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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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驚くんだ

「おつかれ〜どうだった戦争は?」

と呑気に聞いてくる理事長はいつもどおりだった。

「前に見た時より経験したときのほうが命の危機を感じました。相当な理由がない限り二度と行きたくありません」


「それならよろしい。殺しを楽しむような奴なら退学にさせるつもりだったけどよかった。良い芽だからね、君も」


となんか意味がわからないことを言いながらニヤニヤしている。


「そんな世間話はこれで終い。良い話と悪い話のどちらから聞きたい?」


と謎の質問をしてきた。

(最近流行っているのか?まあ下げて上がるほうがいいか)

「悪い話からで」

「OK。悪い話は瀬戸沼先生がほぼ確定で死んでいることだ。まあ君たちを生かすことと国を守るための犠牲になったんだろうね、そして君の寿命が3年減っていることだ。で次は......」

「まってまって、瀬戸沼先生死んだんですか」


普通に語る理事長に吹雪以上の冷たさを感じる。だけどどこか寂しさがある


「彼の能力が[自爆]だからね。いつかこうなるとは思ってたけどね。そして寿命については君自身が“代償”を使ったからしょうがないとしか言えないね。そんなに追い詰められていたのか」


「俺も使うとは思ってませんでした。そんなに減っていたんですか、一年程度だと思ってましたが」


「君の魔力量が多いし、過剰症が影響したことが原因でもあるけどそのおかげで君の命があると考えてたら安いと考えよう」


と話を聴くとひとつの違和感がある。


「なんで減ったのに助かっているんですか?」

「それはね〜、君に回復魔法が使えるようになったからだよ。ちなみにこれが良い話ね。戦っているときに雷鳴が聴こえなかった?」


と言われて振り返ると晴天の青空なのに二度も鳴っていた。


「二回ほど鳴りましたけどなにが関係するんですか?トリレス=フォーレンがずっと話しかけてきましたけど」


「すごい戦争だったんだね後で聞かせて。まあ置いておいて、それは『雷撃』と言って魔力同士のぶつかり合いでたま〜〜に起こる現象だ。威力は通常の数倍の威力になりゾーンに入ることができる。そして回数ごとに自身に更なる変化を与えるんだ」


「色々ありますね。変化はどんなことがあるんですか?」


「一回目は魔力総量が増えて回復魔法が使えるようになる。二回目は新しい魔法または能力を得て出力が上がる。三回目以降はその時に話そう。

つまるところ君は新しい力と回復魔法を手に入れたわけだよ」


(と口頭だけで結構な説明をしてくれたけどなんでこの人は知っているんだ?)

「そうなんですか。でも新しい力も総量も増えたような気がしないのですけど」


と聴いてからの疑問を聞くと驚いた顔をして

「はぁ?」の一言で静寂になった。

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