↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/32

別の展開

 04が先頭に立ち、モリーの研究室に向かう。


 その後ろにはモリーではなく、アダム。最後尾にモリー。アダムが怪しい動きをしないのかを警戒しているかなのか。


「01に聞きたい事があるのだけど、答えてくれるかい? 勿論、強制しないわ」


 モリーは04に命令して、アダムに強制的に言う事を聞かせようとしているわけじゃない。


 中央塔の監視カメラに映される以上、キャメロン達に行動がバレてしまう。


 彼女がアダムの後ろにいるのは、彼の反応を見るのもあるのかもしれない。


『前と展開が同じなら、モリーが何の質問をするのか分かるか?』


 モリーがアダムと行動するのは本来の出来事と同じ。ここから違う展開になるとすれば、アダムが別の動きをする必要がある。


 何もしていない以上、彼女の質問は変わりがないはず。


 それが変化しているのなら、誰かが別の行動をした。見てないところで、キャメロン達が……カイトが何かをしたか。


「モリー博士の質問はワタシの行動について」


『君の行動について……昨日の事か。彼女に答えても構わないぞ。私も君の口から聞いておきたい』


 擬似的世界開始時、アダムの目の前にエヴァの死体があった。


 アダムは何時からその場にいたのか。アダムがエヴァの側にいながら、殺害するのは無理だろう。


 エヴァとアダムは別行動をしていたと考えるのが無難なわけだが、他の博士達を常にパートナーのロボットと共にしている風ではある。


 当然、ロボットでも休む……エネルギーを充塡する時間は必要になるのだろうが。


「問題ありません。モリー博士の質問に答えます」


「助かるわ。昨日、01は朝からエヴァと一緒にいなかったわよね。貴方は一体何をしていたの? 何時エヴァと合流したわけ?」


 昨日の朝。エヴァは昨日の朝までは生きていた。博士達の朝の集会には顔を出していたようだ。


 その時、エヴァの側にアダムはいなかったらしい。


『モリーの言う通り、その時の君の記録はないに等しかった』


 アインズもアダムの記録を全てではないが、一部は読んでいる。確認済みだ。


 アダムに事件時、当日の記録がなかった。あるのは死体発見時以降になる。


「研究室でメンテナンス中でした」


「まぁ……そうなるわよね。簡易的なものなら、私もメンテナンス装置に任せてる事もあるから」


 メンテナンス。アダムの体に異常がないかを確認。メンテナンス装置があれば、エヴァが側にいる必要はなくなる。


「そのメンテナンスはいつ終わったの?」


 問題はメンテナンスが何時終わったのか。事件発生と思われる時間の記録がないのはメンテナンスが原因であれば、一日中という事になる。


 それをエヴァは放置していたのか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。