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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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族長

(ここ2年間俺病院ばっかり行ってるな)


何度も見た天井を眺めながら考える


(なんでこんなところに居るんだ?偽物に会って家に帰ったはずだよな、それで何かに頭が当たって...)


「おはよう、いやこんばんはかな?響香くん」


と本当に毎回理事長が病院にいるのなんでだ?


「聞きたいこととかが多分あるだろうけどとりあえずこの魔具を渡すよ」


と言って魔具刀「鷹尽たかつき」を置いてそのまま窓に腰を置いて


「私はこれから何が起こるか予測できるけど何も手伝わないから、君の成長を楽しみにしてるよ」


と言った瞬間落ちてった。


(あの人化け物の類か何かなのか)


と考えるのは意味ないのはいつものことか


(まあ気楽に休むか、報告が来るまで暇だからな。寝よ)


次起きたのは夜の八時だった。



〜〜2ヶ月後〜〜


私が誘拐されてから早3ヶ月、苦しいことや卑しいようなことすら何も無かった。


(本当に私は人質なんですね。食べ物は粗悪とは言えませんが薄かったのは空腹を紛らわせるためなのが忍者らしい。それに一畳の畳部屋だけといえど暮らしやすい、あと手紙を送れたら文句はないのですが)


この暮らしにちょっと慣れてしまって家事が出来るかわからなくなってきた自分が少し恥ずかしいと思いながらお茶を啜っていると族長さんがお呼びと伝えられた。


「何でなのでしょうか」


「知りませんし、お伝えすることはできません」


と私を囲う数人の中で女性の人が答えてくれた


(移動するたびにこの人達いるけど誰一人として変わりませんよね、なんでなのでしょうか)


と考えてるとすぐに着いた。


「お入り下さいませ魂壊様」


と言われた通り中に入ってからまず目に着いたのは大量にあるお面だった。

天狗や狐、鬼、般若、小面にひょっとこなどなど全て置いてあり、目の前にいる人もその一つであるおたふく面を被っていた。


「よく来てくれた、いや連れて来させてしまったね魂壊くん」


「こんにちは族長さん」


「族長さんとは恐れ入ったね、まあ合ってるけど」


と意外と明るかったし楽しそうな声に聞こえた


「とりあえず、君を連れてきたのは知ってると思うけど響香くんを[捕まえる]か[殺す]かのどちらかなんだけどとりあえず君に謝っておく」


「なんででしょうか?」


「日露戦争あったでしょ、あのときに挟撃する作戦になったのは僕の部下がしたことなんだよね、だから謝る。だけど僕たちが何をしたいかがわかってくれて、君は何もしないという条件でここに居てもらうけどいいかな?」


「響香くんを殺さないなら」


「出来るように頑張るよ。まあ捕まえて僕の手駒として働いて父親の借金を返してくれるならなんでもいいんだけどね。彼女もそうしてくれたらよかったのに」


と了解してくれたことでいいのかな?


「まあそんなことより恋の話でもしよ」


と女子みたいな話になった。

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