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「待たせたようね」
「構わないぞ。集会所は中央にある。俺達の方が先に着くのは当然だ」
モリーが集会所に着いた。集会所は島の中央部にあり、中央塔とは目と鼻の先にある。徒歩で行けば、十数分程度の距離ぐらいだろう。
彼女の研究室からは一時間以上掛かり、ドナテルロ達を持たせるのは仕方がない事だ。
「01も連れて来たわけですね。マスターの側から離れない可能性もありましたから」
「一緒に行く事を許可したけど、その分、無理にでも連れて来てくれないとね」
レオとキャメロンは椅子に座わりながら、グラスを手に持ち、水分補給をしている。それは栄養剤ではなく、透明な只の水だろう。
「それで……検査結果は? 俺達の報告はその後だからな」
アーメンは部屋の端で煙草を吸っている。側には02が待機している。
勿論、キャメロンとレオ、ドナテルロもパートナーであるロボットを側に置いてある。
キャメロンのロボット、KY03機は全ロボットの中で一番の小型。子供ぐらいの大きさだろうか。
レオのロボットであるLE05機はアダムと同型……ではないが、似た感じだ。得意とするジャンルに違いがあるのだろう。
ドナテルロのDN06機はアーメンの02とまではいかないが、彼と同じ大きさぐらいある。腕も彼と同じ義手のように見える。
集会所という事もあって、部屋や研究室以上の広さがあるようだ。
モリー達がいるのは広間。そこには大きなテーブルが置かれており、大勢で食事を取る事も可能のようだ。
自動販売機らしき物があり、奥には調理室のような物もある。その中に栄養剤が置いてあるかは調べてみる必要がありそうだ。
『あれは?』
奥の部屋からロボットが現れ、モリーに近寄って来る。
博士達のパートナーは一体ずつではなかったのか。
「集会所担当のロボットのRです。集会所の掃除や博士達に料理を提供しています。ワタシ達が来る前から存在する旧型。それをアイが操作しています」
旧型ロボットのR。エヴァ達よりも前に来ていた博士が置いていったロボットなのか。
人間のような手足はなく、円錐系の形をしている。移動は下に付いているローラー。手も使用時に細い腕が出てくる仕組みのようだ。
加えて、胴体部分も開く事が出来るようで、収納も可能。そこから出てきたのは湯気が立ち昇るカップ。
中に紅茶やコーヒーが入っているのか。集会所にモリーが来た事に気付き、カップを運んできたようだ。
「レオの隣に置いてくれたらいいわ」
Rはモリーの言葉に反応して、レオの隣にカップを運んで行く。
アダムや04のように音声がないのは旧型だからだろうか。その代わりにピーという音で反応を示しているようだ。




