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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
99/111

年齢は人の見方で変わるもの

夢子が誘拐されてから1ヶ月が経ったが仕事に行かずに探しているが未だに消息不明だ


「お腹減ったな」


あれから白米しか食べていないから当然空腹になりやすい


(生野菜でも食うかな〜)


と考えてたときに玄関からゴトッと音がして向かうと響香が倒れていた


「大丈夫か響香!」


と言って顔を見ると気絶していた


「病院に連れてやるからな」


と響香の腕を自分の首に回して立とうとすると力が抜けて一緒に倒れてしまい、意識が朦朧としてくる


(ヤバい、ヤバいこのままだと最悪死ぬかも)


と考えてると後ろから声が聞こえたが誰の声か分からなかった






そして目覚めると知らない天井が見えた、上半身を起こそうと腕を使うと何かに引っかかっていた


「なんだこの透明なブニブニとした、気道か?にしてはキモいしなんか透明な袋の水が通って私の腕に....」


と何なのかよく分からん物?を触ってみるがさらに分からん


「引っこ抜いて...」


「やめてください、それ点滴です」


と声がした方向を見ると黒川学園の理事長が焦っていた


「何だ?点滴って」


「わかりやすく言うと栄養剤を液体にして身体に入れるんですよ」


「なるほど」


とわかりやすい説明をしてくれたので問いただしてみる


「なんで貴方がこんなところにいるんですか、理事長先生」


「それは貴方たちを私が運んだんですよ。びっくりしましたよ、課題などを渡そうと家を見ると二人とも倒れていたし」


「そうなんですか、ありがとうございます」


と感謝を伝えるが更に聞きたいことが、いや聞き出さないといけないとこがある


「ところで理事長先生は子供を戦争に行かせるようなことをしているのですか?」


「それはですね、能力科と魔法科の生徒には戦争に従事してもよい制度を私が持ち合わせていてですね、それで本人から許可をいただければ行ってもよいと...」


「だったら理事長先生が詐欺紛いなことをすれば簡単に許可をいただけるのでは?」


「そんなことをするわけありませんよ、子供の命こそ、未来の命であり世界の財産なのですから」


「では調べによれば東郷くんと宇津海くんがいく先々で襲われているのでしょうか。普通ならこんなことに遭うなんて相当あり得ませんよね」


「それに関しては運が良くなかったと言うべきでしょうか、でも生還するほどの実力は我々講師が監修していますので」


「なるほど貴方は関係がないとおっしゃるのですね、ではなぜ貴方が夢子が誘拐されたことを響香に伝えれたのですか?私は警察にしか伝えてないのですが」


「警察の方々から知らせてくれたのですよ」


「でも私は警察に聞いてみるとそんなことはなかったと言っているのですよ、それにこんな夜更けに来るなんておかしいでしょ、あなたが誘拐したのですよね黒川夜千代さん」


と言っても焦るどころか汗一つすらかいていない


「私なら出来ますがそんなことをする必要がないので違いますよお嬢さん」


「気持ちわるいな、私の歳ならクソババアが妥当なんじゃないのかな」


「いえいえ“私”から見たら貴方はまだそんな年齢ですよ。まあ一つ言っておくと夢子さんでは無く響香くんを狙っているでしょうね、私からは以上です。では失礼しました」


と言って出て行こうとするので


「ちょっとまって、どういうこと!」


と荒げた声をだすが聞かずに出ていった

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