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『欲しいものが見つかる不思議な雑貨屋~婚約破棄された令嬢は新しい人生を手に入れる  作者: 佐藤なつ
不思議な雑貨屋

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7/16

気分転換

今回は短いので2話更新予定です。

予約を取ろうととしても、タイミングが合わなければなかなか取れない。人気店。


セイラが手にしたのは時間を気にせずに行ける特別券だ。


入店すると、今度はセイラが好きな小物が並んだ。

すさんだ心を慰めるようなもの。

一つ一つがセイラの好きで出来ている。

繊細な作りの万年筆。

試し書きをさせてくれる紙が出て、一文字記すとサラサラと滑る。

インクの乗りも良い。

可愛らしいブックマーク。

コレも良い。

アレも素敵。

夢中で見ていると、不思議なことに、またケイン達と被ってしまった。

前と同じように壁が作られている。

またまたケインは女性を連れていた。

前回と違う女性。

ベッタリとくっつき手にしなだれかからせている。


ケインは惜しげもなく女性に装飾品を購入して帰っていった。

その間中、話題はセイラの悪口だ。

ずっと。ずっと。

あぁやって人に自分の悪口を言い張っているのかと思うと、げんなりする。


すると、前と同じように、お詫びの品と次回の予約券がセイラにプレゼントされた。

今回の品は、さっき試し書きしていた万年筆だった。



それが数回続いた。

セイラは色々な物を手にした。

最初は小物だったのに、小さなブローチや耳飾りなどを送られるようになって、余りにも高価すぎると固辞しようとしたこともあった。

実際に置いて帰ったこともある。

それでも、家に着くと、品物が届けられていて、セイラは店からの贈り物を受け取り続けた。


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