↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/24

動機

『……エヴァ博士はキャメロンと……彼等と仲が良かったのか?』


「不明。ワタシには判断不可能です。見ている限り、マスターは全員同様に接していました」


『流石に友好関係までは分からないか。人の心は難しいからな。それは仕方ないが』


 AIの共同研究をしている仲間ではあるようだが、第一は自身の研究。他者には興味がなし。いや……研究内容によっては違う可能性はある。


「まぁ……エヴァは独特の発想を持ち、才能が俺達よりもズバ抜けてたからな。嫉妬してもおかしくはない。だが、俺は殺してないぞ。そんな奴に勝つのが楽しいからな。ちなみに俺もキャメロンと同じだ。徹夜明けで、朝の集合した後は寝落ち状態だった。監視カメラで外に出てない事が確認出来るだろ」


 エヴァ殺害の動機。才能による嫉妬。研究者同士ならあり得るのか。


 アーメンは少なからず嫉妬はあると提言している。キャメロンの口から出た事から、全員がそんな気持ちを持っているのだろう。


「僕も天才と呼ばれてたけど、エヴァ博士の方が上だよ。彼女の才能を失う方が損失だと考えてます」


 レオも天才と呼ばれながらも、彼女の方が上だと認めている。認めた上で、殺害を否定した。


「全員そうだよ。嫉妬しながらも、彼女の能力を必要としていたからね。殺害を疑っている君が一番怪しくなるよ。この場を混乱させようとしてるのでは? ……とね」


 ドナテルロはキャメロンを牽制した。言い出した本人が一番怪しくなると。


「ふん!! 可能性を提示しただけよ。全員がエヴァ殺害を否定ね。彼女の死が毒となると、食べ物に含まれていたかもしれないわ」


 キャメロンは慌てて否定する事なく、堂々と答えた。


「そこも監視カメラでもう一度確認しましょう。昨日だけじゃなく、時間を遡ってです。エヴァ博士死亡原因をある程度分かるまで、研究を止めても構いませんか?」


 中央塔の中で監視カメラの映像確認。昨日の出来事だけでなく、毒の入手や混入。昨日以前に出来た事を調べる。


 レオは研究を止めて、エヴァの死亡した原因を調べる事を優先する事を全員に求めた。


「私は賛成ね。狙われるのがエヴァだけじゃないかもしれないわ。安全を確認しておくべきでしょ」


 キャメロンはレオの意見に賛成。


「確かに……誰かが研究を狙ってもおかしくはないからな。一日調べるぐらいなら構わないぞ」


 ドナテルロも了承。自身の研究に自信があるからこそ、狙われる可能性があると自負しているのだろう。


「……俺だけが拒否すると怪しまれるか。監視カメラを見に行くつもりだったからな」


 アーメンも中央塔へレオ達と一緒に行くようだ。自身のアリバイを証明するためでもあるはずだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。