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魔術魔法

 翌日、朝。

馬車に乗り、数時間経った頃・・・


「ん?」

「あ、ピル」


 魔物と遭遇。

ルアがピルと言った魔物は丸っこい胴体に頭からは長い耳が生えていた。

一言で表すと、あれだ。「ファンシーな狸と兎を合わせたなんか」だ。

こっちを警戒しているのか、すぐに襲ってこない。ただ、じりじりとこっちに迫ってくるが。


「どうする?」

「・・・いや、あっちはやる気っぽいよ」


 ピルに目を向けるとこっちに駆け出す体制になっている。

それを確認して、俺とルアは馬車を降りた。

う~ん・・・・馬車に乗ったらいちいち降りなきゃな。あと、急に襲われる、死角が多い。


とか考えていると、ルアが攻撃を始めた。

ルアは双剣?を持っていて、腰に小さめの弓がある。革っぽい軍手をしていて、その軍手には何か彫られてる。


ルアが近づくとピルは反応して、突進した。結構早い。

しかしその突進を体を横に逸らして、自分の真横に来たピルの首を縦に斬る。

すると、血を大量に出してピルは倒れた。


・・・・あれ、俺いらなくね?

ルアはすごい、なんて言うか、流れるような自然な動きで倒したんだよね。しかも斬る場所も正確。

あれ?なんで俺居るんだろ。


「なに突っ立ってんの?行くよ」

「ん・・・」


 今の、俺だったら避けて、通り過ぎたら弓で攻撃。で、金槌で追撃だったな。追撃するとき攻撃を食らうかもしれなかった。

すごいな、ルア。


「そういえば、ルアってどういうスタイルなんだ?」

「どういうって・・・・」


 スタイル的には、双剣を主に氷魔法、あと、親などしか知らないが薬品で毒など、いわゆる異常状態で攻撃。氷魔法で足止めしたり、双剣を使ったスピード型らしい。まあ、本人は双剣の重さを利用した戦いと言っているが、早い。


ちなみに俺のスタイルは弓で目潰しした後、金槌で追撃。もしくは金槌で攻撃、避けるを繰り返す。


そして、俺が一番気になることがあるんだが、まあ今日の夜でいいだろう。



◇◇◇



「なあ、魔術と魔法ってどう違うんだ?」

「え?」


今現在、夜。

非常食っぽい物を食べている途中。

昼間気になったことをルアに聞いてみた。


「魔術と魔法の違いは・・・・」


 まあ、教えてくれた内容は以下の通りだ。


 まず、魔術とは・・・・

魔力を使い、しっかりとしたイメージを思い浮かべることで形を成す物。魔術さえ操れれば使える、簡単な術だ。

例えば、火を撃つことを思い浮かべ魔術を使うと火の玉を撃てる。雷を想像することで雷を放つこともできる。

魔術は思い浮かべることで新しく術を創る事ができるのでオリジナルが多い。

そして当たり前なんだが、派手な物や威力の高い物、規模が大きいなど、必要な魔力は大きくなっていく。

そして、自分にあった属性が必ずあるんだとか。



 次、魔法とは・・・・

決まった魔法陣、呪文を必要とし、その種類によって魔力の消費量が違う。

そして、魔法を使うには才能に近い、属性という先天的なモノが必要。

この属性というのは、四大属性である火、水、風、土と、元魔素げんまその光、闇、星、夢だ。

元魔素は特殊だが、星と夢は特に特殊だ。

属性をもって生まれてくる人は人類全体の三分の一。その六割は四大属性で、あとの四割は元魔素をもって生まれてくる。

そして、普通は属性を一つしか持っていないが、二つ三つもって生まれてくる者もいる。

 ちなみにルアが使っている氷属性だが、あれは水属性の上級だ。

それぞれの属性には上級が存在する。

火は爆。水は氷。風は雷。土は鉄。 光はせい。闇は重。星はしょう。夢はあや


その他に、『強化魔術、魔法』という体などを強化する魔術などもある。


そして呼ばれ方だが、魔術だけを使う者を魔術師。

四大属性の魔法を使う者が魔法使い。元魔素の魔法を使う者が魔道士。

あとかなりレアなのだが、四大属性と元魔素の魔法を使える者を賢者というらしい。

更に、すべての属性を持つエレメンタルマスターなる者も存在したらしい。


 後ついでなのだが、魔術工業者の使う魔術は無属性という少し特殊な属性なので魔術師と呼ばれないんだとか。


 これが魔術と魔法の違いである。

それと、魔術を使う際にその術の名前を言ったりするが、あくまでイメージを強くするためであり、別にあまり必要ないらしい。



(というか、あの師匠・・・・。俺を召喚したってことは、星属性を持ってるってことに・・・・いや、確か本人はアレを”古代魔法の一部”って言ってたっけ・・・?あ、それは転移魔法の方か。しかも一応『魔法』だし。という事は、結局星属性を持っているのか?)


 どうしよう、あの人。すごいけど色々残念で今更尊敬できない、できそうに無い・・・・・


「・・・・どうしたの?」

「いや、なんでもない」



食後はそれぞれの作業へ。

俺はいつもどうり鍛冶へ。ルアはなんか、薬品を調合するとか言っていた。ちょっと興味があるが、また今度にするか。


(そういえば、なんかあるとすぐトルナロと比べるな。それだけ印象が強かったのか?半年くらい一緒にいたし。・・・・あれ?なんだろ、すげえうずうずする・・・・)


 この気持ちはなんだろうと考えつつ、いつもの作業を始めていた。



わかりにくてすいません


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