レイクレイン街
かなり?遅れました、すいません。
次も遅くなる事が確定しております。すいません・・・・・・
「まあ、こうなると思ってたよ。予約しておけばよかったなぁ」
「ちくしょー、見れると思ってたのにさ」
現在、レイクレイン街の通路。人が凄い居るんだが。
この街に入る時点でかなりの行列だったし、来たら来たで湖が見れない。その理由は予約だ。
この街の湖を見ようとする人があまりにも多く、最終的に宿つきの予約制になったそうだ。
で、ルア・・・・・じゃなくてメリアもこの事は知らなかったらしく、予約も何もしていない俺達は見ることができないそうだ。第一、予約は貴族でいっぱいなので、果たして一般人が予約を取れるかどうかというところだ。
「まあしかたないね。というか、アサン君さぁ、湖より食べ物の方が楽しみだったんじゃない?」
「そんなことはないぞ。湖の宿に泊まれなくて残念だ。あそこの飯はかなりうまいって聞いてたのに」
「結局は食べ物じゃない、あはははははは!」
そういって、二人は先のほうに歩いてった。あれ、二人ってこんな仲よかったっけ?なんか知らんうちに仲良くなっとるな。並ぶと恋仲の二人みたいだな。
「とりあえず、ボクたちが泊まる宿を探そうよ、ソーラ。もうすぐ日が暮れそうなんだけど」
「そうだな。おーい、そこ二人。ちょっと戻ってこーい」
「あいさー」「わかったー」
◇◇◇
「こちらの鍵をどうぞ。部屋は11、12です。紛失すると銀貨5枚なので気をつけてください」
鍵を渡してもらい、みんなのところへ。
現在、レイクレイン内で二番目に大きい宿。しばらくはここに泊まることにした。
「ここも鍵渡してもらえるのか・・・・」
「珍しいねぇ。あんまこういう所知らないや」
ロイクも珍しいと言っている。鍵を渡してくれるのは、ラウ街とレイクレイン街だけか?
「ここ、お風呂あるんでしょ?ボクは先に入ってるよ」
「ん、じゃ俺も行くかな」
「あ、俺も」
「結局全員だねぇ」
◇◇◇
「で、なんでロイクがここに居るんだ?」
「ああ、言うと思った」
ここは男風呂の脱衣室のハズなんだが・・・・なぜロイクがここに居る。と、普通は思うだろう。だがしかし、俺はまったくそう思わない。
「ロ、ロイクちゃん!なんでこっちに・・・・・・・・早く女風呂に戻ったほうがいい!」
「うん、やっぱアサン君気づいてないね」
「え?」
「僕は男ですよ~?」
「え!?」
おや、アサンは気づいていなかったようだ。俺はどうかって?まあ、可能性の内に入れていた。
孤児院での経験は割と役に立つ物だ。拾われてきた子供の中に、中性的な顔の子が一人居て、成長しても中性的な顔は変わらないし、男にしては高い声で、女にしては少し低い声は特徴的だったので、実を言うと「コイツ男じゃないか?」とひっそり思ったこともある。女にしては行動が大胆だからな。
で、アサンは気づいてなかったが、俺も孤児院にああいう子が居ないと気づいてなかっただろうから。お前が鈍いとかじゃなくて周りが特殊なんだ。
「なあ、ソーラ・・・・・・お前、気づいてたか?」
「ん、まあ・・・・・」
「アサン君は中性的な顔みたことないのかな?」
「普通誰も見ないはずだが。ロイクみたいな人が特殊だからアサンに問題は無い」
◇◇◇
「落ち着く・・・・」
「お兄さん風呂好きなの?」
「なんかに浸かると落ち着く」
「へー」
やっぱ風呂はいいな。落ち込んだ時はよく水をはって浸かったな。翌日決まって体調を崩すが。
なんかに浸かると落ち着くんだよなぁ・・・・・・これは本能的なアレか?
「なあ、ソーラ。質問していいか?」
「ん?なんだアサン」
「・・・・・・・お前、何でロイクの隣で平気な顔してんの!?」
アサン曰く、「女みたいな奴の隣で、よく平気で居れるな!!」らしい。
「う~ん・・・・・なんでかな?」
「俺が聞きたいわ!」
アサンはロイクに近づけないらしく、一定の距離をとっている。傍から見るとへっぴり腰なので面白い。
「お兄さん、女の子とお風呂入るのは抵抗ない人?そういうプレイが好みなの?」
「勝手に・・・・・まあ、女の子と一緒に入ること自体は問題ないな。あくまで『子』だが」
「僕は子供ってこと?」
「それ以前に男だろう」
「ソーラ、まずなんで抵抗が無いのかを問い詰めたいんだが・・・・・・」
アサン、焦るな。
「俺は孤児院出身だからな。周りの子の世話をしなきゃならんし、風呂が怖いから一緒に入ってとか言う14の子が2人居たからな・・・・・・」
ちなみに、その内の一人は中性的顔面の子で、大朗家に強盗が侵入してきた際、石を投げた子だ。
「14の女の子が怖いから一緒にって・・・・・・・」
「何お兄さんロリコン?」
「違う。俺はノーマルだからな」
◇◇◇
「ああ、やっぱり」
「メリアちゃんもかよ・・・・・・・」
風呂上り。メリアと合流し、先ほどの話題を教える。ロイクが男であることに、こちらも気づいていたらしい。
「というか、ボクは自分のことがあるしね」
「ああ、男装貴族か」
「それ悪口として受け取ってもいいかな?」
「メリアちゃん、貴族だったのか・・・・?」
アサンは色々一気に知って、とまどっている。鈍いとは言わない。ここが特殊すぎるのだ。
異世界から来た鍛冶屋と、家出した男装貴族。そして女顔の夢属性魔導士。
なんか、アサンが一般人に見えなくも無いが、剣術や体力などで一般人とは言えない、一級の天才だ。
「なんか・・・・・・・俺がおかしいのか?」
「いや、おかしくはない。周りが特殊・・・・・・・だと思う」
「キミもなんか特殊なんじゃないかな?体力とか」
・・・・・・うん、アサン。お前がおかしいんじゃなくて、やっぱ周りが特殊なだけだ。




