まあ、うん、終わったね。
お久しぶりだぁ、そろそろ落ち着いて来たんで更新を早めようと思う。
「あぁ・・・・・・・やっと、開放された・・・・・・」
ここは双羅達が使う宿部屋。そこで双羅は死んでいた。
◇◇◇
決闘から三日経った。その三日間があまりにも濃すぎたのだ。
決闘が終わってから、「不正だ!これは反則だ!こんなの聞いてない!」と騒ぎ出すクライセルと、それを止める一行。終わったと思ったら、なぜかどこからともなく三人の貴族が登場。しかもクライセルの父とメリアの両親だった。このときメリアは、
「やっぱり、あの悪寒は・・・・・・」
と、小声で語っていたそうだ。しかも、その両親が「わしの勝ちじゃ」「ああ、負けてしまいました」とか小声でやり取りしていて、小銭を渡しているところなんてたぶん幻だろう。きっとそうだろう。
で、登場した貴族達と宴会。貴族達の、魔道具に対する興味が半端なかったが、強引には聞いてこなかった。でも精神がだいぶすり減った。主に俺とキクが。
それで次の日は、あの鉈の人が現れ、強制的にパーティーへ加入、というか乱入。即クエストという流れ。乗り気なのはアサン、トルナロの剣士組とロイクぐらいだ。俺とキクは巻き込まれた形となる。
ちなみに、メリアは明日まで帰ってこないそうだ。
で、夜は酒乱の嵐。鉈の人はユーペスと言うらしい。で、そのユーぺスに酒を飲まされ、アサン、俺は轟沈。
ちなみにユーペスさんは40過ぎの親父という感じで、茶色の髪をオールバックにした人だった。瞳は青色。非常に眼帯が似合いそうだ。
ロイクはなんか回避していた。キクは子供なのでさすがに自重したらしい。トルナロは酒に対する耐性が強いらしく、酔いながらも轟沈はしなかった。俺とアサンを引きずって宿まで歩いていったらしい。もちろん強化術を使って。
宿の人が言うには、
「男二人を引きずって、酔っている女の人なんてはじめて見た」
らしい。そりゃそうだろう。当たり前だったらびっくりだ。
で、最後の日。コレが一番大変だった。
まず朝起きると、二日酔いになってるが、それはあまり関係ない。目が覚めたら、床に転がっていて、トルナロに抱き着かれていた。その隣で、同じく床に転がり寝ているアサン。きっと連れてきたはいいけど力尽きて寝落ちしたんだろう。が、これはまずい。色々拙い。しかも「ソウラ・・・ん・・・・えへへ」とか聞こえてきます。離れようとするが更に強く抱きしめられる。解けないことはないが、そしたらトルナロが起きるしなんか申し訳ない。
どうしよう、こんなエロゲもしくはギャルゲみたいなシーン要らない。
ちょっと拙いぞ。いくら俺に好感を抱いていても、これはいかんぞ。
少し目線をあげると、ベットの上でロイクがニヤニヤしてた。くそう、アイツめ・・・・・・。
結局、開放されたのはトルナロが起きてから。自分が抱きついていることに気が付くと、慌てて離れた。しかもその後、顔を真っ赤にし、うつむきながら小さな声で「ごめんなさい・・・・・・」とか言うし。
可愛いとか思っちゃってる自分がいるし。おい大丈夫か自分。耐えろ、じゃないと社会的に終わるぞ。
いやもう終わってもいいんじゃって思うほど可愛いが自重だ。
なんとか自分の野獣を抑え、朝食を済ませた時のことだ。
昨日居なかったメリアが、始めに会った時よりも疲れた顔になって帰って来た。なにがあったのか聞こうとすると、いつの間にやらメリアの両親が。しかもなんか商人、って感じの服装で。
とりあえずお茶を出してもらい、テーブルについた。
ここに来た理由は、俺を雇えないか、ということらしい。・・・・・・・ていうのは表向き。
丁重に断った後、父親の方に連れて行かれ、他の人と離れた場所に来た後、悪巧みを聞かされた。クライセルに関してのことらしい。
なんでも、クライセルがああなったのは、とある貴族と商会のせいらしい。で、その商会を潰し、貴族を没落させるために必要なことを手伝って欲しいと言われた。
そこで疑問に思って聞いたことが、伯爵の地位についているなら、潰すのに俺なんかの力なんか必要ないんじゃないかということだ。娘が実際に被害にあっていて、伯爵の地位パワーがあれば潰すのなんて楽だろうと思った。
それは可能だが、他の被害者がいた方が事が楽に進んで行くらしい。・・・・・・という事もあるんだが、一番の理由は「面白そうだから」という商会と貴族が可哀想になる理由。
ちなみにその商会はちょくちょく人攫いをしており、そうするようそそのかしたのは例の貴族。というわけでいつでも潰すことなんて可能らしい。まあ、潰す理由はあるだろうが、流石に面白そうで潰されるのは哀れだと言えよう。
で、その手伝いというのが、商会に潜入している部下にメリアを攫わせる、そして俺と他の部下がメリアを助け出し、そのことを理由にヘルクス家当主、つまり目の前にいるこの人に報告。それを理由に追い込むらしい。で、その商会に人攫いをさせるようにそそのかした貴族も追い込むというものだ。
一見すると難しそうに聞こえるが、実際は着いて行ってメリアに会って案内されるままに出て行って終了だ。要するに茶番だ、茶番。
とは言っても一応敵地に侵入するわけで、気は引き締めないといけないだろう。それなりに演技もしろと言われた。
◇◇◇
で、終了後。感想、つかれた、手の込んだ茶番。以上。
あとメリアから感じる視線が変わったって言うか、なんていうか。とりあえず、うん、どうでもいい。
俺に分かることは、もうこの一件は終わったってことだ。
二○十五年三月十三日、ユーペスさんの外見に関する文を追加しました。




