……私から先に報告すればいいのね」


 モリーはRが持ってきたカップに口をつけ、一息入れる。そして、彼女の研究室での結果をアーメン達に告げる事になる。


『……モリーが告げる事により、君はアーメン以外の反応、表情に注目してくれないか。本来、次に殺されたのはアーメンなのだろ?』


 次に殺されるのはアーメンだった。ここでの反論が原因であるなら、彼よりも他の博士に注目するべきだ。それはアダムではなく、殺害したのが博士達の誰かの場合によるのだが……


 勿論、ここではなく、エヴァの研究室を強制的に侵入したのが原因である可能性の方が高い。

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