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アイ


「揃ったわね。さっさと中央塔に入って、昨日の映像を見るわよ。怪しい行動をしている奴がいるか。侵入者がいるかどうか」


「分かっているさ。今日の中央塔の管理は俺だからな。操作はやらして貰うぞ」


「文句はないさ。補助はアイがやるからな。怪しい行動は出来ないだろ」


 レオと05がエヴァ博士の家から中央塔に着くのに掛かったのは一時間。


 キャメロンは一番に着き、アーメン、ドナテルロと続く。時間差でキャメロンが中央塔へ着いてから十分程。アーメンとドナテルロで五分ぐらいか。


 それは05の地図に映される表示で分かり、レオに報告していた。


 キャメロンはレオに対する遅刻によるお咎めはなかった。


 それだけでなく、彼女含めた三人は中央塔の中ではなく、入口前で待機していた。


「……何よ。私が何かするとでも思ってたわけ? 勝手に操作するにしても短時間では無理だから。アンタ達に疲れた姿を見せたくなかっただけよ」


 キャメロン博士が先に中央塔へ向かった目的は一人で映像を見るだけでなく、操作するためだと考える事も出来る。


 だが、それも不可能なようだ。キャメロンが先行しても、アーメン達が来るまでの短時間では先に映像を見るのが限界であり、そこから偽装するのは難しい。


 それだけでなく、中央塔の操作は日によって変更されるらしく、今日はドナテルロであり、昨日はレオが中央塔の操作権限を持っていたようだ。


 加えて、中央塔を管理しているAIが存在しており、博士達の補助をしている。


 キャメロンが先に触れていれば、AIであるアイがアーメン達に知らせる事はしそうだ。


「おはようございます。ドナテルロ、アーメン、キャメロン、レオ。本日はドナテルロが担当のはずですが? 三人はどのような御要件でしょうか?」


 ドナテルロを先頭に中央塔の中へ。


 入口前は螺旋型の階段となっており、周囲には様々な機器が設置されている。それはAI用、もしくは島の管理のために必要な機器なのだろう。


 その中に監視カメラらしき物があり、ドナテルロ達が侵入してきた事をアイが察したわけだ。


 レオと05が中央塔へ行くまでにも無数の監視カメラがあった。入口前もそうだが、反対側、中央塔自体を映すカメラも設置されている。


 それは六人の博士の部屋、研究室前もそうなのだろう。


「エヴァが死んだわ。その原因を探してるの。昨日、怪しい行動をしていた人物、島に侵入者がいたのかを確認したいわけ。私達の行動も一緒にね。それと……現在のモリーの行動を先にして」


「エヴァが死んだのですか? 分かりました。映像を用意しておきますので、上に来てください。担当、権限の変更はありませんか?」


「俺のままだ。パートナー達も連れて来るが、構わないよな」


「構いませんよ。彼等の情報も更新させて貰います」


 アイの許可を得て、パートナーのロボットも中央塔の中へ。


『了解』というパートナー達の声は同一だが、アイの声は違うようだ。

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