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神格

 神格は読んで字のごとく「神の格」であり、「神」を神格第1位から神格第10位までに順位づけし、身分を示すものである。

「神」と呼ばれる存在は生得的に有しているものであり、人間や狐狸、妖怪などは神格を有していない。だが、「神の域に達した」ごく一部のものは神格を有することがある。また、鬼は種族的にわずかながら神格を有するが、一般的に神格を有するものとして扱われることはない。慣例や伝統、例外などにより一概に言えないが、おおよそ

 

 狐狸の一部→妖怪の一部→鬼の一部→付喪神→生物神→土地神(土着神)→自然神


 という順番で格が高くなっていく。(1)

 だが、それぞれの中にも格の上下があり、まとめると以下の表のようになる。表中の空白部分は該当なしであり、基本的にそれ以上は神格が昇格することはない。だが、神格第2位の付喪神や鬼なども存在し、例外も多い。降格については「格落ち」や消滅(後述)となる。一般的に神から付喪神の上級までが「神」「上位存在」と呼ばれる。



挿絵(By みてみん)



 神格は高ければ高いほど、自身の行使可能な能力・権能が高くなり、効果を及ぼせる地理的・空間的範囲が広くなる。すなわち、上位の存在ほど、他者への影響力が大きく、最上位ともなると自然現象(自然の理)にも影響力をもつ。

 ただし、神によっては効果範囲は変わらないまま、能力が飛躍的に向上することもあり、この違いは神のスタンス(在り方)に依拠するところが大きいが、土地神に多くみられる傾向にある。(特定の土地では驚異的な能力を発揮できるなど)


 神格は主に自身以外の存在からの信仰の篤さによって変動する。例えば大衆に広く信仰されると格が高まり、反対に信仰が断絶した状態が長期間続いたり、他者の在り方や自然の理を著しく乱してしまった場合などは格が下がる。

 そして、信仰が断絶して久しいと妖怪などへ零落する「格落ち」や、場合によっては神格の消滅が発生することもある。ただし、「長期間」「著しく乱した」とはどの程度であるか、それらは誰が判断し、格付けを行っているのか、といったことは神格第1位の神の中でも一部の神しか知りえない情報であるとされる。


 下級の神と上級の土地神は理論的に同格であり、上下はない。だが、儀式において神を複数柱喚ぶ場合など、序列を付けなければならない場面では下級の神を優先させる。

 これは神格が低い方から喚ばなければならない、というルールのためである。ちなみに御帰還(おかえり)の際は高い方から御帰還いただかなければならない。

 しかし、長く行われている祭りや儀式などは神格の上下に関わらず、習慣的に順番が固定されていることが多く、そのような場合は習慣が優先される。また、神託などにより本神が認めた場合もその意思を優先する。

 このルールを守らなかった場合、神の怒りに触れることは必定であり、いかなる神罰が下ってもおかしくはない。神罰によって、生涯子供ができない呪いをかけられたり、幻覚に欲情するようになったり、特定の方角に向かうと足がしびれるようになったりという事例が専門家によって報告されている。


 上位の神などは現実世界には存在せず、別世界に位置する神々の世界(「高天原」)に存在している。そのため、彼らに用事がある場合はこちらの世界に召喚する必要がある。だが、召喚に必要な物品や条件は神々により異なるうえ、召喚に応じてくれるかどうかはその時次第である。

 上位の神は本神の意思とは関係なく、「高天原」に存在するだけで現実世界に影響を及ぼすことが多い。そのため、基本的に彼らは現実世界に積極的に介入しない。だが、オシラサマ(2)など一部の神は「人間との交流」などを目的に介入してくることがあるとされる。


 基本的に神は相手と同等、あるいはそれ以上の神格を持つ相手でなければ姿を見せない。

 その上で姿を見せたとしても、人間は神格第6位以下の存在しか視認できず、もや、あるいは発光体としてしか認識できない。まれに神格第5位までの神の姿を視認できる人間も存在するが、一部の才能のある人間に限られる。

 鬼の場合、能力のあるもので神格第3位まで視認でき、一般鬼は神格第4位以下までしか視認できないが、鬼神や鬼に縁のある神の場合、神格の高さに関わらず鬼であれば誰にでも視認できる。

