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中央塔内部

「準備は完了しています。まずは現在のモリーの行動ですね。モリーは研究室に入った模様。そこまでの監視カメラのデータを映します。気になる箇所。昨日のデータの切り替えはドナテルロにお願いします」


 ドナテルロ達は螺旋階段を上り、中央塔の制御室へ。


 中央塔は広くはあるが、階にあるのは一フロアのみ。それも塔ながらも三階しかない。


 制御室は二階。全面がモニターになっているといっても過言ではないだろう。島全体にある監視カメラの分だけあるのなら、それぐらいは必要になる。


 だが、博士の部屋や研究室内の映像はなし。其々の研究内容を守るためには当然の事だといえる。


「モリーがエヴァの部屋を出た後からだな」


 ドナテルロは操作して、モリーがエヴァの部屋を出た後の映像を取り出した。


 最初の映像はエヴァの部屋前。


 モリーと04、アダムがエヴァを運んでいる映像が映し出されている。


「そこからモリー博士の研究室の道順で監視カメラを見ていくぞ。……彼女の指示でエヴァの研究室に寄る事は……なさそうか」


 エヴァが死んだ事により、彼女の研究室は閉ざされる事になる。だが、アダムなら開閉が可能。


 研究室は部屋みたいにコード解除だけで開ける事は出来ないと思われる。


「モリー博士もそこまで馬鹿じゃないだろ。俺達が中央塔で監視カメラの映像を見る事は知っているんだからな」


「念の為にだよ。キャメロンが気にしていたようだからな」


「可能性はゼロじゃないからね。彼女の研究は誰しもが見たいはずよ。死んだ原因を見つけるため、研究室を調べるにしても、その時に抜け駆けするのはなしだから」


「ふん!! そんな事を言う奴が一番しそうだがな」


 キャメロンもそうだが、アーメンもエヴァの研究の情報を欲しているようだ。それに関しては、ドナテルロとレオが何も言わないのは、二人も知りたいという事なんだろう。


「言い争っている場合じゃないだろ。モリーは問題なかったわけだ。昨日の監視カメラ映像を見ていくぞ。ある程度まではレオが見てたんだろ」


「昨日の担当でしたからね。夕方までは見てました。抜けはあると思いますが、05も確認しています。アイも怪しい人物がいたら、教えてくれているはずですよ」


 ドナテルロはアイにパートナーのロボットの入室許可を得たわけだが、それは人数の多さ故。担当者だけなら、同行する事は良さそうだ。


「……そうですね。レオが調べていた時には、怪しい人物はいませんでした」


 アイはレオの言葉を受けて、それに答える。怪しい人物を発見していないようだ。


 だが、レオのパートナーである05は答えないようだが……彼もそれを注意しなかった。

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