レオ、ドナテルロ、キャメロン
「僕達は入らせて貰いますね」
「おいおい……何があったんだ」
「……待ってよ。死んでるんじゃないの」
残る三人の博士は外に待機出来ず、パートナーのロボットを置いて、エヴァ博士の部屋の中へと入ってきた。そして、三人共驚いた表情を見せている。
レオ博士。身長百四十程の少年。年齢も最年少の十五歳。この若さで博士になるのは天才の類だろう。目は赤く、髪は若いながらも白髮に。タバコではないが、棒付きの飴を口に含んでいる。
ドナテルロ博士。年齢五十過ぎ。博士の中で最年長。右手を失っているのか、ロボットのような腕が付いている。アーメンやモリーと違い、坊主頭の筋肉質。年齢の割には若く見える。身長も一番高く百八十はあるだろう。
キャメロン博士。年齢三十代前半。ロングの金髪。豊満の胸を持ち、年齢よりも若く見える。身長も百六十あり。エヴァ博士を含めた女性の中で一番高い。博士の中で身なりが一番ちゃんとしている。
五人の博士の中、一番表情に変化がなかったのはモリー博士。だが、アーメンの言葉に反応して、冷静に行動しなければならなかったのもあるのだろう。
「04に応急処置させてるわ。けど……」
エヴァ博士をベッドで横にした後、04が治療を開始したようだが、すぐに手が止まった。故障したわけじゃない。
『治療不可。すでに活動停止しています。電気治療も効果なしと判断。活動停止からの時間経過大』
04はエヴァ博士の死亡と判断した。心臓マッサージや電気治療も無意味。死亡してからかなりの時間が経過しているようだ。
「死亡原因は何? 昨日は何ともなかったわよね? 朝以外にエヴァと会った奴はいる?」
キャメロン博士……キャメロンがモリーに死亡原因を尋ねた後、他四人の昨日の行動の確認を欲した。
「私は朝以外あってないわ。後は研究室に籠もってたから。みんなもそうなんだろうけどさ」
先に尋ねたキャメロンが答える。エヴァと会ったのは昨日の朝のみ。それ以降は研究室いたようだ。
「僕も朝だけです。常に研究室にいたわけじゃないです。昨日、中央塔を担当するのは僕だったので。夕方には戻りましたけど」
次にレオが答える。彼もエヴァと朝に一度会っただけ。研究室ではなく、夕方まで島にある中央塔にいたようだ。
「夕方までか。その間に怪しい奴は見なかったのか」
「いませんでしたね。監視カメラには侵入者は映ってなかったです。僕が見忘れても、彼が教えてくれますから。ドナテルロ博士が研究室前で筋トレしているのも確認してますし、モリー博士が公園で煙草を吸っているのも見てます。ですよね?」
アーメンの質問にレオが更に答える。
『中央塔か。そこは島全体を監視出来る場所のようだな』
「そうです。監視カメラだけでなく、島全体の管理をしています。中央塔には試験的にAIが搭載されており、博士達は日毎に管理しています」
『AI……人工知能で間違いないか? 他の世界でも聞いた事がある』
「はい。AIの研究は完成しておらず、マスター達は共同研究をしています。ワタシ達のように体はありません」