 ただ、姿を見せるかどうかは完全に本神次第であり、神によっては誰にでも姿を現す神も存在する。しかし、その場合であっても本来の姿ではなく、仮の姿で現れることが多い。

 龍蔵国やヤマト=サクラ皇国では召喚した神の正体を見極め、神格の上下を確認する職能者を「審神者(さにわ)」と呼称している。(3)



〈真名・仮名について〉

 神格第3位までの存在は真名(まな)をもち、召喚の際に使用されたり、公的な儀式の場で使用される。

 召喚者が神の真名を知っているということは、その正体(実態)を知っていることと同義であり、同時に神の弱点も把握し、その神を従えることができるとされる。

 そのため、神の真名を知るのは代々儀式を行う者や親しい者などに限定されており、一般人や儀式以外の日常場面では仮名(かな)を使用することが原則となっている。また、一般的に神格第3位以下は真名を持たず、仮名だけをもつ。


 人格神は人間や魔法使いなどが神格化された存在であるが、彼らの場合は生前につけられた名前(本名)がそのまま真名として扱われ、生前の役職名や著名な通り名などが仮名という扱いになることが多い。だが、あまりに著名な通り名であり、本名を自称した方が正体を看破されにくい場合などは本名が仮名となることもある。


 専門家によると真名は漢字で表記され、仮名はひらがな、もしくはカタカナで表記しなければならないという決まりがあるという。当wikiでは神名をカタカナ表記で統一することが推奨されている。【ノート参照】

 また、とある審神者によると、まれに真名の漢字表記には複数存在する場合があり、漢字の違いにより、同じ神を指すものであっても、やや異なる側面・性質の神として顕現する可能性がある。そのため、召喚したい神の真名は正しく書かなければならないという。



〈付喪神について〉

 付喪神は「神」の末席とされるが、やや特殊な存在である。詳しくは個別記事を参照していただきたいが、彼らは人間の集団(社会)の中から顕現する神であるため、「個人(道具の主な愛用者)」や「仲間」「協調性(あるいは調和)」を重視する傾向がある。それゆえ、相手に関わらず視認できる姿であることが多い。だが、その一方で、認めた相手以外には本来の道具の姿を見せない、あるいは自身の本体となっている道具を触れさせないということも多い。(これが壊されると消えてしまうため)

 また、彼らは基本的に現実世界にいる存在であるため、召喚によって喚び出すことは出来ず、上位の神格であっても真名を持たないという特徴がある。(4)



〈土地神について〉

 土地神は地域で信仰されている土着の神や川、山の神といった神々である。彼らは自身の神域(管轄地域)を守護する存在であるが、守護する範囲によって、おおよそ


 地区全域>特定地域>町>村(集落)>家>建物(例・蔵など)


 という順番で格付けがなされる。

 

  以上、神格についての説明であるが、神や神格については例外や各国・地域による慣習による差異が多く、体系化されていない。そのため、本項目では専門家による統一見解や一般に広く理解されている情報のみ参照している。


註釈

 (1)一部専門家は付喪神と生物神の間に人格神を順位づけているが、全世界審神者協会が発表している公式見解によると、人格神は神によって多種多様であるため、一般化することは難しいという。

 (2)ヤマト=サクラ皇国に存在する「比翼連理鉄道」の創業者の一柱であり、現在も運営に関わるとされる神。神格第4位の土着神である。ときおり、遠野駅などに旧式の駅長服を着た謎の人物が出現することがあり、笑顔で乗客を送り出す姿が目撃されているが、この人物がオシラサマの仮の姿なのではと噂されている。常にカラフルなハンカチを腕に付けているため、現地住民からは「ハンカチの駅長さん」と呼ばれている。

 (3)彼らは公的機関に所属する公務員であり、公的な儀式の際は必ず同席し、儀式がつつがなく進行するようにサポートしている。また、付喪神の発生を見極めるのも彼らの職能である。

 (4)特に刀の付喪神などには製作者などにより、本体に銘が刻まれている場合が多く、これを真名と捉えることもあるが、実際は真名ではなく仮名である。どの名前で呼ばれたいかというのは本刀次第であるが、公的な場面では銘で呼ぶことが習慣となっている。

付喪神の個別記事については現在作成中です。しばしお待ちくだされば…

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